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○○　○○　さま

いつもお世話になり、ありがとうございます。
税理士事務所ランニングパートナーズ、代表の鈴木陽介です。

11月22日から二十四節気が「小雪」になりました。
小雪と「小」の字が入っていますが、小雪は、今年一年お世話になった方に、「大」きな感謝の気持ちを伝える時期でもあります。

いつもメルマガを受け取り、貴重なお時間を使って読んでくださる皆さまには本当に感謝をするばかりです。
メルマガの中で失礼いたしますが、いつもいつもありがとうございます。

昨日、27日からの七十二候は「朔風払葉（きたかぜこのはをはらう）」
花巻では、自宅前の公園にある大きなイチョウの最後に残った木の葉を北風が落としてくれています。
最近感じるのは、落ち葉掃除をしているといつも「キリがないですよね～」とお声がけいただくのですが、自然の落ち葉は木の葉っぱが全て落ちたら終わります。しかし、人間が捨てるごみは一年中終わりがないということです。
季節の変わり目も、掃除を通していろいろなことを学ばせていただいております。

そんな11月22日は私たち夫婦の結婚記念日（いい夫婦の日）です。
2011年に結婚しましたから、いいいい夫婦の日で、有難いことに結婚してから15年目に突入しました。
こんなところでのろけて失礼いたしますが、妻と出逢った当時はバリバリのフットサル選手で、スポンサー契約社員としてフットサル優先の私。恥ずかしながら仕事は二の次で、仕事に対する心構えも適当だったことを思い出しますが、会社のマドンナ（死語でしょうか？）だった妻と職場結婚。

付き合ったきっかけは、妻が職場の人（私）がいるということで試合を見に来てくれたこと。
ちょうど怪我をしていた時期でスタンドで一緒に観戦した際に感じた私の印象がよかった、と聞いたことがあります。
そう考えると、怪我のおかげです。

ただ、職場結婚したにもかかわらず、数年後に自宅から車で1時間ほどかかる盛岡の会計事務所に転職をした私。さらに、税理士資格を取得してすぐに、お客様がゼロの状態から、それも長女が生まれてすぐのタイミングでの独立決意で、妻はとても不安だったと思いますが、どんなときも私の行動を肯定して支えてくださいました。

経営者になってからはいつの間にか傲慢になり、あるとき妻から「変わったね（悪い意味で）」と言われたこともありました。

それでも、未熟な私を見捨てずに支えてくれた妻がいるからこそ今がありますので、感謝しかありません。

そんな私たち二人を、なんと今回は10歳の長女が自ら「結婚記念日に何かを買ってお祝いをしたいんだけど」と申し出てくれ、夫婦茶碗を贈ってくれました。
自分のお小遣いを使ってくれたことよりも何よりも、何度も何度も一緒にお店に通って時間をかけて悩んで選んでくれた、という過程に深く感動し、おかげさまでこれまでで一番の結婚記念日となりました。


さて、ここからが本題です。

2日前の11月26日（水）、おかげさまで弊社の第11期に向けたしあわせみらい発表会を開催することができました。

今回は社内行事ということもあり参加人数を少なくしての開催となりましたが、岩手県内からだけではなく、遠くは石川、東京からもわざわざ足を運んでくださり、たくさんのお心遣いをいただきながら、おかげさまで心があたたかくなる素晴らしい1日となりました。

今回のしあわせみらい発表のメインテーマは、以前のメルマガでもお伝えした、フィロソフィの発表です。
フィロソフィに関しては約5年前から考えはじめ、いろいろと書き溜めていましたが、今回初めて手帳という形に表すということもあり、特に1項目を手帳の1ページにおさめるために300字にまとめるのは大変で、最後まで苦戦しました。
有難いことに印刷会社の方が何とか間に合わせてくださり、発表会前日の25日に無事納品されました。
お忙しい時期に大変ご迷惑をおかけいたしましたが、感謝するばかりです。

基調講演では、フィロソフィといえばもうこの人しかいない、と最初から一択で、株式会社ATホールディングスの堀切勇真社長にお願いをしてフィロソフィに特化したお話をしていただきました。
堀切社長は各地でご講演を多くされておりますが、これだけフィロソフィに特化した講演は今回が初めてとのこと。この日のために特別に内容を考えてくださいました。

お父様が仲間と一緒に創業されたときに考え、深めていった経営哲学と、堀切社長が以前から深め、事業を引き継がれた2013年に発表したフィロソフィ。その後活用しながら少しずつ表現等を変えてきたフィロソフィへの想いと、現在、経営はもちろんお琴、採用・教育・評価等々、会社の中でどのように活用されているかについて余すところなくお話してくださり、その実践の数々に圧倒されました。

私はまだ自分の中だけで深めて発表したばかり。
会社で実践して深めていくのはこれからですから、何から何まですべてが参考になりました。
何よりも、いつも講演をお願いするときの一番の基準で、素晴らしいお人柄の堀切社長と社員が直に触れて何かを感じとってほしい、との強い想いがありますから、社員の人生にとっても素晴らしい影響があったことと確信しています。

ちなみに、本日は税理士試験の合格発表日です。
私が税理士試験に合格したのが2015年末。合格してちょうど10年。
その後税理士登録を完了し、独立開業したのが2016年7月ですから、もう少しで創業10年になります。

ただ、今回フィロソフィを作成して発表したことで、創業記念日を2025年11月26日と定めました。

2年前に松下幸之助経営塾に通い、卒塾間近の2024年1月、経営塾とは別の機会に大阪府門真市・パナソニックミュージアム内にある松下幸之助歴史館を訪れました。
松下幸之助歴史館は入口を入って順路を進んでいくと、松下幸之助さんのご生誕からご逝去に至るまでの順番に様々なエピソードとともに展示があります。

その中で印象に最も残っているのが、1917年に「22歳の時に大阪電燈を退職し独立」となっているにもかかわらず、さらに進んでいくと、37歳のときに「命知元年」そして、「真の使命に目覚めた」と記載があり、同年5月5日に「第1回創業記念式を挙行」そして、「創業記念日を制定」とありました。

そこには
“
きょうここに松下電器の偉大なる使命を諸君に明らかにし、真の創業に入る記念すべき5月5日を創業記念日に制定する。そして本年を創業命知第1年とする。「命知」とは、使命を知ったということである。
“
という松下幸之助さんの言葉が記されていました。

もちろん、経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんと比べるようなことは全くできません。
しかし、松下幸之助さんの言葉を借りると、私にとっては今回、フィロソフィ（あるべき姿）を明らかにして発表した2025年11月26日が真の創業である創業記念日です。

「会社はどうあるべきか。人はどう生きるべきか。」
この命題に向かって真剣に考え、生きようと努めること5年。
人としても会社としてもまだまだ未熟ではありますが、人生や経営の土台であり、根本となる、あるべき姿を形として表すことができたからです。

私個人の勝手な感覚で失礼いたしますが、あるべき姿を考えずして、そして深めずして、よく経営をしてきたな、よく人生を歩んできたなぁと感じます。


今回、参加した皆様にプレゼントさせていただいたのは、以前メルマガでもご紹介した、大尊敬する伊那食品工業株式会社・塚越寛最高顧問の半生を、知人でもある斉藤仁さんが描いてくださった「評伝　塚越寛」です。
https://amzn.asia/d/0O9hlMg

この本の題名がまさに、
“
会社はどうあるべきか。
人はどう生きるべきか。
“
という、フィロソフィの根幹となるものだからです。

私の手元には、大尊敬する師である塚越最高顧問から送っていただいたサイン入りのこの本があります。
「会社はどうあるべきか。人はどう生きるべきか。」
今回のフィロソフィは、塚越最高顧問をはじめ、素晴らしい先人の生き方から学ばせていただいたことを大いに参考にし、自らが実践して確信したことをベースに作成していますが、この本を見るたびに、
「会社はどうあるべきか。人はどうあるべきか。を常に問い続けながら、社員の末広がりの幸せを実現してくださいね」
と、塚越最高顧問が問いかけてくださっているように感じます。

作っただけでも理解するだけでも意味がないフィロソフィ。
形にしたからと満足するのではなく、自らの生き方で、この命題に一生向き合っていこうと決意をしています。

また、今回のしあわせみらい発表会では初めて「私の挑戦」と銘打って、社員にも壇上に上がっていただき、これからの目標を発表していただきました。
これが実は参加してくださった方には大変評判がよく、おかげさまで社員が主役のしあわせみらい発表会への一歩を踏み出しました。

これはもちろん、ご縁のある徳武産業様の経営計画発表会と日々の取り組みを参考にさせたいただいたもので、ホワイト企業大賞でご縁のある幸福学の前野隆司教授が幸福の四条件の一つとして挙げている「やってみよう」因子を高めることにつながると気づき、社員の幸せにつながる大切な要素だと考えて今回から実施することにしました。

自らが考えて決めて、自ら発言して、自ら挑戦して、自ら反省をして、また考えて・・・
フィロソフィとともにこのサイクルを回していくことで、社員の末広がりの幸せを、人間的成長という面でも実現してまいります。

もちろん私も一緒に成長してまいりますので、引き続き皆様のご指導をよろしくお願いいたします。

これだけ長くなっても中途半端な内容になってしまいましたが、今回はここまでで失礼いたします。

追伸：
来月の初めには強い寒気が・・・というニュースを見ました。
時季を見るとちょうど「大雪」が始まる12月7日付近。
二十四節気と照らし合わせていると、天気や気温に右往左往することなく、心が穏やかでいられます。

いつもながらの長い文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
これからも末永く、末広がりのご縁をよろしくお願いいたします。

今日からの日々も、皆様が周囲の方々と共に、思いやりと感謝を示しあい、良好な人間関係のもとで、末広がりの幸せを実感できる日々を過ごせますように。

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このメルマガは、実際にお逢いしてご縁を深めていただいた方の末広がりの「幸」を願い、私の近況報告も兼ねて「八」の付く日（八日、十八日、二十八日）にお送りしております。

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