フライングスタートを練習する｜【目標達成メンタル塾】バックナンバー

フライングスタートを練習する

2021年12月23日

2021年12月23日

今日のテーマは、
「フライングスタートを練習する」
です。

「フライングスタート」ってご存じですか？
競艇という競技のスタート方式です。

競艇のスタートって、おもしろいんですよね。
「ヨーイ、ドン！」
でスタートするんじゃないんです。

スタートの前から全部の艇がエンジンをかけてブンブン走っています。
スタート時刻が近づくと何となく全艇のペースが揃ってきて、
スタート時刻ちょうどにほぼ横並びでスタートラインを超えるんです。

びっくりしますよ！
スタート時刻より先にスタートラインを超えたらもちろん失格です。
どうやって合わせているのか気になりませんか？

調べてみたら、Youtubeにちゃんと出ていました。
便利ですね。

スタートラインの手前に「空中ライン」というのが設けられています。
スタートラインの５m手前、４５m手前、８５m手前、１００m手前・・・と、
運動会の旗のように、紐に旗をたくさんつけたものがぶら下がっているのです。

スタートラインから「逆算」して目印をつけているのですね。
ここポイントです。

それらを目印にして、何秒前に自分がどの空中ラインを超えるか、
あるいは空中ラインがどのように見える位置でGOするか、
選手自らがスタート時刻とスタートラインを合わせているのです。

とはいうものの、コースによって風向きが違ったり、
その日の風や波が変わったりしますから、
スタート前に走ってその日の状態を確かめるのだそうです。

自分自身が「最高のスタート」を切れるように、
それぞれに自分なりの計算や工夫をし、決まり事を決めて、
動きながら自分で「位置について」「用意」をする訳です。

これを自分のことにあてはめてみましょう。

例えば、
１月１日には２０２２年が始まると分かっていますね。
ここが「スタート時刻」で「スタートライン」です。

そのために、○日前には「用意」が始まっている。
○日前には「来年の目標と年間計画」が決まっている。
そのために、１２月○日になったら一年間の「振り返り」を始める。

「自分にはこのやり方が合っている」
というスタート前の行動が明確に決まっていると、
毎回エンジン全開でスタートが切れます。

初めてやるときはうまくいかないかもしれませんが、
試行錯誤しながら練習し、合わせていくことで、
徐々に「自分のやり方」が確立されていきます。

何事にも通じることですね。

今日は、
「フライングスタートを研修する」
というお話でした。

いかがでしたか？

まじめ・前向き・一生懸命が、もっと輝くように。