気になる！「カラダの左右差」｜細貝メルマガバックナンバー

気になる！「カラダの左右差」

2023年10月15日

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　皆さん、いかがお過ごしでしょうか？ジムではクーラーをつけたり、暖房をつけたりと・・・。気温差が日によって大きく、自分も含め体調を崩さないか心配です。

　さて、今回のタイトルは、気になる！「カラダの左右差」をお届けいたします。やはり左右のバランスなど差が大きいと気になりますよね？マッサージに行っても片側が凄くこっています！など言われたことあるのではないでしょうか。

　トレーニングでもどちらか片方が凄く苦手・・。そんな方は本当に多いです。ここでお伝えしたいのは、ほとんどの方がそうであるということです。

　あまりにもその差が大きい時には改善しなくてはいけませんが、小さな左右差は過度に心配しなくて大丈夫です！

　まず、そもそも、人間の構造は左右非対称です・・。えっ！左右対称でしょ！と聞こえてきそうすが、臓器や利き腕や利き足などの影響で、完全な左右対称には見た目はそうであっても、中身までとはいきません。

　中でも大きな影響を与えているのが人体最大の臓器である「肝臓」です。肺などと異なり、肝臓は１つだけであり、右側にあります。

　もうこの時点で重さの左右差がありますね・・・。左にもあればいいのですが、そうはなりません。さらに、心臓もやや左に回旋しています。

　そして何と言っても、最も左右差が大きいのが「横隔膜」です。これも知らない方がほとんどだと思います。

　横隔膜は呼吸に最も重要な筋肉であることはご存知かと思います。ではなぜ左右差があるのかといいますと、前述の通り、肝臓は右側にしかありませんので、横隔膜も肝臓に押し上げられるため、右側の方が高く、左側の方が低い構造になるからです。

　では、今度は脳から見た左右差を考えてみましょう！人間は右利きの人が約90%と言われております。右手の細かな動作のコントロールは左脳が行っていますので、基本的には左脳が優位な人がほとんどというわけです。

　司令塔である脳も左右差があり、バランス良くとはなかなかいかないようですね。つまり、内臓の左右差が姿勢の左右差を生み、脳の左右差が動作の左右差を生むことで、左右差を拡大していくという負のサイクルというわけです。

　そんな左右差によって、私達は身近な行動でも偏りがあります。皆さん「左回りの法則」というのをご存知でしょうか？

　これは人間は自然と反時計回りに行動してしまうという説であり、スーパーやコンビニなどもこの法則に基づいて商品の陳列を行なっております。

　これは、心臓が左にあるから」説、「右側にある肝臓が重いため、バランスをとろうとして重心が左側に移るから」説など・・・。もしかすると聞いたことあるかもしれませんが、特に科学的な根拠はない様子です。

　では、今回はこの左回りの法則を別の視点から解説していきたいと思います。まず人間は利き手と同様に「利き足」というのがあります。そしてなんと...。約90%の方が利き手とは関係なく、ボールを右足で蹴るといわれております！

　この事から多くの人の利き足は「右利き」なので、右足で地面を蹴り、左足を軸足として方向転換するのが自然的です。歩行時で考えると右脚は高くあがり前に出しやすく、左脚は長く地面に接し重心を安定させることが得意というわけです。

　そんなこともあり、体が左側に回転しやすいので、これを活用し、コンビニやスーパーなども売れ筋商品を左回りする人の目に留まりやすく配置しているというわけです・・・。びっくっりですよね！

　そう考えると納得がいくことがあります・・・。陸上のトラックなどなど・・・。左回りですよね！これが関係していたわけです。

　もちろん、心臓が左にあるため・・・。などの説もありますが、いろいろな要素を考えても左回りが正解のようです。

　本能的に左足（左側）が軸になりやすいので陸上のトラック競技や野球などはすべて左足を軸に回る左周りというわけです。逆の右周りだとタイムは悪くなるという結果も出ているほど・・。

　今回このような内容を書いた理由は、そもそも構造上、日常生活、競技・・。どれを見ても左右対称でバランス良くとはいかないことを知ってもらいたい。そんな気持ちで書きました。

　ここで重要なことは、小さな左右差が積み重なって、大きな差になるということです。ここを気を付けなくてはなりません。

　上記のような身体の左右の使い分けが長期に及ぶと筋肉のコリの左右差が大きくなり、カラダは左右アンバランスな状態になってしまいます。

　『いつも同じところが痛む』または『右、左どちらかが特にコリやすい』というのも、全体のバランスの崩れの氷山の一角であることが多いです。放置しておくと、様々な不調を引き起こします。

　では、どうすれば良いのか？左右差が出てしまうのは仕方ないでは話が終わってしまいますね(笑)答えはズバリ！早めに気が付いてあげることです！！

　それにはやはり運動が重要となります。結局ここにたどり着くのです(笑)僕は良く「カラダとの会話」と言っておりますが。

　ストレッチやトレーニングをしていて、片一方が硬い、力がうまく入らない、バランスがとれない・・。必ずあると思います。そんな時はこのメルマガを思い出してください。

　もともと左右非対称であること、そしてその差を大きくし過ぎないことを。過度に心配する必要はありませんが、必ず硬い方であれば、少し多めにストレッチする。弱い方は１セット多くやってみる。バランスが苦手な方は、しっかりバランストレーニングを取り入れる！

　運動をしながらゆっくりカラダと会話するイメージで、左右差がどこにあるか気がついてあげてください！そうすることで、早めの改善につながり、不調が出てくる前に対処できます。

　運動は単純に鍛えたり、筋肉を伸ばすだけではなく、いろいろな変化に気がつく行動でもあります。運動をやらなければ、左右差に気がつくこともなく突然不調として現れることもあります・・・。みなさん、運動でカラダとゆっくり会話してみてはいかがですか？

　では、最後に左右差を感じやすいトレーニングと改善方法をご紹介！全てインスタの動画です。ぜひご参考にしていただけますと嬉しいです！

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それでは体調を崩さないようにお互い気をつけながら次回またお会いしましょう！

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