出版企画書の採否を左右する「地味だけど大切なこと」
「たった一行で世界は変わる!」
OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。
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今回は編集の世界を覗いてみよう! ということで少し専門的なことを書きます。
テーマは「校閲」!
といっても、「校閲って何?」と思った人も多いはず。
簡単に説明しますと、著者から受け取った原稿に間違いがないかをチェックする仕事です。
主には次の3つです。
① 体裁の整理(字下げや、改行・空行の調整など、見た目を整える)
② 誤字脱字、表記チェック
③ 事実確認(固有名詞のチェックなど)
――――――――
少し前に、石原さとみさん主演の
『地味にスゴイ! 校閲ガール』というドラマが
流行りました。
念願かなって有名出版社に就職した主人公が
憧れの雑誌編集者になれると思ったけれど、、、
配属されたのは地味な「校閲部」だった。
というところから物語はスタートするのですが、
ここでいう「校閲部」の仕事が
先の①~③にあたります。
「改行・空行は適切になされているか」
「『誤字脱字』はないか」
「地名や人の名前に『間違い』はないか」
を「ひたすらチェック」していく。
地味にスゴイ! と謳っていますが、
ほんとに地味です。
しかし、校閲という工程こそ、全国の書店に流通させる上で大切な「商品」としての質を担保する役割を担っているのです。
例えば、立ち読みした本にいくつも誤字や脱字があったら、「この本大丈夫かな?」と思ってしまいませんか。
あるいは、人名や地名が間違っていたら、途端に本への信頼度が揺らいでしまいますよね。
つまり、本にはまずミスのないことが前提にあって、売れる売れないは、そのあとの話になります。
ここで、私の失敗談を紹介します。
ある年の暮れの話です。
担当していた本の日程にゆとりがなく、
ドタバタした中で「校了」という編集の最終段階を迎えました。
こういう時はどうしてもミスが多くなるもの。
僕は細心の注意を払って最終チェックを行い、
「よし! これでバッチリだ!!」
と自信をもって印刷会社さんに原稿を渡しました。
その後、印刷所さんからもう一度、念押し用のチェック原稿をもらうのですが、それを見ていた時に、
「長嶋茂雄のパッティング」
という表記が目に飛び込んできたのです。
どうでしょう?
皆さんはこの間違いに気がつきましたか?
正しくは「長嶋茂雄の『バ』ッティング」です。
長嶋茂雄さんはプロゴルファーではありません(笑)。
大慌てで修正したことを、鮮明に覚えています。
また、「河端さん」を「川端さん」と間違えて
大目玉を食らったこともありました。
――――――――
ここまで「校閲」を編集の仕事として紹介してきました。
ただ著者の皆さんも、編集者に提出する前に、一度自分の書いたものをチェックすることをおすすめします。
例えば、
「企画書」を提出する際。
「サンプル原稿」を提出する際。
「本番の原稿」を提出する際。
企画書や原稿を編集者が見た時に、誤字や脱字が多いとそれだけで、企画書を見る気、原稿を読む気が失せてしまいます。
企画書だったら「採否に影響する」、原稿だったら「リテイクを出される確率が上がる」のです。
コツは、企画書や原稿を書き上げた後、時間をおいてから企画書・原稿を見直すこと。
脳をリセットしてから見ると、「なぜこんなところを見落としたんだろう?」と思うような誤字・脱字が見つかります。
ぜひやってみてくださいね。
田谷担当のメルマガも本年最後となりました。
今年はこうして皆様とのご縁をいただき、
とてもとてもハッピーな一年でした。
少し早いですが、
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
このメルマガそのものに誤字脱字がないか、
少しビクビクしている田谷でした(笑)
OCHI企画では、
「校閲をするあなた」
を応援していきます!
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OCHI企画
田谷裕章
https://ochikikaku.com/
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