「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

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　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2018/4/11
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皆さま、こんにちは！

朝晩が冷え込むものの、昼間の日差しはすっかり春の陽気。
近所の山に山ツツジの紫。耳を澄ますとウグイスの声。

ふと視線を移すと、ミニチュア・ダックスフントくんが、
お隣さん家の窓辺で、気持ちよさそうにお昼寝をしています。

期末、期首のドタバタをちょっと脇に置き、この時期だけの
お日さまの「ポカポカ」を、カラダの中に取り込みたいもの。

きっとその方が、いい仕事ができるんじゃないかなあ…。

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【今月の気になる間の話】

●「わたし」と「職場の人間関係」のあいだがら

春ですね～♪日差しが暖かくなり「春だなぁ」と体で感じています。
新年度になり「職場の顔ぶれが変わった」という方も少なくないこと
でしょう。

わたし（和氣より子）にとって、新しく入ってきた方と仕事を始める
ことは、楽しくもあり、接し方に悩んだり…という感じなのですが、
皆さんはいかがですか？


わたしは普段、大学の就職部でキャリアカウンセラーとして働いています。

職場には2人の先輩キャリアカウンセラーが居たのですが、あるとき、
新年度になるタイミングで、先輩の一人が辞めることになり、その先輩
の後任として、新しく5才年下のAさんが入ってくることになったのです。

上司から「和氣さん、Aさんに仕事のモロモロ教えてあげてね」と
言われたものの…「教わる立場」から「教える立場」に突然変わり、
戸惑いを感じずにいられませんでした。

そのうえAさんの学生との接し方をみていると、学生に注意すべきことを
わたしにはスルーしているように見えます。

そんな「モヤモヤする」状況は、結局、先輩カウンセラーに入ってもらい、
Aさんと3人で話し合うことで解決したのでした。


さて…Aさんがきて半年、1年と経ち、今はどうなっているか？というと、
わたしがAさんに「教える」ことだけでなく、わたしがAさんから「教わる」
ことも多くなってきたように感じます。

わたしがAさんから教えてもらったことを、あえて挙げるとするなら、
生意気な態度をとる学生との「接し方」かもしれません。

Aさんが、生意気な学生たちに対して粘り強く接することで、
その学生たちが変わっていく様子を目の当たりにし、とても驚き、
心から感服したことがあります。

そのとき、Aさんはわたしに―
　　「生意気な学生は強がっているだけで、根は素直ですよ！」
―と、接し方の「ヒント」を話してくれたのですが、

そのことがあってから、わたしも生意気な学生と接する時はいつも、
「根は素直、根は素直」と心の中で確認するようにしているんです。


ある方から、「年下に教えてもらうことに、抵抗感はないの？」と
聴かれたことがありますが…「ワタシ的」には全く抵抗感がないです。
（もちろん、生意気な年下は別ですが(笑)）

「抵抗感のない理由」について考えると、わたしの場合、自分の父が―
　　「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
ーとよく言っていたからかもしれません。

ちょっと昔の出来事になりますが、父がわたしに―
　　「この記事に書かれている、『アムラー ※』とはなんだ？」
―と聞いてきたことがあります。さすがにそのときは、「そんなことまで
聞かなくてもいいよ～（苦笑）」と思いましたが。

そんな風に、父は娘である、わたしからも「教わる」人なんです。
だからなのでしょう。


年下の方と一緒に仕事をする経験がなかったわたしにとって、Aさんとの
最初の数か月はしんどかったのですが、今は楽しく一緒に仕事ができる
関係になりました。

もちろん、今でもAさんと意見がぶつかることもあります。でも、
「そうきたか！」と楽しむ余裕が、今の自分にはあります。

皆さんが職場の方々と、「ニコニコ」な新年度スタートになりますよう
お祈りしていま～す！！


※　歌手の安室奈美恵さんのファッションを真似た女性のこと

（よーりー）


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