「出版ラットレース」からいち早く抜け出す方法
画面の向こう側にいる相談者さんが突如、泣き始めました。
「なんで〇〇さんなんかが本を出せて、私が出せないの⁉ おかしい!
あの人なんて、何も(ノウハウが)ないのに」
と、堰を切ったように泣きじゃくり始めたのです。
――――――――
その女性は、時短をテーマにした料理研究家さんでした。
冷蔵庫にある食材だけで美味しいお料理を
短時間で作れるテクニックは見事なものでした。
ところが……
●いくつか出版塾に通ったものの、出版決定に至らない
●「それはあなただからできる。読者にはハードルが高過ぎる」
と編集者に言われてしまう
●「あなたの頭の中のノウハウを言語化してください」
と言われて、できずに悩んでいる
という話まできたところで、
出版できない悔しさがこみあげてしまったようです。
「いつも『言語化してください』で止まってしまって……
それはもうわかったんだけど、この間知り合いの○○さんが本を贈ってきて……」
ここで、冒頭のセリフにつながります。
「なんで〇〇さんなんかが本を出せて、私が出せないの⁉ おかしい!
あの人なんて、何も(ノウハウが)ないのに」
――――――――
さて、彼女の言葉を聞いて、私はこう言いました。
「その気持ちすごくわかる、わかるよ。
なんであの人の本が出て、自分の本が出ないのかと思うと
夜も眠れないくらい悔しいよね」
「でもね、人と比べている間は、なかなか本は出ない。
たとえ出たとしても自分の納得のいく出版にはならない」
出版を志して努力を重ねてきたのに
周りの人がやすやすと、
出版していくのを見るのは本当につらいものです。
ただ、「人と比べる」をやり始めると、出版は遠ざかるばかり。
なぜなら、
●出版は人と比べると、メンタルが泥沼化する
●レースではないので、早く出したからといって売れるとは限らない
●むしろ人と比べているうちは、本は出ない
「原稿を書く」「出版をする」ということは
自分自身に深く向き合うということ。
内なる自分と深く対話を重ねながら
人生をかけてやってきたことを
普遍化し、言語化する。
これが「出版」です。
そこに
「他人と比べる」
という他人軸を入れてしまうと
「自分と向き合う」
という大事な作業が抜け落ちてしまう。
少しでも早く出版を目指すなら、
いや、早く出版したい人ほど
「自分と向き合う時間」をしっかり持つこと。
「普段」何を感じ、どんなことを考えているのか。
何が「強み」で、
どこを本にすると「読者の役に立つ」のか。
人と比べるよりも
自分と向き合う時間をもつ
これが「幸せな出版」への最短距離です。
※私自身も自分と向き合うために「毎朝10分の瞑想」
を励行しています。
ぜひ、「人と比べる」を手放して、
自分と向き合う時間を大切にしてくださいね。
OCHI企画では
「自分自身と向き合うあなた」
を応援しています。
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OCHI企画
越智秀樹
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