【Tear’s Letter】婦人はつらいよ～吉田薫のSmile Tear～｜【しあわせなみだ】Tear's Letter バックナンバー

【Tear’s Letter】婦人はつらいよ～吉田薫のSmile Tear～

2021年12月12日

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★　Tear’s Letter
★　婦人はつらいよ～吉田薫のSmile Tear～
★　2021年12月12日　No.518
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こんにちは！NPO法人しあわせなみだです。

12/9、しあわせなみだの総会を開催しました。2020年度
（2020年10月～2021年9月）の活動報告と決算、
2021年度の活動計画と予算、すべて承認されました。
今年度は、障がい児者への性暴力の実態が、刑法をはじめとする、
性犯罪関連の法制度に反映するよう、事業を展開してまいります。
引き続き応援よろしくお願いいたします。

それでは今週の「Tear’s Letter」をお届けします！

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┃【Tear’s Letter No.518 Topics】
┃★１．婦人はつらいよ～吉田薫のSmile Tear～
┃★２．編集後記
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★１．婦人はつらいよ～吉田薫のSmile Tear～
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しあわせなみだ社員の吉田です。

今月のテーマは「婦人はつらいよ」です。

新型コロナの影響で受診者が激減したとされる「がん検診」の状況
を把握するため、公益財団法人日本対がん協会は、2021年上半期
（１~６月）に実施した「がん検診（肺、胃、大腸、乳、子宮頸）」
の受診者数をまとめました。昨年上半期から倍増していますが、
2019年上半期に比べて17％少なく、コロナ発生前の水準には
戻っていないことが分かりました。
https://www.jcancer.jp/news/12360

私も緊急事態宣言中は延期していたがん検診。宣言明けのこの秋、
胃がん、大腸がん、乳がん、子宮体がんの４つの検診を次々と
受けました。結果、思ったことは、「胃カメラ、大腸内視鏡検査は
確実に楽になった」、「マンモグラフィ、子宮体がん検査はやっぱり
痛かった」です。もちろん、個人差や医療機関の体制による差が
あるのは承知の上で個人の感想です。

１０数年前に初めて受けた胃カメラの辛さは衝撃的でした。二度と
受けたくないと心に誓ったもののそうはいかず‥。しかし年々
カメラは細くなって楽になりました。今では経口、経鼻、
鎮静剤注射などを選択できるところが多くなり、現在私は、
「鎮静剤注射して経口」を選んでいます。大腸内視鏡検査でも
鎮静剤を使用。当日、車の運転を禁止される以外の制限はなく、
苦痛は感じません。

一方、乳がん検診で受けるマンモグラフィと子宮体がん検査の
辛さが楽になる気配がありません。特に子宮体がん検査の後は、
１日分の抗生物質が出され、当日の入浴禁止、数日は出血が
続きます。結構な負担の検査ですから、痛みも相応です。
しかし、鎮静剤を使う場合はあまりないようです。

もう一つ、大腸内視鏡検査を受ける際にいつも感心するのは、
不織布のハーフパンツを渡されること。外からは見えませんが
股がぱっくり開くようになっています。着替えてすぐにベッドで
横になりシーツをかけてしまうのですが、紙パンツがお腹周りを
おおっているだけで絶対の安心感。婦人科の内診や検査の際にも
ぜひ履かせてもらいたいと思いますが、残念ながら聞いたことが
ありません。

痛みや恥かしさに耐えてでも自然のままがいいというのは誰もが
受け入れるべきものなのか？ちなみに、胃カメラや大腸内視鏡
検査で鎮静剤を使う選択を、人から「おおげさ」と言われたことは
ありませんし、大腸内視鏡検査に「紙パンツは不要」と
聞いたことはありません。どうやら女性特有の体の処置について、
配慮や想像力が届いていないということではないでしょうか。

出産について、日本では麻酔を使う無痛分娩が普及していかない
現状です。中絶については、海外では1990年代以降、経口の
中絶薬が心身の負担の少ない方法として承認されてきましたが、
日本では初期中絶であっても、掻把法または吸引法の外科手術しか
ありません。ここへきてようやく日本でも承認の動きが
出てきました。体に負担があるのはどちらも一緒。ならば、自身の
意思で自分の体の処置の選択ができるのは歓迎です。
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20211121-OYT1T50009/

さて、今年もあれこれ書き散らしました。皆さま、納得のいく
必要な検査を受けて来年も健康で良い日々をお過ごしください。
今年一年ありがとうございました。

★２．編集後記
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来週が2021年の「Tear’s Letter」最終号、ということで、
通常は最終週に掲載している「Smile Tear」を、今週掲載
しました。
流行語大賞やヒット商品番付等、毎年恒例のランキングが次々と
発表され、いよいよ年末なのだなぁと感じます。昨年同様、
新型コロナウイルスに翻弄される1年となりましたが、人との
出会いを喜べる気持ちは、忘れないでいたいですね。

☆最後までお読みいただきありがとうございました。

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