4つの観点で意欲につなげる
2020年8月6日
本日のテーマは、
「4つの観点で意欲につなげる」です。
「目的・目標を4つの観点で考えて書き出す」
という作業をしてみませんか?
この作業をすることによって自分の「思い」を確認することができ、
「得たいもの」を手に入れようという意欲が増してきます。
「目的」と「目標」を明確に区別している方も、
そんなことは全く考えていない方も、
まずは「自分の得たい結果」(「目的」や「目標」)を、
4つの観点から考えるということをしてみましょう。
頭で考えるだけではなく、紙に書き出すことでより「思い」が明確になります。
4つの観点とは、
自分・有形
自分・無形
社会他者・有形
社会他者・無形
の4つです。
人は自分のことだけを考えて生きているわけではありませんね。
自分のためだけではやらないようなことも、
「子どものためならやる!」
という人は多いです。
また、お仕事の場合でも、
自分の売上のことだけを考えて売るのは辛いけれど、
「多くのお客様の役に立つんだ!」
と思えば頑張れると言う人もいます。
人は、自分以外の誰かのことを考えた方が、力が湧いてくるのです。
実際にやってみましょう。
自分・有形は、
自分が手に入れたい「形あるモノ」です。
お金・家・車・洋服・バッグ・靴・時計などの「物」や、
優勝・記録・得点・売上・人数など、
結果・成果のわかるものをここに入れましょう。
はっきり見えるので「目標」にしやすい部分ですね。
自分・無形は、
形はない・目には見えないけれど、手に入れたいものです。
自信・満足感・充実感・達成感・誇り・ワクワク感など、
感情にかかわるものと言った方がわかりやすいでしょうか。
お金をたくさん手に入れることによって満足感や安心感を得るとか、
出したい記録を出すことによって自信が生まれる、
目標売上を上げて達成感を得るなど、
モノよりもむしろここを重視している人は多いですね。
自分が得たい感情を書き出してみましょう。
社会他者・有形は、
自分以外の誰かや社会が得られる「形あるモノ」です。
例えば、家族や仲間、会社、チーム、お客さま、業界、日本、世界など、
をイメージしてください。
自分が「目的」や「目標」など「得たいもの」を手に入れた時に、
周りが得られるものは何でしょうか?
あなたが家を手に入れると家族も家を手に入れます。
あなたが優勝するということは、
チームの仲間も優勝するということかもしれません。
監督は優勝監督になります。
あなたが売上を上げれば、会社の売上が上がりますね。
このように考えると、自分が「得たいもの」を得ようとすることは、
自分のためだけではないことに気づけます。
社会他者・無形は、
自分以外の誰かや社会が得られる形のないものです。
自信・満足感・充実感・達成感・誇り・ワクワク感など、
感情にかかわるものは、あなた一人が手に入れる訳ではないのです。
あなたが車を手に入れれば家族も快適になるでしょうし、
あなたが優勝すれば仲間も監督もコーチももちろん嬉しいでしょう。
家族や友人は誇りに思ってくれることでしょう。
あなたが売上を上げたら上司も社長も喜ぶし、
あなたが社会貢献になるようなことをすれば、
地域・社会の人たちが満足することでしょう。
自分以外の周りの人や社会がどんな気持ちになるかを、
徹底的に考えて書き出してみましょう。
このように4つの観点から「自分の得たい結果」を考えることで、
何かを得たいということは決して自分勝手ではないということに気づけます。
「自分のため」は「周りの誰かのため」でもあるのです。
支えてくれる人たちへの感謝の気持ちが生まれ、
より大きな力が湧いてきます。
一度、
「目的・目標を4つの観点で考えて書き出す」
という作業をしてみませんか?
結果を手に入れるための新たなモチベーションが湧いてくるはずです。
それは、目標達成に近づくことになるのです。
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