【「はじめに」「おわりに」の役割とは?】
新年あけまして
おめでとうございます!
出版マイスターの
越智秀樹です。
2023年、
みなさんは
どんな一年になりそうですか?
僕は出版コンサルと本の編集に加え、
ライティングにも
チャレンジしていきます。
うまく書けるか怖いけど、
楽しみでもあります。
本年もどうぞよろしくお願いします!
――――――――――――
このメルマガでは、
「そもそも本ってどうやって作るの?」
「本を出したいけど、
どうしたらいいかわからない!」
そんな方にお届けしています。
==============
著者さんの多くは、
その道の「プロ」。
ですから出版前は、
「あれも伝えたい」
「これも入れたい」
とたくさんのコンテンツを
盛り込もうとします。
でも、
読者はその道の「素人」。
右も左もわからないからこそ、
本を読むことではじめて
「学ぼう」
「解決しよう」
としています。
そんな素人さんに、
プロの知識を全部ぶつけようとすると、
消化不良を起こしてしまうんですね。
・・・・・・
「じゃあ、
本では言いたいことを
言ってはいけないの?」
「本当に伝えたいことも、
伝えられないの?」
と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。
とっておきの方法があるんです。
それは、
「はじめに」と
「おわりに」で、
「この本で本当に伝えたいことは何か?」を
丁寧に伝えるという方法です。
「はじめに」と「おわりに」には、
それぞれ役割があります。
「はじめに」には主に、
●自分=著者は何者なのか?
●なぜこのテーマで本を書いたのか?
●ひと言で言うと、
この本には何が書かれているのか?
●読むとどんなメリットがあるのか?
などを書きます。
いわば「本の自己紹介」。
「はじめに」で
いかに読者の興味関心を引くかが、
「売れる」決め手となります。
一方、
「おわりに」のスタイルに
決まりはありません。
コンテンツの誕生秘話を書く人もいれば、
本文で書ききれなかったことを
書く人もいます。
関係者への謝辞も「おわりに」に
入っていることが多いですね。
そんななか、
出版のプロとしては……
●この本を読み終えると
どんな未来が待っているのか?
●この本で
本当に伝えたかったことは何か?
●本文で言いたかったことを
要約すると何か?
という
「著者が本当に伝えたかったこと」を
書くことを推奨しています。
なぜなら、
「最後に言われたこと」は、
印象に残りやすいから。
例えば、
冒頭の僕の挨拶文にあった、
「うまく書けるか怖いけど、
楽しみでもあります」
という一文。
前後を入れ替えると、
「うまく書けるか楽しみだけど、
怖くもあります」
になります。
印象がずいぶん変わりますよね。
最初の文では
「楽しみ」が印象に残るのに対し、
後の文では
「怖い」が印象に残ります。
つまり、
同じことを言っていても
後にきた文章や言葉のほうが
強く印象に残るんですね。
本も同じです。
「どうしてもこれが伝えたいんや~」
ということは、
「おわりに」に書く。
「おわりに」をうまく活用すると
本当に伝えたいことが
伝わる本になりますよ。
OCHI企画では、
「『はじめに』『おわりに』を
大事にする人」
を応援していきます!
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次回のメルマガは
1月13日(金)に配信予定です。
お楽しみに!
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OCHI企画
越智秀樹
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