【印税ってどれくらいもらえるの?】
こんにちは。
出版業界30年
累計発行部数1100万部超
「出版マイスター」
越智秀樹です。
「もうお盆休みに入ったよ~」という人も多いのではないでしょうか。
私は明日、3年ぶりにB’zの生LIVEにいっていきます。
めっちゃくちゃ楽しみ~^^
みなさんも2022年’s Summerを存分に楽しんでくださいね~
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このメルマガでは、
「どうしたらベストセラー著者になれるのか?」
毎週金曜日に「出版のキホン」をお伝えしていきます。
8月にお届けするテーマはこちら↓
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「本作りって、いくらかかるの? もうかるの?」
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「印税」
という言葉を聞いたことはありますか?
「印税」とは、
「発行部数」または「実売部数」に応じて
出版社から著者に支払う「お金」です。
印税率は10%が目安と言われています。
(※出版社や出版実績、企画によって異なります)
印税には2種類あります。
「刷り部数印税」と「実売印税」です。
「刷り部数印税」は、
「印刷した部数」で算出します。
「実売印税」は、
「売れた部数」で算出します。
どちらの算出方式を取るかは出版社によって異なりますが、
計算方法は一緒です。
【定価】×【印刷部数 or 実売部数】×【印税率】
=【印税(+消費税)】
具体的に「刷り部数印税」で計算してみましょう。
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(例)
定価1500円、初版6000部、印税10%の場合
1500円 × 6000部 × 10% = 90万円(+消費税)
印税は99万円(税込)となります。
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「決して悪く金額じゃない」
「1年に何冊も出版すれば、それなりの金額になるよね」
そう思われた方もいるかもしれませんね。
でもね、忘れてはいけないことがあるんです。
本作りには…
「時間」と「労力」がかかるということ!
新人著者の場合、
企画が通るのに1〜2年かかる場合があります。
企画が通っても、
執筆に2カ月、3カ月、半年……
場合によっては1年以上かかることもあります。
ライターさんに執筆してもらったとしても、
取材だけで1カ月以上かかります。
実にたくさんの
「時間・労力」がかかっています。
つまり、かけた労力と時間を考えると
商売としては儲かるほうではありません。
「ベストセラーを出せば、印税が入ってくるじゃない」
と考える人もいるでしょう。
ただ、増刷(2回目以降の印刷のこと)がかかる商品は、
およそ2割と言われているのが、今の出版業界です。
ビジネスとして見た場合は、出版は効率がいいとは言えません。
新人著者の方から、
「本作りがこんなに大変だとは…」
という声をよく聞きます。
・・・・・
なぜ、これほどまでに時間と労力がかかるのでしょうか?
それは、
築き上げてきたすべてのメソッドを棚卸しして、
編集者の手を借りながら丁寧に再構築し、
「本の企画」という形に落とし込んでいくからです。
何となくうまくやってきたことを、
言語化して、体型立てて、整理整頓していく。
この作業に、
ものすごい時間と労力をかけています。
しかし、
丁寧に過去を振り返ったり
失敗や成功の理由を分析したり
スキルや情報を整理していったりすることって、
「本業」を見直すことにもなるんです!
「いいところ」や「強み」がはっきりすれば、
さらに飛躍する手がかりがつかめます。
「ダメなところ」「苦手なこと」がわかれば、
「自分には無理かも思っている読者」に
寄り添うことができます。
本を出すからこそ、
わかることがたくさんあるんです!
だから、
「なかなか本を出せない」という人も、
あきらめずに「自分自身の棚卸し」をしてみてくださいね。
OCHI企画では、
そんな「あなた」の応援をしていきます!
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次回のメルマガは8月19日(金)に配信します。
テーマは「著者はどれくらい費用を負担するの?」です。
お楽しみに!
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OCHI企画
越智秀樹
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