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「自分の何が本になるのか?」を知る方法

2024年08月30日

僕は「地味」な人間です。

存在感の薄い、どこにでもいるごくごく普通の、いやむしろ部分的には平凡以下の人間だと自身を定義しています。

それは、「自分」という存在に対する前提として結構強めにあり、幼いころから純粋培養してきたものですから(笑)、たまに人から
「あなたは存在感があるのだから堂々と振る舞いなさい」
と言われても、すぐにどうにかなるものではありません。

そんな僕ですから、パーティなんかに行ったらたいへんです。

きらびやかな人の中に、一人ポツンとほうり込まれたような心持ちになってしまい、まずは自分の居場所を見つけることから始まります。

そして、知っている人を見つけると、ホッとしてずっと話し込んでしまうのです。

ところが、あるパーティの翌日、これを見た妻からしこたまられました。

「どうして〇〇さんのところに挨拶にいかなかったの?」

妻いわく、

「目上の方には自分から挨拶に行きなさい」
「パーティで同じ人とばかり話していてはいけない」

さすがにやられっぱなしなのもアレなので、
「自分(なんか)の挨拶に価値があるとは思えない」
とささやかな抵抗をしたところ、余計に怒りを買うことになってしまい、結局正座でお説教を食らうハメになってしまいました……(~_~;)

彼女の話を要約すると、
「秀樹さんの存在価値は自分が思っているほど低くない」
「秀樹さんと話したそうに待っている人がいたのに、ずっと同じ人と話し込んでいるのを見てあきらめていた」
というのです。

僕からしたら、
「え、そんなことあるわけない」
と思ってしまうのですが、
「自分が見ている自分」と「他人から見える自分」は結構違う、ということを妻のお陰で改めて認識できました。

――――――――

僕は、出版について相談された時に、よくこんな話をします。

「人は色んな面を持っているから、自分自身が思っている自分と、人からから見える自分とは結構違ったりしますよ」

例えば、先日ご相談のあったAさんの話。

Aさんは数年前に始めた「〇〇ダイエット」のメソッドが非常に評判よくて、受講生さんもどんどん増えて200人を超えてきたから、それを本にしたいと相談にきました。

ところが、Aさんの話をよくよく聞いてみると、ダイエット講座とは別にコミュニケーション講座をやっていてそちらは30年以上のキャリアがあり、卒業生は2000人以上いる、というのです。

そこで僕は、
「Aさんをダイエットの先生と認識している人もいれば、話し方の先生だと思っている人もいる。
内容によっては話し方の方が企画にしやすいですよ」
とアドバイスをしました。

すると、彼女は「話し方のことは全く念頭になかった。話し方の本も考えてみます!」と明るく答えてくれました。

強みは一人の人に一つというわけではありません。
人は多面体の生き物であり、ある時は弱点に見えてもある時はそれが強みに変わるという、無限の可能性をもっています。
本になる強みもいくつもあって、「自分が本になるだろうと思う強み」と「人から見て本になるのではないか思う強み」は案外違うことが多いのです。

そこで必要になってくるのが、周囲の協力やアドバイスです。
身近な人や信頼できる人に、
「自分の何が本になると思うか?」
を尋ねてみてください。

すると、意外や意外、自分の知らない自分、新しい自分を教えてくれて、それが本の企画になるかもしれません。

ぜひやってみてくださいね。

OCHI企画では、
「自分を客観視して自分を知とうとするあなた」
を応援していきます!

――――――――――――
OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/
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