このメルマガの説明はありません。

○○　○○　さま

いつもお世話になり、ありがとうございます。
税理士事務所ランニングパートナーズ、代表の鈴木陽介です。

前回お送りした、八日のメルマガに引き続き福岡より。前回は博多でしたが、今回は北九州市小倉よりお届けいたします。

本日ついに今季初の雪予報になった花巻から、昨日は最高気温が20℃だった北九州へ移動するとやはり気温差が大きく感じます。
今朝、朝4時前に外に出て早朝清掃をしても、10度前後のため「寒い」という感覚はなく、手袋も必要ありません。
何よりもクマがいない九州では（環境省が2012年に九州地域での絶滅を宣言しています）、朝掃除に出かける前にクマ情報を確認する必要はなく、安心して外に出られることに有難さを感じます。

暦はすでに立冬、今週末には小雪になります。
その名の通り「小雪」は雪が降りはじめるころで、積もるほどは降らないことから小雪といわれたようですが、季節の移り変わりを肌で感じることができる花巻に住んでいることに感謝をしつつ、寒さも味わい深く楽しんでいきます。

そんな昨夜ですが、福岡空港について地下鉄で博多駅へ、博多からはいつもの新幹線ではなく、特急ソニックに乗り2駅。黒崎へ移動しました。
ソニックに乗り黒崎駅に移動したのは、ちょうど4年前の2021年11月3日以来で、運命のお出逢いとなり、今回も学ばせていただく、素心学塾塾長である池田繁美先生の会社に訪問させていただいたときに遡ります。

当時を思い出すと、天気は小雨。
少し肌寒い中、駅から出ると、小走りで出迎えてくださったのは、今ご一緒に学ばせていただいている、池田先生のご息女・中園さまでした。

池田先生の会社は黒崎駅から徒歩5分程の場所にありますが、中園さまの手にはご自身の傘と、私が傘を持っていないことを想定しての傘。そして「歓迎　鈴木様」というウェルカムシートを広げてくださいました。
また、ちょうどコロナ禍の中でしたが、「挨拶のときは外させていただきます」と、わざわざマスクを外して表情を見せ、笑顔でご挨拶をしてくださったことが忘れられません。

その後池田先生と会社でお逢いしたのですが、私自身の心構えが未熟すぎて、緊張してガチガチ。話したことはほとんど覚えておりませんが、帰る際に、池田先生がわざわざ黒崎駅まで一緒に歩いて送ってくださったことが、心の深くに残っております。
少し前に知ったのは、当時の池田先生はご体調が万全ではなかった時期だったということです。
その中で駅までご一緒に歩いてくださった池田先生の生き方に、大きな影響を与えていただいているのは間違いありません。

昨夜は、師である池田先生、そして素心学塾で正講師として先頭に立って歩む道を照らしてくださっている6名の皆様が、私と、同期でご一緒に学ばせていただいている公認会計士の加藤太一さんを囲んで懇親会をしてくださいました。

昨年5月から3月までは毎月、今年の5月からは隔月で福岡に通って学ばせていただいておりますが、講義以外でも、これでもかといつも気にかけて心遣いを示してくださる皆様の姿からは素心学の実践が溢れており、一緒の空間にいるだけで学びが深まっていくのが自分でもわかります。いつもいつも本当に感謝するばかりです。

やはり、私の一番の学びは「人と逢うこと」です。
そして、さらに言うなれば、人と逢って得たものを行じること。

「たとえ百回学んだとしても、行じたものしか叡智にはならない」とは、私淑する田坂広志さんのお言葉ですが、「行じている人」と逢うことで、大きな勇気をいただき、背中を押していただけることは間違いありません。

しっかりと得たものを行じていくことで、いただいたご恩に報いてまいります。

話は変わり、この10日間も本当にいろいろなことがありました。
8日、9日は、前回のメルマガで少しご紹介した、
・第384回　博多駅早朝清掃（32周年年次大会）
・第45回「福岡実践人」研修会
に参加させていただきました。

8日の朝はご一緒できませんでしたが、9日の朝には、ゴミ拾いの活動を「夢拾い」と呼び、2010年から例外なく続けて800回以上。さらに全国に広げておられる広島の上野和浩さんにお願いをして、雨が降る中で夢拾いをご一緒にさせていただきました。

その流れで参加した福岡実践人研修会2日目。
座学の最初は、初めてお逢いする、大阪の山本健治先生による「掃除にドラマあり　ホウキとヤルキ」というお話でした。

山本先生は20年以上新大阪駅前のお掃除を続けておられる方で、その実践に裏付けられたお話には、私自身の体験と重なる部分も多くあり、本質的な内容に心が震え、知らず知らずのうちに涙がこぼれてきました。

その時は全く思い出せなかったのですが、後から知ったのは、山本先生は高槻市議や大阪府議を務めておられた知る人ぞ知る方で、私も以前、山本先生の著書を読んだことがあったということです。

山本先生は著書の中でご自身をこう紹介されています。

"
テレビやラジオで有名になると、選挙に出る人が多いのですが、私は逆で、落選したからテレビやラジオに出ることができました。
ついでに言いますと、選挙前に駅前を掃除したりする候補者もいますが、当選するとなぜかしなくなります。
わたしの場合は落選してから始めました。
地元でやると「また選挙に出よるぞ」とウワサされたりするので、仕事場を置いている新大阪駅東口で始めたのでした。
"

議員だったときは口ばかりで掃除をすることもなく、落選してから掃除をはじめ、さらに続けることで、次から次へと自分のやっていることの浅はかさに気づいた、とおっしゃる山本先生。
掃除のお話なので、やった人にしかわからないことばかりですが、少しだけキーワードに感じた言葉を共有すると

・言語無用　只管掃除
・掃除「に」学ぶ会なのだから、人に教えたらいけない
・自分で具体的に行動するのが掃除
・日課のようになるのが掃除　毎日やっている人がここに何人いるか？？
・掃除はただ単に汚れたものを放り出すのではなく、宝を寄せ集めている
・掃除は日常生活の後始末
・・・

お話の最中、終始感動していた私は、質疑応答の場面で質問がなくとも自然と手があがり、感動を伝えずにはいられませんでした。
言葉足らずでもその想いが通じたのか、山本先生は「花巻に行きますよ」とお約束してくださり、花巻に戻ると、すぐにお名刺と手書きのお手紙が届きました。

山本先生のお手紙には、

"
ぜひしばれる時季、花巻で掃除をさせてもらって宮沢賢治の気持ちになってみたいと思います。
"

といったことが書かれていました。
もちろんその前に私が大阪にいき、山本先生と一緒にお掃除をさせていただくと決意しています。

ちなみに、お話を聞いて感動した私は、山本先生の著書を取り寄せて読み始めています。

以前読んだ本は
・たかが掃除と言うなかれ
・掃除が変える　会社が活きる

今回購入して、ちょうど昨日の移動中などで読んだ本は
・ホウキとヤルキ　掃除にドラマあり
・便所掃除はお金を払ってでもさせてもらいなさい
・すべての一歩は掃除から
の3冊です。

本を読ませていただきながらも、山本先生がおっしゃったように、あくまでも実践の中で人としてのあり方、生き方を学ばせていただきます。

人としてのあり方、生き方つながりで、昨日は現在作成中のフィロソフィの校了日でした。
来週はついに「しあわせみらい発表会」（経営計画発表会）があります。

今回の発表会では、徳武産業さまで学ばせていただいたことを参考に、先週のしあわせみらい会議で社員に取り組んでいただいた、今年の振り返り・反省と来年以降に向けた「長期と短期のストレッチ納得目標」を発表していただきます。

「夢や希望のない会社や人は死んだも同然」
とは、私のメンターである、故・新将命さんからいただいた、大切な言葉の一つです。
社員にも夢と希望に溢れる「私の挑戦」として、本当の意味で「生きた人生」を歩むための想いを発表し、しっかりとPDCを回していただきます。

このメルマガのテーマでもある「八＝末広がりの幸」を、会社・経営という手段を通じても、しっかりと実現してまいります。

次回は、26日に開催される「しあわせみらい発表会」の様子をお伝えする予定です。

いつもながらの長い文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
これからも末永く、よろしくお願いいたします。

今日からの日々も、皆様が周囲の方々と共に、思いやりと感謝を示しあい、良好な人間関係のもとで、末広がりの幸せを実感できる日々を過ごせますように。

※
このメルマガは、実際にお逢いしてご縁を深めていただいた方の末広がりの「幸」を願い、私の近況報告も兼ねて「八」の付く日（八日、十八日、二十八日）にお送りしております。

お返事はもちろん不要ですので、ぜひお気軽にお読みいただけますと幸いです。
ご不要の場合はお手数をおかけしますが、こちらから「配信解除」をお願いいたします。
解除専用ページURL

※
周囲の方の「末広がり」の幸せを願い、毎日ブログもコツコツ書いております。
こちらも、もしよろしければお読みください。
http://blog.running-partners.com/
本日で3,077日連続更新です。

〒025-0097　岩手県花巻市若葉町2-18-16
税理士事務所ランニングパートナーズ
https://www.running-partners.com/

NPO法人日本を美しくする会
https://www.souji.jp/

鈴木　陽介　拝