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このさき案内人・堀岡 伸司

別キャラを作って演じる作戦

2025年02月12日




さて、いきなりですけど、

「過去と他人は変えられない、
 変えられるのは自分と未来だけだ」

って言われたことありません?


こう言われると「おお、確かに!」と
一瞬、納得感マックスになるんですが、

しばらくすると、

「いや、ちょっと待って、
 その自分と未来を変えるのだって
 チョー難しいんですけどー」

てなオチになってしまいます、涙


それにしても
どうして人は変われないんでしょう。


 ・・・・・


昔、NLPの講座に通っていたとき、
人は無意識下にあるプログラムによって
動かされていると知りました。


その1つがビリーフシステム、

これはその人にとっての常識、
つまり自分が正しいと信じている価値観や
思い込みのことです。


これをアインシュタイン先生は、

「常識とは18歳までに身につけた
 偏見のコレクションでしかない」

というコピーライター顔負けの鋭い表現で、
一刀両断しています(天才!)


ところで、

誰もが「私は~という人間だ」という
セルフイメージを持ってますよね。


実はそれもこのプログラムが作り出した
ある種の"思い込み"なのです。


このセルフイメージを変えないと
自分も未来も変わらないんじゃないかと、
僕は思うわけです。


 ・・・・・


でも、"言うは易く行うは難し"


なぜなら、
このプログラムが担っている最大の使命が
そのセルフイメージの維持だからです。


だから意志の力で変えようとしても、
即座にプログラムが抵抗してくるわけです。


これが俗に言う「現状維持バイアス」です。


そこでご提案したいのが、
「別キャラを作って演じる」作戦です。


 ・・・・・


この作戦は自分の内面にアプローチせず、
まず形から入りましょう、という方法です。


演じてるだけなのでプログラムの検閲にも
引っ掛かりにくいのです。


演じるというと、かならず嘘くさいとか、
罪悪感があるって人が出てくるんですが、

今の自分もプログラムによって
演じさせられているキャラに過ぎないので
同じことです。


手始めに自分のなりたい姿をイメージし
キャラ(役柄)を設定しましょう。


あとは一流の役者に成り切って、
そのキャラを演じ続ければいいのです。


子供の頃ピンク・レディーに成り切って
テレビの前で踊ってましたよね?


そう、あの感覚です、笑


 ・・・・・


なぜこれをお勧めするのかというと、
脳は現実とフィクションの区別がつかない
からです。


だから演じ続けていると、

「おや、どうやら主はピンク・レディーの
 ミイになったみたいだ」

と脳は認識するようになり、
その結果プログラムが書き換えられるのです。


これによりセルフイメージは作り変えられ
体験する現実も変わるという寸法です。


もちろん、そのキャラにフィットするには
少々お時間を要するでしょうけどね。


ちなみにこの作戦、
具体的なモデルがいると成功率が高いです。


モデルは映画の中の登場人物でも
漫画やゲームの主人公でもオッケーです。


僕は長年、藤田まこと演じる必殺仕事人の
中村主水をモデルにしていました。


表の顔はグダグダ、でも裏の顔はキレキレ、
っていうところが好きで、笑


まあ何事もやってみないと分からないので
是非お試しくださいませ。


最後にひと言でまとめておきます。

「なる前になれ!」


 ・・・・・


先日、朝起きると結構な積雪だったので、

「そりゃ雪ダルマ作るでしょ!」

と、外へ飛び出しかけたんですが、
ジジイが朝から一人で雪ダルマ作ってる絵を
想像してやむなく断念しました、、

(・・・)


ということで、

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!



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