出版における縁の下の力持ち「製本」のお仕事とは?
「たった一行で世界は変わる!」
OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。
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今年初の三連休初日となった1月11日、
僕はとある仕事に一日を費やしました。
それは「製本」のお仕事。
そこで今回は「製本ってどんなことをするの?」
といったことをご紹介していきます。
……とはいうものの、
じつは僕自身、製本についてよくわかっていませんでした。
書籍の編集者は、印刷や製本の現場に立ち会うことはないからです。
しかし今回、
「小部数(200部程度)の書籍を発刊する」
というプロジェクトに参加することになり、
印刷、製本という最終工程まで関わって、わかったことがありました。
それをレポートしますね。
――――――――
「製本(せいほん)」とは、
紙に印刷された内容をまとめて、
「本の形」にすることです。
わかりやすく言うと、
バラバラの紙を一冊の本に仕上げる作業のことで、次のような手順を踏みます。
① 印刷する
印刷所で本の内容を紙に印刷。
本のページは1枚1枚バラバラの状態。
② 紙を折る(折り加工)
印刷された大きな紙をページ順になるように折っていき、「折り丁(おりちょう)」と呼ぶ小さなまとまりをつくる。
※このまとまりは、8ページや16ページになることが多いです。つまり本のページ数は8か16の倍数になります。
③ 紙をまとめる(丁合:ちょうあい)
出来上がった1冊分の折り丁を順番通りに並べて重ね、まとめる。
これが本の「中身」の部分。
④ 綴じる(とじる)
ページがバラバラにならないように、紙をしっかりとくっつける。
⑤ 表紙をつける
まとめた中身に表紙をつける。
表紙は中身よりも少し厚い紙を使って、丈夫に。
⑥ 本の形を整える
余分な紙をカットして、本のサイズを整える。
この作業を「断裁(だんさい)」という。
⑦カバーを巻く
別途、印刷・断裁しておいたカバーを⑥で仕上がった本に巻く。
これで、本の形が完成!
――――――――
いかがでしょうか。
印刷、折り加工、綴じる、表紙をつける、
カバーを巻くなど、たくさんの工程を経て、
一冊の本ができあがるのですが、これを実際に体験すると、
本当に大変なことがよくわかりました。
特に今回は④、⑤、⑥、⑦を実地体験させてもらいました。
不慣れな僕は、綴じるときに上下の向きを間違えて1冊無駄にしたり、カバーを上手く巻けずに1枚無駄にしたり……
自分の不器用さを思い知りましたね(笑)
そんな調子ですから、
「本当に200冊、本を作れるのだろうか??」と
不安を抱きながら作業に取り組んだのですが、
出来上がった本を手に取った時の感激といったら!!!
言葉にならない喜びと感動が湧き上がりました。
いつもの編集仕事とはまた違った、自身の体を動かすことによる産みの喜びでした。
たしかに「企画」や「デザイン」に比べ、
「製本」は地味で見過ごされやすい工程です。
しかし、著者さんが心血注いで書き上げた原稿を
「モノとしての本」に仕上げる製本――
そこには、たくさんの知恵や技術が詰まっています。
皆さんも、本を手に取った時、
に「モノ」として意識を向けてみると
新たな世界が広がっていくと思います。
例えば、次のような感じで。
・巻かれているカバーを取ってみて、
表紙はどんな紙を使っているのか?
・同じくらいの厚さの本で比べた場合、
軽いか? 重いか? 同じくらいか?
・ソフトカバーか、ハードカバーか?
・ハードカバーの本の場合、背表紙は
カーブしているか、真っ直ぐか?
・ページは開きやすいか、開きにくいか?
(ページをめくるとき硬いか、柔らかいか?)
・本文の紙はつるつるしているか、
ざらざらしているか?
一冊一冊、本の造りが違うことに、気づくと思います。
製本という工程を経て、出来上がった
「モノ」としての本。
そこに対しての意識を強めると、きっと皆さんの企画や原稿に深みがでてくると思います。
ぜひ意識してみてくださいね。
正月気分からようやく抜け出した田谷でした。
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越智秀樹
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