「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

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　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015/7/11
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皆さま、こんにちは！

ここ最近、私たちがいる生駒では、ジメジメ・ムシムシの天候が
続いています。パッと晴れた！…かと思うと、土砂降りの雨！…と、
なんだか不安定な天気です。

でも生駒山の上空をみると、線がハッキリした「モクモク」の雲
が、日を追うごとに多くなってきており、いつ入道雲が表れても
おかしくないような雰囲気です。

気づくと7月も中旬。
あと1週間もすれば、天然原色の「夏」になる。

ギラギラ太陽のエネルギーに負けないよう、今のうちに暑さに体
を慣らしておきたいものです。

だれもが解放的になって良い季節を、「目一杯」楽しむためにも。

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【今月の気になる間の話】

●「私たち」と「数えること」とのあいだがら
ムシムシするこの時期、わが家ではトマトを良く食べます。赤い実に
酸味と甘み…体が疲れているときは、特においしく感じるもの。
今回は、どこの家庭にもある「トマト」を使って、「数える」という
ことの意味を深く考えたいと思います。少々哲学的なお話なので、
もし良ければトマトを見ながら読んで頂けると幸いです(笑)


私たちが「トマトを数える」と言うときは、いつも、「トマト」と
「見分けられるもの」が「いくつあるのか？」ということを意味して
います。つまり「数える」ということの中には、「見分けること」が
含まれているという訳です。

「見分ける」ということの結果は、「見分けられる（見分けられた）」
と「見分けられない（見分けられなかった）」のどちらか、つまり「Yes」
か「No」か、「1」か「0」かのどちらかしかありません。だから、1個の
「つぎ」は、2個で、2個の「つぎ」は、3個で、…というように、
「1つずつ」飛び飛びに増えていくことになるのです。

もし「0.5個のトマト」というものが現実にあるとするなら、どうなるで
しょうか？
それは「0.5だけトマトに見える何か」を数えていることを意味します
ので、そもそも「トマトじゃないかもしれない」ものを数えているかも
しれません。つまり「トマトを数える」とは「必ずしも言えない」こと
になる訳です。


さて、トマトのお話はこの辺にしておいて、つぎの文章を読んでみて
ください…

　「厚労省の2013年の統計によると
　　『1人の女性が一生のうちに出産する子供の平均数』は、1,43人で、
　　　2012年から0.02人増えた」（アア、ヨカッタ！）

どうです？何か違和感がありませんか？
「0.43人ってどういうこと？」「0.02人って、わけわかんない！」
とか…なんだか宇宙人を数えているようです。

件の統計データは、子どもを1人だけ産んで、2人目を産まない女性が
非常に多いことを意味するのですが…
女性が子どもを産むことについて、年齢の制約があることを考えれば、
そういう年齢層の人たちが「あまり良くない状況」にあり、落ち着いて
子どもを産んだり、子育てをすることができない…という話のようにも
思えます。


現実の世界での「数えること」と、計算の世界での「数(値)」とは、
本質的に「別」のもの。でも、しばしば「ごちゃ混ぜ」にされてしまう。

だから、ニュースで目にする「数値」を、あえて「数えること」に
置き換えてみることは、頭の中から踏み出して、地に足をつけた
現実を考えるキッカケになるのです。

（ひろゆき）


【今月のトピックス】

●和氣よりこが、先月21（日）に那覇市で開催された、
　「育自のための小さな魔法※ Part 1」にて
　　ファシリテーターデビューしました！

当日は3名の方にご参加いただきました。
和室でしっとりと「自分の人生を語る」をしていただきました。

人数がソコソコあつまれば出張のワークショップをします
(関西・沖縄地区に限りますが…)。和氣よりこまでお気軽に
お声かけください。

※なお、「育自のための小さな魔法」は、「あいだの力学」主催
　のワークショップではありません。ご了承ください。


●あいだの力学に対するリクエスト募集！
しばらくの間を、「充電期間（次のネタ探し）」にしようと考えています。

そこで、「あれやって欲しい！」とか、「こういうのは無いかな？」とか、
アイデアやリクエストがあれば、ぜひぜひ遠慮なく私たちに伝えて※
くださいませ。

※このメルマガに返信して頂ければ、私たちに伝わります。

よろしくお願いしますね♪


これからも私たち「あいだの力学」に対する応援、よろしくお願い申し上げます。