OCHI企画のメルマガです。

OCHI企画のメルマガ

【「本を読んでくれる人」 =「読者」ではない⁉】

2023年02月03日

――――――――――――

出版マイスターの
越智秀樹です。

先日ネットで、

「1ヶ月に1冊も読まない人の
割合が47%」

というデータを見つけました。

※「国語に関する世論調査」(文化庁)

20年近く前、
某人気推理作家さんが

「そう遠くない将来、
本を読む人は
マイナー人種になりますよ」

とおっしゃっていました。

当時は
「さすがにね」
と思っていましたが、
想定以上に早く到来して
先見性に舌を巻くばかりです。

――――――――――――

このメルマガでは、

「そもそも本ってどうやって作るの?」

「本を出したいけど、
どうしたらいいかわからない!」

そんな方にお届けしています。

==============

27歳、
引きこもりグレーゾーンの息子に
「最近本を読んだ?」
と聞いてみました。

するとあっさり、
「読んでないね」
との返事が……涙

理由を聞くと、

「本を読むのって、体力いるじゃん」

と言うんですね。

「さらりと読めるネット記事と違って、
本は『読もう』と思って
読まないといけないから、
体力と精神力を使う。
だから億劫」

なんだそうです。

皆さんは、
どれくらいの頻度で
本を読んでいますか?

・・・・・・・

さて、今回は
「読者」という存在について
考えてみましょう。

ある有名編集者さんは
「読者」について、

「『本を読んでくれる人』
が読者ではありません。
『本を買ってくれる人』
が読者です」

とおっしゃっています。

確かに
どんなに図書館で読まれようとも、
どんなにブックオフで買われようとも、
どんなに古本がネットで取引されようとも、
新刊を「買って」もらわなければ、
出版社も書店も商売あがったりです。

もちろん、
著者も活動の場がなくなってしまいますし、
新しいコンテンツが
作れなくなってしまいます。


そこで、
出版文化を守るためにも大切なのが、

「読者」=「1500円払ってくれる人」

という考え方です。


・・・・・・・


書店に行って、
実際に本を手にとって、
レジまで持っていって、
1500円の本を払ってくれる人が
「読者」と考える。

私たちも、

「自分が作ろうとしている本に、
どれくらいの人が
1500円を払ってくれるだろうか?」

「1500円を払ってもらえるだけの
コンテンツになっているだろうか?」

「お金を出してまで、
『読みたい』と思ってもらえる本に
なっているだろうか?」

ということを、
自らに強く問いかけながら
コンテンツを作る必要がある。

「当たり前じゃん」
「何を今さら」
「そう思って作ってなかったの?」

という声が聞こえてきそうですね。
耳が痛いです(笑)

でも、
作っているときは
作ることに夢中になってしまって
案外忘れていたりします。

だから、
自分への戒めのために
書いてみました。

「問い」の深さが
本の質を決める。


OCHI企画では、
「自らに深く『問い』を立てるあなた」
を応援していきます!

――――――――――――

次回のメルマガは
2月10日(金)に配信予定です。
お楽しみに!

――――――――

OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/

配信停止はこちら
解除専用ページURL

――――――――

記事一覧

【OCHI企画】編集者が「それ、本にしましょう!」と言う瞬間

こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 「本を出したい!」と思ったとき、 こんなふうに考えていませんか。 「まずは企画書を書かないといけない」 「編集者と一緒に

2025年08月08日

世界を席巻する日本産コンテンツの秘密は?

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 ================== 2019年からスタートしたこのメルマガ。 実は、過去のバックナ

2025年08月01日

【OCHI企画】なぜ、本のタイトル・表紙・目次・まえがき・プロフィールは大事なのか?

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画・人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせき たまお)です。 2019年からスタートしたこのメルマガ。 実は、過去のバックナンバーもご覧いた

2025年07月25日

【OCHI企画】なぜ出版を目指すだけで、人生は変わるのか

こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 出版って、大変そうですよね。 「いやいや、そんなことないですよ!」 と言いたいところですが…… やっぱり、出版は大変です

2025年07月18日

【OCHI企画】選挙と出版の意外な共通点!?

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 暑い日が続きますね。 今年は梅雨をまったく感じないまま 夏本番となってしまいました。 さて、そん

2025年07月11日

【OCHI企画】影響を受けた「あの本」に、自分の出版のヒントがある

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 出版したいと願う人の多くには、 「人生に影響を与えた一冊」があるものです。 「

2025年07月04日

【OCHI企画】あなたは「出版を目標にする人」? それとも「出版を楽しむ人」?

こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 いま、結婚30周年の記念に、 妻とふたりでイギリスを旅しています。 このメルマガは、バース・スパ市という歴史ある温泉の町

2025年06月27日

著者にとって大切な「つながり力」

「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 先日、あるプロジェクトをきっかけに ご縁のできた著者さんのランチ会イベントに 参加してきました。 著者さんのファ

2025年06月20日

【OCHI企画】出版とは、「自分のコンテンツを届ける」ということ

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 「出版って、すごい人がやるもの」 「まだ実績もないのに、本なんて…」 そんな声

2025年06月13日

「名刺代わりに本を出したい」という人が、正直苦手でした。

こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 「名刺代わりに本を出したいんです!」 ——こう言ってくる人のことを、以前の私は正直、少し苦手に感じていました。 な

2025年06月06日

言葉と向き合うと世の中=ベストセラーが見えてくる!

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 前回につづき、 映画『舟を編む』をもとに書いていきます。 テーマは「言葉の採集」。 皆さんはベ

2025年05月30日

【OCHI企画】出版に最適なタイミングって、いつ?

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 「出版、ずっと気になっているんです」 「いずれ本を出せたらいいなって思ってはいる

2025年05月23日

【OCHI企画】「本に書いちゃったら講座が売れなくなる」は大きな誤解です。

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 出版のご相談を受けていると、ときどきこんな声を聞きます。 「講座で教えていることを本に書いたら、本を読

2025年05月16日

【OCHI企画】あなたは「右」を説明できますか?

「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 今回のテーマは「言語化」です。 編集の仕事をしていると、 見出しはもちろん、 オビコピーに書籍タイトルと、 「言

2025年05月09日

【OCHI企画】 AIでは書けない。“あなたの物語”こそが読者を動かす

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 人の役に立つ本って、どんな本でしょう? 知識や最新のハウツーが豊富な本?

2025年05月02日

173 件中 1〜15 件目を表示
<<   <  1 2 3 4 5  >   >>