【No.739】それ、ちょっと違うよ?汗
ホテルのラウンジで、
隣に座った女性2人の話し声が
飛び込んできました。
でも、あれ?
その話、ちょっと違う。。
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こんにちは。
言葉と心を繋げる専門家
高橋琴です。
今日は、雨の中
「ゆっくり手帳タイム」を
作るべく、
お気に入りの紅茶を
飲みに行ってきました。
ここのダージリンと
空間と香りが
とっても大好きなんですよねー。
平日ということもあり、
そこまでガッツリ
満席ってわけではなかったので、
2時間半くらい
居座ってきました。
で、私が
手帳タイムを楽しんでいる間、
隣の席の男性が、
いつの間にか
2人の女性に
変わっていたのです。
話の内容からするに
2人の年齢は
30代後半くらい?
「体に良いものを
食べなさいって
言われて育ってきた」とか
「親戚の子が
本当に可愛い」とか
次から次へと
話が移り変わっていました。
そんな中で飛び出してきた
「子どもの病気の話」
彼女たちの子、ではなく、
お友達のお子さんの話のようですが、
「大変な病気みたい」と
深刻な話になっちゃったのです。
その病気は
「クループ症候群」という
名前なのですが、
「呼吸できなくなるみたい」
「治るのかわかんないみたい」
「えー!かわいそう!」
そんな会話が
聞こえてくるわけです。
確かに「クループ症候群」
気をつけなければいけない病気
なのですが、
「不治の病」という
わけではありません。
小児科の立場からすると
風邪に近い感じの
誰でもなりうる病気です。
簡単に「クループ症候群」を
説明しておくと、
「乳幼児期に罹患することが多く、
喉頭浮腫が進むと、呼吸困難に陥る病気」
「大型犬が吠えるような咳や
オットセイが鳴くような息遣いが特徴」
「発症の原因ウイルスなどは不明で、
感染症によるものではないか、と言われている」
こんな感じの病気です。
要るするに、
風邪と同じような感染から
症状が出ることが多く、
ひどくなると呼吸ができなくなるので
気をつけなくてはいけない病気
なんですが、、
気をつけなくてはいけないのは、
その特徴的な咳が出ている時で、
それ以外は、普通の生活でいいのです。
また、彼女たちは、
「男の子だから
体が弱いのかもね」
と話していましたが、
乳幼児が風邪をもらってくるのは
ある意味「当たり前」
昔から「男児は病気にかかりやすい」
と言いますし、
「クループ症候群」も
罹患する男女比は2:1ですから、
彼女たちの見解も
間違ってはいません。
でも、専門職である
私から言わせると
「違うんだよなぁ〜」と
思っちゃうのです。
まず、感染症は、
体が弱いからかかるのではなく、
原因になる菌やウイルスに対する抗体が、
体内に無い、または少ないから
罹患するのです。
もちろん、体力が少ない
乳児や高齢者は
ハイリスクになりやすいですが、
1番大事なところは
「抗体のある・なし」
なのです。
で、乳幼児の場合、
生まれてから年月が短く
菌やウイルスに晒される機会も
格段に少ないことから、
基本的に抗体はゼロスタートです。
*生まれて1年くらいは、
母親からの移行抗体がありますが、
それも1歳前には消えてしまいます。
抗体がゼロだと
何が起こるのか。
感染症に罹患している人のそばにいくと
もらってしまうわけですね!
コロナウイルス感染症が
あれほど感染者を出したのは、
新型ウイルスのために
人類全てがその抗体を
持っていなかったからです。
「クループ症候群」も
原理としては一緒。
いわゆる風邪が治れば、
「特徴的な咳」も
治ります。
そして、病気に罹ることで、
自分で抗体を作っているわけですから、
「可哀想な子」ではなく
「丈夫に育っている子」なのです。
「病気に罹ること=可哀想」と
涙を流すお母さんも一定数いますが、
私たちがこの世界で生きていくためには
避けて通れない問題です。
病気に罹りたくなければ、
一生無菌室で生活しなければならないほど
なので、
必要以上に「可哀想な子」にするのは
違うと思うんですよねー。
という感じで、
専門家とそうでない人とでは、
時々、このような
認識の違いが起こります。
これ、どちらが悪い
ということではなく、
単に「人より多く知っているだけ」
「詳しく知らないだけ」
の違いです。
だからこそ、
新しい挑戦をする時や
経験が少ないことを始める時は、
その道のプロに話を聞いたり
経験をシェアしてもらったり
業界のホントのところを教えてもらったり
することが、
かなり重要になってくるのです。
今回お手伝いしているKindleは、
まさに
「商業出版したい人のための1冊」
漠然と「ハードルが高い!」
と思われがちの商業出版に
どのように向かっていったらいいのか
丁寧なステップで
書かれている1冊です。
想像や思い込みで
勝手にハードルを上げていたら
とてももったいない!
商業出版を考えている方は、
ぜひ楽しみにお待ちくださいね♪
ではでは。
言葉は調べで、言葉は世界。
言葉を変えれば、世界が変わる。
それでは、今日もいい1日です。
高橋琴
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