NPO法人しあわせなみだのメールニュースです。 「2047年までに性暴力をゼロにする」ことを目標に、様々な事業を展開しています。 「しあわせなみだ」の活動や、性暴力に関する最新情報をお届けします。 発行団体ウェブサイト→http://shiawasenamida.org/

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★　Tear’s Letter
★　性暴力とアルコールを考える〜吉田薫のSmile Tear〜
★　2019年12月15日　No.434
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こんにちは！NPO法人しあわせなみだです。

内閣府が12/24まで、性暴力被害のSNS相談を行っています。
対象は、10～20代のトランスジェンダーを含む女性。
「避妊に協力してもらえない」「性交時アルコールを飲まされ
記憶がない」「ちかんに遭った」等、性に関する悩みを、
チャットで相談できます。英語での相談も受け付けます。

↓10~20代の女性のための性暴力相談SNS
「Cure Time（キュアタイム）」はこちらです↓
https://curetime.jp/

それでは今週の「Tear’s Letter」をお届けします！


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┃【Tear’s Letter No.434 Topics】
┃★１．性暴力とアルコールを考える〜吉田薫のSmile Tear〜
┃★２．ウェブサイト更新情報
┃★３．編集後記
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★１．性暴力とアルコールを考える〜吉田薫のSmile Tear〜
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しあわせなみだ社員の吉田です。令和元年のこの年を皆さま
どう過ごされましたか。私は仕事が変わり激動の年でした。
さて、今年最後のテーマは「性暴力とアルコールを考える」です。

12月。これから忘年会、新年会のシーズンでお酒を飲む機会が
増える季節です。お酒は人間関係の円滑なコミュニケーション
ツールとして役立つことされています。しかし、かねがねから
性暴力ゼロの社会を作るには、アルコールの問題も一緒に
考えなくてはならないと思っています。

性暴力被害の状況において、しばしばアルコールのエピソードが
出てきます。加害側、被害側のいずれか、または双方が酔っていた。
もしくは無理やり飲まされた。そして、加害者は「酔っ払っていて
覚えていない」、被害者は「自分がお酒を飲んで酔っていたのが
悪かった」、どちらもお酒を理由にします。性暴力は酒のせいでは
なく、まして被害者が飲酒したためでないことは明白です。
性暴力の理由と責任の帰属は全て加害をした人にあります。
しかし、アルコールが介在していることで問題が曖昧に
なってしまうと思うことがあります。

一気飲みを強制させるアルコールハラスメントは、さすがに
少なくなってきたように思われますが、日本は、アルコールに
関して寛容と言われています。コンビニ行けば24時間お酒が
買えますし、居酒屋へ行けば低料金で飲み放題のサービス。
テレビではお酒のコマーシャルでは盛んに放映されています。
タバコのテレビコマーシャルがすっかり見かけなくなったのと
対照的です。最近はストロング缶と呼ばれる安くてアルコール度が
高いチューハイが人気ですが、周囲の人達が云うには、「悪酔い
しやすい」と。いずれにしても、低料金で気軽に手に入るのが
日本のアルコール事情です。

結果、日本にはアルコール依存症と推測される人数は100万とも
400万とも云われますが、治療に繋がっているのは5％程度と
されます。

繋がりやすい、相手の意識を混濁させるための手段に使われる
などの、他者への多大な被害に結びつく恐れが潜んでいます。

まずは成人になる前の子どもの頃から、アルコールについての
正しい知識を教育で大きく取り入れることが必須と考えます。
その際には、あらゆる暴力をなくす人権教育と並行して。

最後に繰り返しになりますが、お酒自体が悪者ではありません。
何ごとも適切なつきあい方ですね。では、皆さまが和やかな
新年をお迎えされるようお祈りしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。


★２．ウェブサイト更新情報
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☆【イベント情報】に［1/25:宮崎］障がい者への性暴力が認識
される社会へ〜映画 「くちづけ」 上映会＆トークセッション〜
を掲載しました
http://shiawasenamida.org/171610
↑しあわせなみだ主催「ブリッジング・プロジェクト
〜Bridging the Gap〜」です。ぜひお越しください。


★３．編集後記
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来週の「Tear’s Letter」は2019年の振り返り、ということで、
今回は、通常最終週に掲載している「Smile Tear」を掲載しました。
今年も残り半月ですね。寒暖の差が激しい日々、インフルエンザも
猛威を振るい始めています。どうぞ心身大事にお過ごしください。

☆最後までお読みいただきありがとうございました。


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