「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

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　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2017/7/11
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皆さま、こんにちは！

晴れると酷暑、雨が降ると豪雨。

暑さと湿気で、既に夏バテになりそうな天候ですが、皆さまいかが
お過ごしでしょうか？

わたし（和氣ひろゆき）は、実はキュウリが大好きで、この季節は
特に、（キンキンに）冷えたキュウリに、お味噌をつけて食べるのが、
食事の時の楽しみだったりします。
（コレに、冷えたビールがあれば最高！）

夏の野菜は、色がビビットでカラフル。緑のキュウリ、赤のトマト、
黄色のカボチャ、紫のナス。

脇を固めるピーマン、トウモロコシ、オクラとゴーヤ。

…と、想像するだけで、なんだかおなかが減ってきました。

今夜の晩ごはんは、何かなあ…？


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【今月の気になる間の話】

●「カウンセリング」と「コーチング」のあいだがら
　　～カウンセリングの体験を通して～

ある勉強会で知り合いになった、ヒプノセラピストの
黒田俊之さんが、カウンセリングもされていることを知り、

先日、初めて、黒田さんのカウンセリングを体験する機会に恵まれました（※1）。

カウンセリングの全体は…
　・「気になっていること」を話し
　・時に想像力をつかいながら、
　　そのことについて深く観察
　→クロージング
　　・気になっていることについて、
　　　改めてどう思うか？など
…というステップで進みました。

わたし（和氣より子）が話した、「気になっていること」というのは…
　・近々研修講師の仕事があるが、仕事のトラブルで
　　心が穏やかではない。
　・数年前研修の仕事で、オドオドしている受講生Aさんに
　　　「自分に自信のない、わたし（＝よーりー）」
　　を重ねて不適切な関わり方をしたことがあり後悔している。
　→今回の研修では、そのようなことがないように、
　　カウンセリングをうけて心穏やかな状態で仕事に臨みたい。
…というものでした。

　　「話したくないことは話さなくていいので、
　　　数年前の研修のことを一緒にみていきましょうか」

と黒田さんに促され、その当時のことを、わたしは話し始めました。

・Aさんのためと思い、Aさんのパーソナルスペースに踏み込んだものの、
　その後「Aさんのため」ではなく「自分のため」だと気づいたこと。
・研修後にAさんに謝って許してもらったが、どこか気持ちが晴れない
　ままでいる「わたし」

研修講師の依頼をうける度に、「やりがい」とともに、受講生に刺される
かもしれない…という「怖さ」が入り混じった気持ちになること。

一通り話し終えたあと、黒田さんから

　「想像で構わないので、今、和氣さんと受講生さんたちとの
　　距離はどれくらいですか？
　　距離が分かったら、受講生さん達と離れてみましょうか…」

と促され、目を閉じて、イメージ上の受講生さんたちから離れてみる
わたし。

　「ン!?怖いけれど、受講生さんたちから逃げることはしたくない！」

と思ったのと同時に

　「研修講師として『もう一歩の覚悟』が必要な時期なのかも…」

と直感で思い、それを黒田さんに伝えました。黒田さんは、終始わたしの
様子をあたたかく見守ってくださり、今度は

　「受講生に刺されるのでは…」

ということの「怖れ」について、一緒にみていきました。

　「何で身体のどこを刺されるイメージなの？」
　「刺された部分はどのようになっているの？」

…といった感じで「刺される、怖さ」について、ゆっくりみていきました。
しばらくの時間が経ち、わたしの感情の波がおだやかになった頃を見計らって

　「気づきがあったようですが、改めて最初に言っていた
　　『気になっていること』についてどう思っていますか？」

と黒田さんから問いかけがありました。

　「研修中、研修依頼主や受講生から反対されても、
　　自分必要だと思ったらやり抜きたいと思う。
　　やったことがないので、やって後悔するかもしれませんが…」

とわたし。

　「そうですか…。
　　その後悔は『不適切な関りをした』と思っての後悔と同じものですか？」

と黒田さん。

　「違います。前向きな後悔な感じです」

とわたし。

気づくと、あっという間に時間が経ち、セッションが終了しました。
邪気がぬけたような、とってもスッキリした気分になりました。

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せっかくなので、わたしが普段やっている「コーチング」と「カウンセリング」
とで、どう違うのかを少し触れたいと思います。

コーチングにも「クライアントが自分の内面を深く観察する手法」があるので、
大きな違いは感じません※2でした。

ただ（抽象的な表現で申し訳ないのですが…）コーチングをうけたあとは、
　　「よし、やるぞ！」
といった力がみなぎることが多いですが、
カウンセリングをうけたあとのわたしは、
　　「心穏やかでイマココの幸せに感じる」
といった感じでした。

カウンセリングででてきた「研修講師としてもう一歩の覚悟」を大事に、
しばらく研修の仕事に臨みたいと思います。


（よーりー）

※1 カウンセリング（やコーチング）では、カウンセラーとクライアントとの
　　間の人間関係(特に利害関係)が、カウンセリングに悪影響を及ぼさない
　　ように、それぞれが持つ関係について意識する必要があります。
　　例えば、「カウンセラー」と「クライエント」であるのと同時に、
　　「友人同士である」「親と子である（or夫婦である）」などです。
　　わたしと黒田さんとの間には、「勉強会仲間」という関係がありますが、
　　わたしはその関係があることを承知した上で、今回依頼したことになり
　　ます（悪影響のある、多重関係の回避）。
※2 補足：現在のICF(国際コーチ連盟)の定めるコーチングは、もともとは
　　ロジャーズのエンカウンター・グループのマラソン療法を起源として
　　います。そのため、コーチングはロジャーズのカウンセリングとも、
　　近い部分もあるのです。


【今月のトピックス】

●和氣よりこが、コーチ仲間の桑原康平（ニックネーム：サウル）さんと
　「コーチング体験会（仮）」を広島で開催することになりました！

詳細が確定次第、ホームページなどでお知らせしま～す！


●あいだの力学に対するリクエスト募集！
私たち、「あいだの力学」に対して、「あれやって欲しい！」とか、
「こういうのは無いかな？」とか、アイデアやリクエストがあれば、
ぜひぜひ遠慮なく私たちに伝えて※4くださいませ。

※5　このメルマガにへの返信、もしくはホームページの「お問い合わせ」で
　 　連絡して頂ければ、私たちに伝わります。
　→ http://www.aidano-rikigaku.jp/

よろしくお願いしますね♪

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これからも私たち「あいだの力学」に対する応援、よろしくお願い申し上げます。