言葉は調べで、言葉は世界 言葉が変われば世界が変わる 言葉と心をつなげる専門家 高橋琴が送る 脳のカラクリを使ってマインドを書き換える 毎日ちょっと元気が出てくる メルマガです。

とある小児科クリニックの昼下がり

熱を出したお子さんと

お母さんが来院されました。


私「熱はいつからですか？」

母「3日前から鼻水が出て、昨日から咳が出始めて…」

私「うんうん。それで熱はいつからですか？」

母「今朝まで元気で、熱はなかったと思うんですけど…」

私「うん。で、熱に気が付いたのはいつですか？（←イラつき我慢中）」

母「園から医者行った方がいいって言われて…」

私「だから、熱にはいつ気が付いたんですか!?（←本当はキレたい）」


という漫才みたいな光景が、

実は日常茶飯事的に繰り広げられています。


そんな時の私がやってる対処法を
今日はお伝えしていきます。


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こんにちは！

あなたと世界を繋げる
Kindle出版プロデューサー
高橋琴です。


また別の顔として、

小児科診療所の看護師という

一面も持っています。


冒頭のお母さんとの会話は、
意外と日常茶飯事。

わが子が心配で、
いろいろ伝えたい思いもわかるのですが、


まずはこちらの質問に答えてほしい
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
って思うことが、少なくありません。



こちらが意図したことが伝わらない

質問とずれた答えが返ってくる


こんな経験、あなたもありませんか？



ここで
「早くこっちの質問に答えやがれ！」

って詰め寄っても、ケンカになるだけなので、

私は２つのことを意識しています。



それは…



・相手が意図してることを見つける


・こちらの意図を言葉にして伝える


です。

１つずつ解説します。



『相手が意図してることを見つける』

冒頭のお母さんとの会話だと、


「急に熱が上がって心配」

「そういえば、数日前から風邪症状があったかも」

「あまり気に留めてなかったけど、これで治療が遅れて重症になったらどうしよう」


などなど、いろいろな意図が見え隠れしています。


もしかしたらお母さんは、
ここまで考えてないかもしれませんが、


要はこちらが

相手の思いをどれだけ汲めるか
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

なので、
「心配でしたね」「急な熱でびっくりしましたね」

などの声かけをすると、


こちらの話にも耳を傾けてくれるようになります。


先にこちらが、

思いをわかってあげる

それを言葉にして伝える


それだけで、
安心して次の話に進めるのです。



『こちらの意図を言葉にして伝える』

ただ、残念なことに、
相手の気持ちを受け止めて
寄り添ってあげても、

こちらの質問に答えてくれないという方は
若干数いたりします。


そんな時は、

「まずは熱の経過から聞いてもいいですか？」

「熱が続いていると検査などが必要な場合もあるので、大事なところなんです」

と、こちらが聴きたい答えや質問している理由を
ちゃんと言葉にして説明します。


必要なら、
「他の症状は、順番で聞いていきますね」
と一言添えたりもします。


ここで大事なのは、

こちらの感情はのせないこと。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


あくまでも淡々と
冷静に伝えることが大切です。


…感情をのせちゃうと、

相手に雰囲気で確実に伝わるので、

その後の関係に亀裂が生じてしまいます。


こちらの意図を伝える時は

あくまで冷静に、要点だけを伝える。


一見冷たいようにも思えますが、

コミュニケーションを円滑に取るために、
実は重要なことだったりします。



〜今日のまとめ〜

目の前の人が

こちらの質問に答えてくれない〜

会話がかみ合わない〜

って時の対処法は



・相手が意図してることを見つける

・こちらの意図を言葉にして伝える


そしておまけで、
こちらの意図を伝える時は

感情はのせない
^^^^^^^^^^^^^^^


これで、家族や友人、
職場の人との関係も

ますます良好に築いていけますよ！^^


ぜひ試してみてくださいね！


それでは！



P.S.
私が小児科診療所で
どんなことを考えながら仕事をしているか、
1冊の本にまとめました。

子どもたちとのかかわり方の
参考になったー

と、うれしい感想もいただいています^^

気になった方は、
こちらから↓

『子どもつながる心理学』
著者：たかはしこと
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