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プロのテクニックを学ぶ ~「が」を使わない文章で読者を魅了する~

2023年08月25日

同じことを伝えるのでも、
どんな文章で伝えるかで、
印象は全く異なります。


そこで今回は、
自分の気持ちや情報を伝える時に
身につけると得をする、
ワンポイント文章術をお伝えします。

――――――――――――

ある時、某出版社の社長さんから
こんな話を聞きました。

「文章に自信のない人は
『が』を多用する」

「著者の原稿で1000字程度の間に
『が』が3回以上出てきた時は
修正をお願いしています」

その社長によると、「が」が多くなると
文章全体が読みづらくなり、魅力が半減して
しまうというのです。

――――――――――――

では、どんなケースの「が」が多いと
文章を読みづらく感じるのでしょうか?

3つのケースをご紹介します。

① 同じ言葉の繰り返し

例1: 「彼が学校に行くのが朝、彼が友達と
遊ぶのが午後、彼が宿題をするのが夜です」

※「が」が連続して出てくると、
同じ言葉やアイデアが何度も繰り返されるため、
読者は単調さを感じ、興味を持ちにくくなる。

② 文章の流れの中断
例2:「彼が試験に受かるかどうか、
彼が一生懸命勉強するかどうかが、
彼の将来に大きく影響します」

※「が」の多用は、文章の流れを中断し、
大事な情報が伝わりづらくなる

③ 強調的な使い方
例:3 「彼が、本当に頑張って仕事をしている
ことを認めるべきです」

※必然性のない「が」を使うと、
本来強調するべきでない箇所の強調を行ってしまい、
文章全体の意味がぼやけてしまう。

――――――――――――

では、「が」をできるだけ使用しないで
読みやすい文章をつくるには
どうしたらいいのでしょうか。

3つのテクニックをご紹介します。

① 文章を切る

彼は朝、学校に行きます。
友達と遊ぶのは午後で、夜、宿題をします。

② 文章の順番を入れ替える

彼の将来は、一生懸命勉強するかどうか、
この試験に受かるか、どうかにかかっています。

③ 言葉を置き換える

彼は本当にがんばって仕事をしています。
ぜひ認めてあげてください。

――――――――――――

「が」の多用を避けることで、
文章はスムーズに読み進められ、
読者にとってより魅力的で
理解しやすいものになります。

実践してみてくださいね。

OCHI企画では、
「魅力的な文章を目指すあなた」
を応援していきます!

――――――――――――

次回のメルマガは
9月1日(金)に配信予定です。
お楽しみに!

――――――――

OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/


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