【No.691】相談されました
「モンスター新人に困ってる」
と、相談されました。
いつの時代でも、
人間関係の悩みは
尽きないですね。
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こんにちは。
言葉と心を繋げる専門家
高橋琴です。
先日、夕食が一緒になった
シェアメイトさんと
それぞれの仕事の話になりました。
その流れで、
「こんな新人に困ってる」
と切実な話を
打ち明けられたのです。
なんでも、その新人さん、
週末の電話当番だったらしいのですが、
現場からかかってきた電話に全く気づかず、
週明けの仕事に出勤してきたそうです。
一応「スミマセンでした」と
謝りはしたものの、
ヘラっと笑って軽い言い方だったことから
「その言い方は何！？」と
さらにシェアメイトさんの
不況を買ってしまったわけですね。
シェアメイトさんの感情的なところは
置いておいたとしても、
新人さんが電話を取らなかったことは
その会社にとって
大きな損失となりかねませんでした。
だからこそ、シェアメイトさんは、
今回のことをキッチリ受け止めてもらおう
と思っていたようですが、
どこまで真剣に聞いているのか
わからない態度に、
ついついイライラと話してしまった
らしいのです。
最終的にその新人さんは、
泣いてしまったようなんですよね。
というわけで、
「どんな態度で、
どんな話をしたら伝わったのか」
と、帰宅後もモヤモヤ
悩んでいたわけです。
こういうことって、
大きなことから小さなことまで
日常的にあることで、
「伝えたいことが
伝わっていない気がする」
問題は、
現実的に人類の
大きなテーマでも
あるのかもしれません。
それもそのはず。
私たちは、
言葉を介すれば
相手に自分の考えが伝わる、と
思っているのですが、
実際には、
こちらの思っている通りに
伝わることは、
100％ありません。
人それぞれ
微妙な価値観のズレがあることから、
コミュニケーションにも
必ず、ズレが生じるのです。
だからこそ、
「相手にわかってほしい」と
思った時には、
「相手には相手の正義がある」と
認めることから
始めないといけないのです。
私にも私にとっての
正義があるように、
相手にも相手の正義がある、と
許可を出すこと。
100％わかってもらおうとするより、
大事なこの部分だけは
伝えられるようにしよう、と
優先順位をつけること。
相手に対して
自分との境界線をしっかりと
区別していないと
この考え方が
うまく機能しないことになってしまい、
結果的には、
ミスコミュニケーションとなって
泥沼の人間関係に
ハマってしまうことになるのです。
シェアメイトさんには、
もうちょっと突っ込んだ
コミュニケーションをするとき
相手に上手に伝える
視点の話もお伝えしましたが、
１番大事なのは、
相手は自分と違う人間なのだ、と
認めることだったりするのです。
30分くらい話した結果
「この話、昨日のうちに聞きたかった」
「ちょっとこの視点で話してみる」
と、前向きになってくれました。
過去に学んだ心理学の話が
こういう場面で役立って
本当にうれしいです。
ミスコミュニケーションは
お互いの「思い込み」から始まるので、
冷静に考えてみると、
多少なりとも相手に
寄り添うことができるようになります。
その寄り添いの結果、
余計な敵を作らなくなり、
喧嘩やわだかまりを
少なくすることができるのです。
そんな寄り添いのスキルを
身につけるセミナーを
近日開催予定なので、
楽しみにしていてくださいね。
ではでは。
言葉は調べで、言葉は世界。
言葉を変えれば、世界が変わる。
今日もいい１日です。
高橋琴
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