OCHI企画のメルマガです。

OCHI企画のメルマガ

【「はじめに」「おわりに」の役割とは?】

2023年01月06日

――――――――――――

新年あけまして
おめでとうございます!

出版マイスターの
越智秀樹です。

2023年、
みなさんは
どんな一年になりそうですか?

僕は出版コンサルと本の編集に加え、
ライティングにも
チャレンジしていきます。

うまく書けるか怖いけど、
楽しみでもあります。

本年もどうぞよろしくお願いします!

――――――――――――

このメルマガでは、

「そもそも本ってどうやって作るの?」

「本を出したいけど、
どうしたらいいかわからない!」

そんな方にお届けしています。

==============

著者さんの多くは、
その道の「プロ」。

ですから出版前は、
「あれも伝えたい」
「これも入れたい」
とたくさんのコンテンツを
盛り込もうとします。

でも、
読者はその道の「素人」。

右も左もわからないからこそ、
本を読むことではじめて
「学ぼう」
「解決しよう」
としています。

そんな素人さんに、
プロの知識を全部ぶつけようとすると、
消化不良を起こしてしまうんですね。

・・・・・・

「じゃあ、
本では言いたいことを
言ってはいけないの?」

「本当に伝えたいことも、
伝えられないの?」

と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。

とっておきの方法があるんです。

それは、
「はじめに」と
「おわりに」で、
「この本で本当に伝えたいことは何か?」を
丁寧に伝えるという方法です。


「はじめに」と「おわりに」には、
それぞれ役割があります。

「はじめに」には主に、

●自分=著者は何者なのか?
●なぜこのテーマで本を書いたのか?
●ひと言で言うと、
この本には何が書かれているのか?
●読むとどんなメリットがあるのか?

などを書きます。

いわば「本の自己紹介」。


「はじめに」で
いかに読者の興味関心を引くかが、
「売れる」決め手となります。

一方、
「おわりに」のスタイルに
決まりはありません。

コンテンツの誕生秘話を書く人もいれば、
本文で書ききれなかったことを
書く人もいます。

関係者への謝辞も「おわりに」に
入っていることが多いですね。

そんななか、
出版のプロとしては……

●この本を読み終えると
どんな未来が待っているのか?

●この本で
本当に伝えたかったことは何か?

●本文で言いたかったことを
要約すると何か?

という
「著者が本当に伝えたかったこと」を
書くことを推奨しています。


なぜなら、
「最後に言われたこと」は、
印象に残りやすいから。


例えば、
冒頭の僕の挨拶文にあった、

「うまく書けるか怖いけど、
楽しみでもあります」

という一文。

前後を入れ替えると、

「うまく書けるか楽しみだけど、
怖くもあります」

になります。

印象がずいぶん変わりますよね。


最初の文では
「楽しみ」が印象に残るのに対し、
後の文では
「怖い」が印象に残ります。

つまり、
同じことを言っていても
後にきた文章や言葉のほうが
強く印象に残るんですね。

本も同じです。

「どうしてもこれが伝えたいんや~」
ということは、
「おわりに」に書く。

「おわりに」をうまく活用すると
本当に伝えたいことが
伝わる本になりますよ。


OCHI企画では、
「『はじめに』『おわりに』を
大事にする人」
を応援していきます!

――――――――――――

次回のメルマガは
1月13日(金)に配信予定です。
お楽しみに!

――――――――
OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/

配信停止はこちら
解除専用ページURL
――――――――

記事一覧

「名刺代わりに本を出したい」という人が、正直苦手でした。

こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 「名刺代わりに本を出したいんです!」 ——こう言ってくる人のことを、以前の私は正直、少し苦手に感じていました。 な

2025年06月06日

言葉と向き合うと世の中=ベストセラーが見えてくる!

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 前回につづき、 映画『舟を編む』をもとに書いていきます。 テーマは「言葉の採集」。 皆さんはベ

2025年05月30日

【OCHI企画】出版に最適なタイミングって、いつ?

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 「出版、ずっと気になっているんです」 「いずれ本を出せたらいいなって思ってはいる

2025年05月23日

【OCHI企画】「本に書いちゃったら講座が売れなくなる」は大きな誤解です。

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 出版のご相談を受けていると、ときどきこんな声を聞きます。 「講座で教えていることを本に書いたら、本を読

2025年05月16日

【OCHI企画】あなたは「右」を説明できますか?

「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 今回のテーマは「言語化」です。 編集の仕事をしていると、 見出しはもちろん、 オビコピーに書籍タイトルと、 「言

2025年05月09日

【OCHI企画】 AIでは書けない。“あなたの物語”こそが読者を動かす

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 人の役に立つ本って、どんな本でしょう? 知識や最新のハウツーが豊富な本?

2025年05月02日

【OCHI企画】「たくさん書けば伝わる」はウソです。大事なのは“ひと言”でした。

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 突然ですが、質問です。 「太る原因は何ですか?」と聞かれたら、あなたはなんと答えますか? 多くの人は

2025年04月25日

【OCHI企画】「見出し」を制する者が、出版を制す!

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 出版寄り添いコーチの田谷裕章です。 「いつか本を出したい」 そんな思いを心に温めているあなたに、今日はちょっとだけ“中身の話"を。 といっても、難

2025年04月18日

【OCHI企画】ベストセラー著者とは「できなかった頃」を思い出せる人

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 自分が「できなかった頃」のことを 思い出すこと……。 これは、企画を考える

2025年04月11日

【OCHI企画】増刷の「カラクリ」

こんにちは! OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 今日は、 みんな大好き!「増刷」について、お話します。 出版関係者なら誰でも聞くだけでうれしくなる言葉 「増刷(=重版)」 よく

2025年04月04日

【OCHI企画】「好き」を言語化すると、なぜ出版できるのか?

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 ===================== 「出版寄り添いコーチ」田谷裕章の出版実現コンサルティン

2025年03月28日

【OCHI企画】なぜB級映画を見ると、自分書きたいテーマが見つかるのか?

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 OCHI企画「静かな人のための出版塾」は 越智さんの講義が4回もあるスペシャル

2025年03月21日

【OCHI企画】ベストセラーになる本の共通点(越智)

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 出版マイスター・越智秀樹です。 先日のOCHI企画「静かな人のための出版塾」 第2回講義では、 ・プロフィールには2つの顔がある ・読者の心を揺さぶる

2025年03月14日

【田谷コーチ】「強み」を発見するのに効果的な「無人島イメトレ」

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 ===================== 「出版寄り添いコーチ」田谷裕章の出版実現コンサルティン

2025年03月07日

【OCHI企画】自分の「強み」を発見して出版企画書に活かす方法②

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 先日、 OCHI企画「静かな人のための出版塾」第一期の 今度は、グループコンサ

2025年02月28日

164 件中 1〜15 件目を表示
<<   <  1 2 3 4 5  >   >>