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○○　○○　さま

いつもお世話になり、ありがとうございます。
税理士事務所ランニングパートナーズ、代表の鈴木陽介です。

昨年の10月8日から「八」のつく日にお送りさせていただいているこのメルマガも、今回で2年目に突入しました。
面白いタイミングで、昨年の10月9日から両親へ毎朝書いているはがきも、本日が365日。今朝ちょうど365枚目を書き終えました。

素心学で学んだ
"
「親の恩は重く、その恩に感謝し報いたい」
これは、人として当然の気持ちで、「思いやりの心」の根幹をなすものでしょう。
そして、もっとも身近な両親に感謝し、その恩を返していくことができなければ、他人への「思いやり」もホンモノとは言えません。
"
の言葉に、妻に毎朝感謝のはがきを書いているのであれば、人生においてはもっと身近で、思いやりの根幹をなす両親へもはがきを・・・との思いで、一念発起で始めた両親へのはがき。
いい習慣だと感じているので、妻への感謝のはがきとともに、まだまだ続けていきます。

1つ始めたら1つ辞めるのではなく、いい習慣と感じたらどんどん増やしていく。
人生の中にいい習慣が少しずつ増えていくことに喜びを感じます。

さて、そんな今回のメルマガも、皆さまの心が穏やかになるように願いを込めて、まずは季節の話題からスタートです。

本日より、二十四節気「寒露」が始まります。

「寒露」は、秋分の後ということで、昼よりも夜が長く、朝晩が肌寒くなり、露も見られてくる時期です。秋が深まることで冷え込みは厳しくなっていきます。
ただ、気温が下がると空気中の水蒸気やチリ・埃が減りますから、空気が澄みわたると同時に、日中は秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。

ぜひ空気の澄むこの時期に、心が澄むようないい習慣を何か始めてみてはいかがでしょうか。

そんな本日は、弊社のしあわせみらい会議です。
今回はいつもと趣旨を変え、室内での座学ではなく、澄んだ空気の中で、お客様が主催する「農的暮らしとボディワーク」体験に社員全員で参加させていただきます。
自然と触れ合いながらの農作業とランチ、そしてボディワークを体験させていただきます。

「教養の秋」ではありますが、子育てをして仕事もしていると、付き合い等も偏り、教養を深める時間を中々取れないことに、社員の朝礼での発言などから気づきました。
幸せに生きるために大切な要素の一つである「教養」
であるならば、会社としてその機会を作ろう、と考えての取り組みです。

また昨日は、同じ東北にある「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」受賞企業の岩手営業所にいらっしゃる社員のO様が、朝から弊社のお掃除に参加してくださいました。
有難いことにOさまは、自主的に、そして定期的にお掃除に参加してくださいます。
私は朝から盛岡へ移動したため参加できませんでしたが、そろそろ落ち葉の季節ということに気づかれ、落ち葉掃除がしやすい箒をわざわざ買って持ってきてくださったとのことです。

毎回ご自身で工夫改善をしてくださる姿に、弊社の社員も刺激をいただいたのは言うまでもありません。
素晴らしいご縁に感謝するばかりです。

さて、私はといえば、先週の日曜日は始発新幹線で東京へ。
月曜日はそのままの流れで群馬へと行ってまいりました。

東京は、私淑する田坂広志さんの秋季講演会に参加するため、群馬は、尊敬する経営者で、友人でもある株式会社ATホールディングスの堀切勇真社長に逢いにいくためです。

田坂広志さんについてはご存じの方も多いとは思いますが、ご存じでない方はこちらをご覧ください。
↓
https://hiroshitasaka-akademeia.com/

田坂広志さんとのご縁は、2018年にYoutubeでたまたま動画を見たことがきっかけで、
（こちらの動画です。）
↓
https://youtu.be/qhSRBpML-3U

その後すぐに田坂塾に入塾。コロナ禍になるまでの間、数か月に1度は東京へ通い、毎回対面での塾長講話に参加させていただきました。
コロナ禍に入り講話はWebに移行しましたが、その後も継続して参加させていただき、常に心の支えとなっていただいています。

そんな田坂広志さんと2019年11月以来、久々にリアルにお逢いできる講演会で、会場は東京国際フォーラムです。
以前参加していた田坂塾は毎回50名程度と限られた人数。今回は1,200名の参加者が集う場でしたが、田坂塾と変わらず一期一会の真剣勝負でした。

田坂塾はただの知識を得る場ではないため、メモを取らずに、心と体で正対して、塾長の目を見つめながら聴きます。
場の空気が乱れないように途中入場も不可。途中退席すると席に戻ることはできず、空気を乱すような心でいると退席も促されるような真剣勝負の場ですから、精神のスタミナが鍛えられます。

今回の講演のテーマは「AI革命の嵐は、これから、教育、仕事、人生を、どう変えるのか」という興味深いものでした。
田坂広志さんのお話を聞いたことがある方であればお分かりかと思いますが、AI革命というキーワードはきっかけにすぎず、AI（人工"知能"）を活用しながら、人間として求められている“知性"をどのように磨いていけるのか、またさらに、自分や周囲の人間に処する力をどうやって磨いていくのか、というような深い内容に進んでいきます。

言葉で伝わるようなものではないため詳細は省きますが、本当に有難い場に参加させていただきました。

田坂広志さんの講演に参加した後は、当日のうちに新幹線で高崎駅に移動し、翌日に備えました。
朝に石川県のお客様と高崎駅で合流して、有難いことに前橋から遠路はるばる車で迎えに来てくださった堀切社長とも合流し、前橋のアドバンティック・レヒュース本社へ行きました。
私が本社を訪れるのは今回が3回目です。

堀切社長と初めて出逢ったのは4年前の2021年、今と同じ時期の10月。
とあるベンチマークツアーで会社訪問をさせていただいたことに遡ります。

アドバンティク・レヒュース様は、坂本光司先生の人財塾でも名前が何度もあがり、企業研究をしていたこともありますので、素晴らしい会社だということは知っていましたが、実際に堀切社長にお逢いし、お話を伺い、そして、会社に一歩足を踏み入れた瞬間に、言っていることとやっていることの高いレベルでの一致を感じ、深く感動したことを思い出します。

見学後のツアーに堀切社長もご参加されましたが、昼食の席も隣になり、バスで移動の際も隣になるという有難いご縁に恵まれ、さらに堀切社長とは同い年ということで意気投合することとなります。

当時の私のブログを読むと、「同い年でも堀切社長の方が精神年齢が40歳年上」と書いていますが、お話しする内容はもちろんのこと、ランチの席で伺った「幼いころから父親と膝を突き合わせて、論語の読み合わせをしていた」という事実に衝撃を受けました。

フィロソフィをもとに人の心を大切にした経営をされており、社員とともにご自身の人格も高め続けておられる。それでいて人の弱さもしっかりと認識し、すべてを包み込みながら、会社の業績もしっかりと伸ばし続けておられる。
そのすごさは、調査会社である帝国データバンクの社員が、調査に訪れてあまりにもいい会社過ぎて転職してきた、というエピソードからも知ることができます。

稲盛和夫さんがおっしゃる「心を高める」と「経営を伸ばす」。
渋沢栄一さんがおっしゃる「論語」と「算盤」。
その両方を見事に両立させておられる稀有な方で、私が心から尊敬する方です。

またその後、2023年4月には、人を大切にする経営学会の仲間とともに、会社見学＆伊香保温泉にご一緒に宿泊し、懇親を深めさせていただきました。

さらに、同年11月には堀切社長はわざわざ花巻の弊社事務所にもお立ち寄りくださり、人を大切にする経営学会のイベントでも何度もお逢いしたり、今年4月に開催した徳武産業の十河会長の講演会にも参加してくださったりとご縁が深めてくださいます。

そんな大切な友人でもある堀切社長を今回訪問させていただいたのは、11月26日（水）に開催される弊社のしあわせみらい発表会（経営計画発表会のようなもの）で基調講演としてご登壇いただくため、そのご挨拶も兼ねてでした。

私が今回、基調講演を堀切社長にどうしてもお願いをしたかったのは、フィロソフィ（哲学）をご自身で確立され、会社経営にしっかりと活かしていらっしゃるからで、堀切社長は31歳で事業を承継するタイミングで、すでにフィロソフィを作成されていたと伺い、さらに驚きました。

私自身、2016年に起業して、理念（方針）と数字の経営計画書（経営実践書）はすぐに作ったものの、すべての土台となるフィロソフィがそこにはなく、軸がないため右往左往していたことを思い出します。

毎年、経営実践書を更新する中で、やはり経営にも人生にもフィロソフィが必要だと気づいたのが起業して5年後の2021年。
そこからフィロソフィを形作るための長い長いトンネルが始まります。

フィロソフィと言えば京セラ創業者の稲盛和夫さん。
たくさんのご著書やCD,DVD、盛和塾の会報誌なども手に入れて学ばせていただいたり、京都にある稲盛ライブラリーを訪問したり、JALの飛行機に乗る際に客室乗務員さんなどに学ばせていただいたり、フィロソフィを作成し活かしておられる西精工さまを訪問させていただいたりと、徹底的に学ばせていただきます。

その中で感じたのは、フィロソフィはただ真似をして形にすればいいものではなく、経営者自身が「こうありたい」「これが幸せに通じる道だ」と信じ、それに向かい努力して日々反省するなかで掴み取り、さらにそのあり方を目指して努力し続けていることが大前提だと気づきます。

そこから今までの約5年間、人としてどうあるべきかを常に考えながら、生き方を大きく変えてきました。
まだまだ未熟ではありますが、そのフィロソフィが今回の発表会でまずは形にできそう・・・ということで、堀切社長しかいない、とお声がけさせていただいたのです。

今回は、これまで頑張ってくださった社員への還元の思いを込めて建設された新社屋も初めて見学させていただき、深い感動の一日となりました。

ATホールディングスグループのフィロソフィはこちら
https://www.atr-eco.co.jp/philosopy/

堀切社長からのメッセージはこちら
https://youtu.be/kkzfn6Njzyg


現在、すべての時間をかけて、と言っても過言でないほど、フィロソフィの言語化に励んでおります。
このまま順調にいけば11月26日（水）はフィロソフィ手帳もお披露目できそうです。

お客様を優先に、多くとも30名程度での開催にしようと考えておりますので、ご興味のある方は直接ご連絡いただけますと幸いです。

決まっているのは、
日付：11月26日（水）13時～17時ころ
場所：岩手県北上市のさくらホール
内容は、堀切社長の基調講演と私のしあわせみらい発表（フィロソフィについて）
参加者にはフィロソフィ手帳をお渡しする予定です。

詳細はまた改めてご案内いたしますので、ご興味のある方はご予定だけでも入れておいていただけますと幸いです。

中途半端にはなりましたが、今回のメルマガではここまでで失礼いたします。

最後に、ここ最近感じるのは、森信三先生の
"
幸福とは、縁ある人々との人間関係を噛みしめて、それを深く味わうところに生ずる感謝の念に他なるまい。
"
のお言葉です。

皆様との素晴らしいご縁を深く噛みしめ、感謝とともに歩んでまいります。


恒例の長い文章で失礼いたします。
まとまりのない長い文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

本日も皆様が周囲の方々と共に、思いやりと感謝を示し合い、良好な人間関係の下で末広がりの幸せを実感できる日々を過ごせますように。

※
このメルマガは、実際にお逢いしてご縁を深めていただいた方の末広がりの「幸」を願い、私の近況報告も兼ねて「八」の付く日にお送りしております。

お返事はもちろん不要ですので、ぜひお気軽にお読みいただけますと幸いです。
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鈴木　陽介　拝