【新人著者さんは、素直さが 最大の武器】
ホテルに缶詰めになって
連日、原稿を書いている
越智秀樹です。
やってみて初めてわかりましたが、
こりゃあ、大変だ~
今までムチャぶりばかりしてきた
自分を反省しました。
著者の皆さん、ライターさん
ごめんなさい。
今さらながら、
皆さんのお仕事に敬意を表します。
――――――――――――
このメルマガでは、
「そもそも本ってどうやって作るの?」
「本を出したいけど、
どうしたらいいかわからない!」
そんな方にお届けします。
==============
ある著者さんと
投資の企画を考えていたときの話です。
その著者さんは、
「投資で最も大事なことはメンタルである」
という考えに、
強いこだわりをお持ちでした。
もちろんその通りなのですが、
それだけだと抽象的過ぎて
エッジが立たない。
そこで何度目かのコンサルの時に、
「いったん、その主張を頭からはずして、
まっさらな状態で考え直してみましょうか」
と提案しました。
しかし著者さんは、
「それは私の考えの根幹です。
はずすことはできません」
「越智さんとは何度も話をして、
僕の考えを十分理解してくれていると
思っていたのに……」
とがっかりした様子。
『人は話し方が9割』
という本を編集したのに、
学んでいない越智秀樹です(笑)
・・・・・・
編集者は、
著者にとって一番の理解者であり、
最大の「味方」です。
著者の持っているコンテンツやスキルを、
最大限引き出して、
売れる本にすべく
日夜脳をフル回転させています。
また、
僕は本を出したい人すべてが、
自分の最大の理解者である
「運命の編集者」と
ベストなタイミングで
必ず出会えると思っています。
しかし、
「運命の編集者」=
「著者の願いをすべて叶える人」
「著者の言いなりになる人」
ではないんですね。
「良薬は口に苦し」
時に「運命の編集者」は、
著者に「NO」を言います。
・・・・・・
USJ再建の立役者である
現代最強マーケター・森岡毅氏は、
こんなことを言っています。
「要領の悪い人は、
『変数』ではなく『定数』を
変えようとする」
「定数」=「変えられないもの」
「変数」=「変えられるもの」
のことを指しています。
そして経験の浅い著者さんはしばしば、
「定数」=「編集者」
を変えようとします。
編集者に、
自分の考えを100%理解して、
100%同意してもらうように、
求めてしまうんですね。
しかし、
「編集者」=「読者の代表」。
「編集者」を変えようとするのは、
「読者」を変えようとするのと同じ。
「自分の切り口やコンセプトを
変える気はないけど、
読者にはわかってほしい」
と言ってるのと同じなのです。
これでは、
編集者を説得して出版できたとしても、
読者を置き去りにした、
「ひとりよがりの本」になってしまいます。
・・・・・・
もちろん、
どんなに優秀な編集者であっても、
100%企画が当たるとは限りません。
「この著者さんには、
この切り口が絶対にいいはずだ!」
と思っても、
はずれることはあります。
むしろ、
優秀な編集者さんほど、
「〇〇さんの企画を断ったら、
別の出版社でベストセラーになって
驚いたよ」
なんてことが起きたりします。
それでも新人著者さんには、
編集者から、
「切り口やコンセプト(=変数)を
変えてみたら?」
と言われたら、
まずやってみてほしいのです。
その「素直さ」こそが、
出版への扉を押し開く
最大の武器になると思っています。
OCHI企画では、
「編集者と一緒に
企画を練り上げていく人」
を応援していきます!
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次回のメルマガは
12月23日(金)に配信予定です。
お楽しみに!
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OCHI企画
越智秀樹
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