プロのテクニックを学ぶ ~「が」を使わない文章で読者を魅了する~
どんな文章で伝えるかで、
印象は全く異なります。
そこで今回は、
自分の気持ちや情報を伝える時に
身につけると得をする、
ワンポイント文章術をお伝えします。
――――――――――――
ある時、某出版社の社長さんから
こんな話を聞きました。
「文章に自信のない人は
『が』を多用する」
「著者の原稿で1000字程度の間に
『が』が3回以上出てきた時は
修正をお願いしています」
その社長によると、「が」が多くなると
文章全体が読みづらくなり、魅力が半減して
しまうというのです。
――――――――――――
では、どんなケースの「が」が多いと
文章を読みづらく感じるのでしょうか?
3つのケースをご紹介します。
① 同じ言葉の繰り返し
例1: 「彼が学校に行くのが朝、彼が友達と
遊ぶのが午後、彼が宿題をするのが夜です」
※「が」が連続して出てくると、
同じ言葉やアイデアが何度も繰り返されるため、
読者は単調さを感じ、興味を持ちにくくなる。
② 文章の流れの中断
例2:「彼が試験に受かるかどうか、
彼が一生懸命勉強するかどうかが、
彼の将来に大きく影響します」
※「が」の多用は、文章の流れを中断し、
大事な情報が伝わりづらくなる
③ 強調的な使い方
例:3 「彼が、本当に頑張って仕事をしている
ことを認めるべきです」
※必然性のない「が」を使うと、
本来強調するべきでない箇所の強調を行ってしまい、
文章全体の意味がぼやけてしまう。
――――――――――――
では、「が」をできるだけ使用しないで
読みやすい文章をつくるには
どうしたらいいのでしょうか。
3つのテクニックをご紹介します。
① 文章を切る
彼は朝、学校に行きます。
友達と遊ぶのは午後で、夜、宿題をします。
② 文章の順番を入れ替える
彼の将来は、一生懸命勉強するかどうか、
この試験に受かるか、どうかにかかっています。
③ 言葉を置き換える
彼は本当にがんばって仕事をしています。
ぜひ認めてあげてください。
――――――――――――
「が」の多用を避けることで、
文章はスムーズに読み進められ、
読者にとってより魅力的で
理解しやすいものになります。
実践してみてくださいね。
OCHI企画では、
「魅力的な文章を目指すあなた」
を応援していきます!
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次回のメルマガは
9月1日(金)に配信予定です。
お楽しみに!
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OCHI企画
越智秀樹
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