このメルマガの説明はありません。

○○　○○　さま

いつもお世話になり、ありがとうございます。
税理士事務所ランニングパートナーズ、代表の鈴木です。

私は税理士ですから、皆さまに経営計画や数字の見方など、経営のノウハウ的なものをお届けしようとも毎回考えるのですが、「数字は無理をする・させるためにある」という、伊那食品工業の塚越寛最高顧問の言葉を心に抱き、特に経営者・経営幹部の皆さまは普段から数字数字・・・と常に考えているでしょうから、10日一回ぐらいは穏やかな気持ちになっていただければ・・・と、迷った結果いつもこのような内容になります。

さて、以前このメルマガでも紹介しましたが、昨年5月～今年3月まで、税理士の池田繁美先生が主催する「耕心塾」に昨年5月から今年の3月まで参加させていただきました。
http://www.ikedabusiness.co.jp/kenshu/sosingaku.htm

素直な心を学ぶ「素心学」の基礎を学ぶ位置づけの耕心塾ですが、昨年5月14日に開催された一番最初の講義で、塾生に与えられた課題は、

「1年間し続けよう」

でした。

池田先生が新入社員だったころ、ある研修で講師の方が、
"
「しつけ」とは「し続ける」ことである。
どんなことでもいいから、ひとつのことを「し続ける」習慣を持ちなさい。
それがきっと諸君の将来に役立つはずです。
"
と話されたそうです。

池田先生はその言葉に"なるほど"と感じ、タイムカードの打刻を毎朝きっかり「7:30」に1年間押し続けてみようと決めました。
結果、見事にやり遂げ、そこで「し続ける」が身についたことで、その後幸福な人生を歩む第一歩となり、し続けることの偉大さを知った、とおっしゃいます。

「自分で決めたことを実行・継続する」ことの意義。

※
一昨日夜に参加した株式会社新宮運送・木南一志代表の講座でも、毎回「自分が決めて行動すること」がどれだけの力になっていくかについて強調されます。

昨年5月14日の耕心塾でこの話を聞き、夜ホテルに戻って考え、早速翌朝から始めたのが、

「1年間、毎朝妻に感謝のはがきを書く」ことです。

出張のときは出張先のホテルで書いてポストに投函。
家にいるときは手渡し等で渡す、または机の上に置いておく。

妻との関係が良好のときは感謝がいくらでも出てきますが、少し意見がぶつかってしまった日の翌日などはそう簡単に出てきません。
それでも感謝を絞り出し、反省とともに書いたことも何度もありました。

最初のころは妻から「はがきの中でだけ優しいね」と言われていた私も、続けていく中でほんの少しは変化を感じてくれたようで、10か月が経過する頃には「私の話を以前より聴いてくれるようになった」と伝えてくれました。

そんな毎朝のはがきが、先日5月14日に無事365日を達成。
毎日書くはがきを1年間受け取ってくださったことへの感謝を伝えました。

※詳細は当日のブログ「ひとつのよいことをし続け、思いやりの種をまく」
http://blog.running-partners.com/?day=20250514

ここ数年間ではがきを書くことが増えた私ですが、40代手前までは手書きのはがきなど、一切出したことがない人間でした。そんな私ですから、もちろんまだまだ身につかず、書くのを億劫に感じることもしばしばあります。

さらに加えて字も汚い私です。どんなことがあろうとも「1年間毎朝はがきを書き続ける」、それも身近な妻への感謝、というプライドの高い私にとってはハードルの高い実践を1年間やり遂げたことは、自らの弱い心・未熟な心に打ち克ち、結果として、どんなときでも周囲に思いやりを示していくという、大切な力を養ってくれている、と実感しています。

まだまだ養っている最中ですので、当然ムラがありますが、以前よりは成長したように感じます。

そんな貴重な体験を経た私は、5月から社内で「耕心塾」を始めました。
事後報告にはなりましたが、池田先生からも「塾長として喜んでいます」と、有難いおはがきをいただきました。

私たちは、2021年1月から毎月2回、心を高める目的で「しあわせみらい会議」を繁忙期でも例外なく続けてきました。
https://www.running-partners.com/mirai/

ただ、毎回学びは深まるものの、行動、そして変化・継続にはなかなか至らない、というのが大きな課題でした。

素心学では「学びの型」を「学・思・行・伝」としています。

簡単に説明をすると、
・基本を学び、仲間と研鑽しあう「学」
・学んだことを自分自身に置きかえて思い返す「思」
・その学びを生かす「行」
・さらに学びを深めることで自分自身を正し、そして周囲にも伝えていく「伝」

このくり返しで、学びをただの知識で終わらせるのではなく、しっかりと身につけていく、ということです。

※「伝える」ことについては本日のブログ「教えずに伝えることで、周りも自分も幸せに！！」をご参照ください。
http://blog.running-partners.com/?day=20250518

私にとっては「伝」の実践でもある社内耕心塾ですが、もちろん社員に対しての最初の課題は「1年間し続ける」です。

私の拙い体験談、そして、ただ続けるだけではなく「周囲にとって少しでもよいこと」がいい、というアドバイスを聴きながら、それぞれが翌日から「1年間し続ける」を自分で決めて取り組んでくださっているようです。
この体験を経て、社員が自らの足で"末広がり「幸」"を実現できる人生を歩み始めるのであれば、経営者としてこれほどの喜びはありません。

さて、私は明日午後から福岡へ移動し、耕心塾を修了した人が参加できる「素心学塾」（隔月開催）に参加させていただきます。

まずは自らが大前提である「学・思・行」実践し、いいと感じたことは積極的に周囲に「伝える」よう励んでまいります。


本日も、長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さまが周囲の方々と共に、思いやりと感謝に満ち溢れた日々を過ごせますように。

お返事はもちろん不要でございますので、お気軽にお受け取りいただけますと幸いです。
ただし、ご返信をいただいた場合、必ず私から心を込めた返信をいたします。
何か心に触れた部分があれば、ぜひご感想をお寄せくださいませ。

ご不要の場合は、お手数をおかけいたしますがこちらから配信解除をお願いいたします。
解除専用ページURL

※
周囲の方の「末広がり」の幸せを願い、毎日ブログもコツコツ書いております。
こちらも、もしよろしければお読みください。
http://blog.running-partners.com/
本日で2,893日連続更新です。

〒025-0097　岩手県花巻市若葉町2-18-16
税理士事務所ランニングパートナーズ
https://www.running-partners.com/

NPO法人日本を美しくする会
https://www.souji.jp/

鈴木　陽介　拝