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企画書より大切なもの~出版成功の秘訣~

2023年09月01日

出版といえば、企画書が欠かせません。

そして、多くの人が出版決定に、
企画書の良し悪しが
影響すると考えています。

実際、私たちOCHI企画でもコンサル生の皆さんに、
企画書作成をお願いしています。

しかし、出版には
どんなに素晴らしい企画書を書いても
それだけでは
決定に至らないことがあります。

――――――――――――

先日、とある出版社に
企画書と「はじめに」を
提出しました。

自分たちで言うのもなんなのですが、
とてもよくできた企画書で、
編集者さんからすぐに反応があるものと
期待していました。

なのに、返事はきません。

そこで、
予備的にサンプル原稿をつくっていたことを思い出し、
後追いで送ってみました。

すると、すぐに反応がありました。

「●●●が物足りない」
「具体事例がもっとほしい」
といった具体的リクエストが
書かれていたのです。

この出来事から言えることは、
企画書は、本来著者が書くものではなく、
編集者が社内の承認を得るために
書くものであるということです。

そして、著者は企画書を書かずとも
面白く、売れる原稿さえ提出できれば、
企画は通るということです。

では、なぜ著者が企画書を書くのか、
その理由を考えてみましょう。

① エネルギーと時間の無駄を避けるため

一冊分の原稿を書くには
相当な労力がかかります。

仮に原稿を書いて企画が通らなれば、
労力が無駄になります。
それを嫌がる人は少なくありません。

② 原稿作成はライターに依頼できるため

著者は面白い企画やコンテンツを提供できれば
ライターさんに原稿を書いてもらうことができます。

③ 企画の狙いを明確にするため

ビジネス書や実務書は企画がすべてです。
原稿執筆前に、企画書で狙いをしっかり共有することが必要です。

――――――――――――

例えば、大谷翔平さんに、企画書は必要ありません。

出版社が企画を考えてオファーをするからです

しかし、新人や無名の著者さんは違います。

企画書は履歴書と同じであり、その内容次第で
次のステップに進めるかどうかが決まります。

そこでもし、企画書を渡して進展がない場合は、
サンプル原稿を書いて提出しましょう。

編集者はサンプル原稿を見ることで、
具体的な本のイメージを持ちやすくなり、
次のステップを提示しやすくなります。

仮に原稿をみてNGでも、編集者に早めに判断してもらうことで
別の出版社にアプローチすることができます。

【結論】
企画書は重要。
しかし、それ以上に原稿の質やコンテンツが
鍵となることを忘れずに。


OCHI企画では、
「サンプル原稿を書くあなた」
を応援していきます!

――――――――――――

次回のメルマガは
9月8日(金)に
お送りします。
お楽しみに!

――――――――

OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/

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