「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
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皆さま、こんにちは！

秋も深まり、木々のところどころが色づき始める昨今、
いかがお過ごしでしょうか。

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…何をするにも気持ちがいいこの時期、
最近わたし(和氣ひろゆき)は、スマホでマンガを読むのにハマっています。

若いときには全く問題がなかった単行本の文字。この年になると老眼と
乱視とで、眼鏡をかけないと全く読めないのですが…

マンガだと絵と文字で裸眼でも楽しめるし、加えてスマホだと手軽で
かさばらないし…ということで、いつのまにハマってしまったわけですが…

気づくとデータ通信量が予想外に増えていて、「あ～！」ってなることも
ここのところ度々あったりします。

なかなか「うまくいかない」…というか、
携帯電話事業者の戦略に、見事に引っかかっているなあ…と、
なんだか妙に感心したりしています。

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【今月の気になる間の話】


●「ルーツ」と「わたし」のあいだがら～その１～

こんにちは。

先月は今年の初めに亡くなった父の誕生月でした。ケーキが大好きだった
ので、母がお仏壇にケーキをお供えしたそうです。

わたし(和氣より子)は、沖縄戦を体験した両親の生い立ちや、祖父母のこと
などについての関心はあるんですが…

　「親が機嫌よさそうな時に聞こう」とか、
　「沖縄の歴史を調べてから聞こう」とか、

何かの理由をつけて後回しにしていました。

親に生い立ちを聞くことで、今までの親子関係が、不安定なものになるかも
しれない…という漠然とした不安があったから、後回しにしていた気がします。

しかし父が亡くなったことをきっかけに、「気になるなら、今調べよう」と
改めて決心をし、まずは父の生い立ちを調べることをやり始めました。

最近、友人から「専門家に依頼してファミリールーツを調べる人が増えている」
という話を聞きました。わたしのように、自分のルーツについて関心をもつ
人が増えているのかもしれませんね。

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自分のルーツを調べていく過程で、

　「ハードル高いな」とか、
　「気をつけないとな」とか、

やってみて分かったことをちょこっと紹介させてください。

父のことについて、特に深く知りたかったことは、

　「沖縄戦開始から本土復帰まで、どこにいて、何を考えていたのか？」

ということと、

　「大学教員時代」

の２点です。説明をすると長くなるので、この２点の経緯については、
来年のメルマガで改めてご報告させてください。

前者のことについては、まず本を読んで、当時の状況についてある程度理解
した上で、母に質問をしてみるという手順でやることにしました。

母親に聞かないとわからないことがでてきて、電話で聞くと…

　「急にそんなことを聞いてきてなんね？」

と訝しんでいる母。それでも気にせず、ちょくちょく電話で質問していたの
ですが…ある日のこと。母親がニヤニヤしながら私に

　「さては、よーりーは、わたしがボケる前に
　　色々聞いておこうと思ってるんでしょ」

と言われて言い返せませんでした。親は何でもお見通しですね！(苦笑)
親に聞くのって、案外ハードルが高いものだと実感しました。

また、わたしの親と義母は同年代ということもあったので、

「ひろちゃんは、親の生い立ちとか関心ないの？」と聞いてみたら、
思いもしない答えがかえってきました…

　「う～ん、関心が全くないわけではないけど。
　　お袋から、お袋自身の幼少期話を何度か聞かされているけど、
　　毎回内容が微妙にかわるんだよね。
　　人の記憶って不確かだから仕方ないけど、不確かなことを
　　わざわざ聞きたいとは、あまり思わないかなあ…」

とのこと。

『人の記憶って不確か』という当たり前だけど忘れがちなことを、
頭の片隅にいれて、調べを進めようと思いました。


ゆる～く始めた親の生い立ちを知ること。

始める前にあった親子関係についての不安、今どうなったかというと、
ぜ～んぜ～ん不安定にはなっていません。

もしかしたら母親は、わたしがまた余計なことをメルマガに書いているん
じゃないかと、警戒しているかもしれませんが（苦笑）。

親のことを知ったことで、あらためて、わたしはこの両親に守られてきた
ことを実感することができました。前よりも心の距離が近くなった気もして
います。

和氣家のファミリーヒストリーもひも解いてみようかしら♪

（よーりー）



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