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編集者に「企画を見てください」は絶対NGなワケ

2023年10月06日

出会ったばかりの編集者に
「企画を見てください」
と言っていませんか。

その「ひと言」が、出版を遠ざけてしまう。

そんなお話です。

――――――――――――

出版パーティや出版記念講演会で
編集者と名詞交換できた。

一度著者になろうと決めると、
その瞬間から編集者と知り合う機会が
自然と増えます。

その際、会ったばかりの編集者にいきなり
「今度、企画を見てください」
「原稿を書いたので見てください」
と言っていませんか?

それは絶対に「ダメ」です。

なぜなら、プロとして企画書を見るとなったら、
片手間で見ることはできないから。

片手間で見るのなら
「私はプロではありません」
と言っているのと同じです。

つまり
「企画を見てください」は、プロである編集者に
大変な労力を押し付けることを意味しているのです。
――――――――――――

そもそも、友人であろうが家族であろうが
「プロ」に「無償」で仕事をお願いしてはいけません。

たとえ30分の仕事であっても、
プロはそこに至るまでに膨大な労力と時間をかけて「技」を会得し、
その技を駆使して30分で終わらせています。
単純に時間で換算できるものではありません。

しかも編集者はサラリーマンですから、
企画を見ても「お金をください」とは言えません。

ところが、サラリーマンといえどもプロはプロ。

プロにお願いする以上、相手に対する
最低限のマナー、リスペクト、配慮があってはじめて
関係性が成り立ちます。

例えば知り合ったばかりのB’zの稲葉さんに
「今度カラオケで『ultrasoul』を歌ってくれませんか」
とは絶対言いませんよね。それと同じです。

ですから、ご縁のできた編集者さんには、
「企画を見てください」
ではなく
「どんなジャンルの本をつくられているのですか」
と相手の話を聞くことから始める。

そうすると、
「レシピ本と健康本が得意なので、そのジャンルが多いですね」
「児童書の担当なので、子供向けの本をつくっています」
というリアクションが返ってきます。

そこで、
「最近だと、どんな本を編集されていますか」
と具体的な書名を教えてもらう。

自分の書こうとしているジャンルと同じならば、
実際にその本を買って読んで、
メールやお手紙で感想を送る。

そうして
編集者と「関係性を築いていく」ことから
すべては始まります。

関係性が深まってくれば、
自然と編集者の方から
「今度、企画書をみましょうか」
「知り合いの編集者を紹介します」
と言ってくれるようになります。

ぜひ実践してみてくださいね。

OCHI企画では
「編集者との関係性を深めるあなた」
を応援しています。
――――――――――――

次回のメルマガは
10月13日(金)に
お送りします。
お楽しみに!

――――――――

OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/

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