OCHI企画のメルマガです。

OCHI企画のメルマガ

稀代の天才が編み出した「ヒットの法則」を分析してみた

2025年02月07日

こんにちは!

「たった一行で世界は変わる!」
OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。

=====================

「出版寄り添いコーチ」田谷裕章の出版実現コンサルティング受付はコチラ↓
https://ssl.form-mailer.jp/fms/6a6984f9837148

※45分7,700円で受講できます

=====================

今回は作詞家の仕事と本づくりの関係について
書きます。

じつは先日、本づくりの過程で
「ひまわり」に関するサイトを調べていました。

そんななか辿り着いたのが
伊藤咲子さんの『ひまわり娘』。

この歌は子どもの頃大好きで
登下校時など、口ずさんでいました。

   誰のために咲いたの
   それはあなたのためよ
   白い夏のひざしをあびて
   こんなに開いたの~♪

     『ひまわり娘』(伊藤咲子)より

さらに
動画を見てビックリしたのが
曲のクレジット。

作詞がなんと
あの阿久悠さんだったのです!

「阿久悠」=「ピンクレディ」のイメージが強すぎた僕にとって
童謡にも近いこの曲の作詞が
「阿久悠」とクレジットされているのは
衝撃でした。

改めて
「阿久悠という人はすごい人だなぁ」と。

ネットで調べてみたところ、
提供した詩は5000曲以上、
シングルセールスは6800万枚以上!

まさに音楽業界のベストセラー作家です。

そんななか、とても面白い記事をみつけました。

『阿久悠 作詞家憲法15条』。

阿久悠が「作詞家になるにあたって作ったもの」
と書かれています。

少し長いですが紹介します。

=====================

1.美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、違う道はないものであろうか。

2.日本人の情念、あるいは精神性は「怨」と「自虐」だけなのだろうか。

3.そろそろ都市型の生活の中での人間関係に目を向けてもいいのではないか。

4.それは同時に歌的世界と歌的人間像との決別を意味することにならないか。

5.個人と個人の実にささやかな出来事を描きながら、同時に社会へのメッセージとすることは不可能か。

6.「女」として描かれている流行歌を「女性」に書きかえられないか。

7.電信の整備、交通の発達、自動車社会、住宅の洋風化、食生活の変化、生活様式の近代化と、情緒はどういう関わりを持つだろうか。

8.人間の表情、しぐさ、習癖は不変であろうか。時代によって全くしなくなったものもあるのではないか。

9.歌手をかたりべの役からドラマの主人公に役変えすることも必要ではないか。

10.それは歌手のアップですべてが表現されるのではなく、歌手もまた大きな空間の中に入れ込む手法で、そこまでのイメージを要求していいのではないか

11.「どうせ」と「しょせん」を排しても、歌は成立するのではないか。

12.七・五調の他にも、音的快感を感じさせる言葉数があるのではなかろうか。

13.歌にならないものは何もない。たとえば一篇の小説、一本の映画、一回の演説、一周の遊園地、これと同じボリュームを四分間に盛ることも可能ではないか。

14.時代というものは、見えるようで見えない。
しかし時代に正対していると、その時代特有のものが何であるか見えるのではなかろうか。

15.歌は時代とのキャッチボール。時代の飢餓感に命中することがヒットではなかろうか。

=====================

この15ヵ条の憲法のもと、5000曲を超える
歌詞が生み出されたのだと思うと
字を追う目に力が入りますね。

読めば読むほど
これらの条文は本作りにも応用できると感じます。

たとえば第一条

文中の「美空ひばり」を『思考は現実化する』に変えたらどうでしょうか。

=====================
『思考は現実化する』によって
完成したと思える「願望実現」の本道と、
違う道はないものであろうか。
=====================

こんな感じで出版に置き換えると
企画の「セルフ壁打ち」に
使えてしまうのです。

ちなみに、15条の
「時代の飢餓感に命中することがヒット」
という一文も、
「時代の憂鬱感」に変えて企画作りに応用できます。

ぜひ皆さんも
この15条をご自身の企画づくりに
活用してみてくださいね。

ピンクレディのベストアルバムを聴いて
ルンルン気分になっている田谷でした。

OCHI企画では、
「企画づくりを楽しむあなた」
を応援していきます!

――――――――
OCHI企画
発行人:越智秀樹
https://ochikikaku.com/
――――――――

メールアドレスの変更はこちら
変更専用ページURL

配信停止はこちら
解除専用ページURL

記事一覧

「名刺代わりに本を出したい」という人が、正直苦手でした。

こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 「名刺代わりに本を出したいんです!」 ——こう言ってくる人のことを、以前の私は正直、少し苦手に感じていました。 な

2025年06月06日

言葉と向き合うと世の中=ベストセラーが見えてくる!

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 前回につづき、 映画『舟を編む』をもとに書いていきます。 テーマは「言葉の採集」。 皆さんはベ

2025年05月30日

【OCHI企画】出版に最適なタイミングって、いつ?

こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 「出版、ずっと気になっているんです」 「いずれ本を出せたらいいなって思ってはいる

2025年05月23日

【OCHI企画】「本に書いちゃったら講座が売れなくなる」は大きな誤解です。

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 出版のご相談を受けていると、ときどきこんな声を聞きます。 「講座で教えていることを本に書いたら、本を読

2025年05月16日

【OCHI企画】あなたは「右」を説明できますか?

「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 今回のテーマは「言語化」です。 編集の仕事をしていると、 見出しはもちろん、 オビコピーに書籍タイトルと、 「言

2025年05月09日

【OCHI企画】 AIでは書けない。“あなたの物語”こそが読者を動かす

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 人の役に立つ本って、どんな本でしょう? 知識や最新のハウツーが豊富な本?

2025年05月02日

【OCHI企画】「たくさん書けば伝わる」はウソです。大事なのは“ひと言”でした。

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 突然ですが、質問です。 「太る原因は何ですか?」と聞かれたら、あなたはなんと答えますか? 多くの人は

2025年04月25日

【OCHI企画】「見出し」を制する者が、出版を制す!

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 出版寄り添いコーチの田谷裕章です。 「いつか本を出したい」 そんな思いを心に温めているあなたに、今日はちょっとだけ“中身の話"を。 といっても、難

2025年04月18日

【OCHI企画】ベストセラー著者とは「できなかった頃」を思い出せる人

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 自分が「できなかった頃」のことを 思い出すこと……。 これは、企画を考える

2025年04月11日

【OCHI企画】増刷の「カラクリ」

こんにちは! OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 今日は、 みんな大好き!「増刷」について、お話します。 出版関係者なら誰でも聞くだけでうれしくなる言葉 「増刷(=重版)」 よく

2025年04月04日

【OCHI企画】「好き」を言語化すると、なぜ出版できるのか?

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 ===================== 「出版寄り添いコーチ」田谷裕章の出版実現コンサルティン

2025年03月28日

【OCHI企画】なぜB級映画を見ると、自分書きたいテーマが見つかるのか?

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 OCHI企画「静かな人のための出版塾」は 越智さんの講義が4回もあるスペシャル

2025年03月21日

【OCHI企画】ベストセラーになる本の共通点(越智)

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 出版マイスター・越智秀樹です。 先日のOCHI企画「静かな人のための出版塾」 第2回講義では、 ・プロフィールには2つの顔がある ・読者の心を揺さぶる

2025年03月14日

【田谷コーチ】「強み」を発見するのに効果的な「無人島イメトレ」

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 ===================== 「出版寄り添いコーチ」田谷裕章の出版実現コンサルティン

2025年03月07日

【OCHI企画】自分の「強み」を発見して出版企画書に活かす方法②

こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 先日、 OCHI企画「静かな人のための出版塾」第一期の 今度は、グループコンサ

2025年02月28日

164 件中 1〜15 件目を表示
<<   <  1 2 3 4 5  >   >>