「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

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　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2019/2/11
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皆さま、こんにちは！

春のように暖かくなったかと思えば、急に冷え込んだり、寒暖の差が激しい
毎日が続いています。その影響か、インフルエンザが流行っているようですが、
皆さまお体は大丈夫でしょうか？

幸いにして、「あいだの力学」のぼくたち（和氣ひろゆき／より子）は、
風邪をひくことなく、元気に過ごしています…が、

今年は２人とも忙しく、この時期の大事な仕事である、確定申告の準備が
結果的に遅れ気味になってしまいました。

忙しいのはありがたいことだけど、なかなか思ったとおりには、
いかないなあ…と感じています。

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【今月の気になる間の話】

●「ひと」と「自信」のあいだがら

その人は明らかに方向性を失っていた。どうも子どものことが心配らしい。
けれども、話がさっきから同じところをグルグル回っている。

セッションを初めて10分ほど経ったところで、仕切り直しのために、
深呼吸をしてもらう。

「ふ～」と、ひと息、ふた息。少し落ち着きを取り戻したように見えたので
改めて訊いてみた。

　「落ち着きましたね」

「ええ」と短く答えた後に、その人はもう一度「ふ～」と息を吐いた。

　「うん…。ところで、わたしは、あなたの話を聴いていましたか？」

一瞬きょとんとした表情をみせた後、その人は答えた。

　「わかりません…」


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コーチングの依頼の中で、比較的よく扱うテーマの一つに、
「自信をつけたい」というものがあります。

　「自分に自信をつけたい」
　「部下に自信をつけさせたい」
　「子どもに自信を持たせたい」

…などなど、自身をつける対象は、「自分」自身であったり、他の「誰か」で
あったり、ケースで様々です。

　「どうしてもポジティブに考えられないんです。自信がないのかな…」
　「自信がなくて、発言が後ろ向きなんですよ～」
　「自信がないのか、自主性がないみたいで…」

だから、自信をつけるために、○○の資格をとる…とか、（部下や子どもを）
うまく褒められるようになりたい…とか、クライアントさんから、そんな
リクエストが出されたりもします。でもリクエストに応えても、十中八九は
うまくいかないものなんです。


「自信をつける」というハナシは一旦脇に置いといて…

マイナビニュース※のレポートによると、「自信がある」人には、こんな
行動の特徴がみられるとのこと。

　 1)他人がどう思うか、他人から評価されているかどうかで動いていない。
　 2)他人を見下したり悪く言ったりしない。
　 3)本当にできることにしか「イエス」と言わない。
　 4)自分の話をするより、他人の話を聞きに回ることが多い。
　 5)新しいことに取り組んだり挑戦するのが好き。
　 6)運動をしていて、自分の体に自信を持っている。
　 7)人の関心を得ようとしていない。
　 8)間違ったらどうしようと思わず、人に聞く事ができる。
　 9)他人の成功を素直に喜ぶことができる。
　10)自分の強みを理解しているので、弱い部分は助けを求められる。

これらから類推すると、どうやらわたしたちは…

　・社会的に許容される範囲で、
　　A)自分の気持ちに素直に行動し、
　　B)かつ、他者を適度に信頼している、
　　C)心身ともに健康な人たち

…を、「自信がある人」とみているようですね。

つまり「自信をつける」とは、(A)(B)(C)がちゃんとできている状態にあるのか
どうかの方が大事であって、資格を取ったからどうのこうのとか、ほめ方が
どうのこうのとか、そういうハナシではない…というわけです。


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SNSのコミュニケーションが日常になっている昨今の傾向として、相手が聴いて
いるかどうかに無関心で、自分の話を一方的に話してしまう人がいるとのこと。

「他人」に無関心で、「自分」という存在しかない世界は、自由である反面、
とても孤独なもの。(B)をすることが難しい状態にあると言えます。

その意味では、本当の意味での「自信」は、自分が孤独であることを理解する
ところから始まり、他者を受け入れ信頼することで育っていくように思うの
です。


　「『わかりません』ですか…」

　「はい…」

　「わたしの顔を見てもらえますか？
　　わたしは今、どんな表情をしているように見えますか？」

　「えっ…なんだか怖いです！」

　「怖い？」

　「人の顔をジロジロ見るなんて…失礼なんじゃないかって…」

　「不快な思いをされたのなら、ごめんなさい。でもさっきよりも、
　　わたしはあなたと『ちゃんと』向き合っている気がするんですが…」

　「…ええ(笑)。…ちょっと変ですね。」


なんとかクライアントさんに受け入れてもらえたようです。
さてさて、つぎはどうしましょうか…


※ 「自信がある人の行動から学ぶ10個のポイント」
→ https://news.mynavi.jp/article/20150412-confidence/

＊ なお、本セクションにあるコーチングセッションの話は、実際の
　 セッションをもとに、内容を再構成したフィクションです。


（ひろゆき）



【今月のトピックス】

●先日開催されました、「コーチング体験会inひろしま」に、
　和氣ひろゆきがコーチとして参加しました～♪

・毎度思うのですが、広島の仲間と開催する体験会は、わたしにとって本当に
　特別な場で、とても意義深いものです。今回もクライアントさんに貢献できた
　ことはもちろん、わたし自身にとっても、大きな学びを得ることができました。

　次回は9月7日（土）に開催する予定とのこと。
　もちろん、次回も都合をつけていきますよ！☆


●TREの初心者向け体験教室のご案内♪

[詳細]
　2019年3月09日(土)10時～12時(開場9時45分ごろ)
・大阪府立男女共同参画・青少年センター（ドーンセンター）
・詳細とお申込みはコチラ→
　　https://my.formman.com/form/pc/0CPdJ8PtBdvZdm0M/

[参加費]
　2,000円 ※会場でお支払いください(現金のみ)

[定員]
　20人(先着順)

[持参物]
　・締め付けが少ない、動きやすい服装でご参加ください。
　・汗拭きタオルや、水分補給の飲み物を持参されると良いでしょう。
　・筆記用具があると便利です。
　・ヨガマットをご持参ください（もしなければタオルケットなどで
　　代用できます）。会場によっては貸し出しができる場合もあります
　　ので、お問い合わせください。

[注意]
・以下に該当する方につきましては、参加をご遠慮ください
　・妊娠中の方
　・大きな手術をして、半年以内の方

・以下に該当する方につきましては、担当の医師とご相談の上、参加を
　ご判断ください
　・（上記の場合を除く）病気やケガなどで、治療中の方
　・医師から、運動に関して（制約など）何らかの指示を受けている方
　・急性ストレス障害(ASD)／心的外傷後ストレス障害(PTSD)／境界性
　　パーソナリティ障害(BPD)／解離性障害(健忘／とん走／DIDを含む)／
　　物質乱用／行為障害／統合失調／抑うつなど、精神保健関連の障害で、
　　治療中の方

[備考]
・本イベントは「かんさいTRE愛好会」主催のイベントです。
　あしからずご了承ください。


【あいだの力学に対するリクエスト募集！】

わたしたち、「あいだの力学」に対して、「あれやって欲しい！」とか、
「こういうのは無いかな？」とか、アイデアやリクエストがあれば、
ぜひぜひ遠慮なくわたしたちに伝えて‡くださいませ。

‡　このメルマガへの返信、もしくはホームページの「お問い合わせ」で
　　連絡して頂ければ、わたしたちに伝わります。
　→ http://www.aidano-rikigaku.jp/

よろしくお願いしますね♪

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これからもわたしたち「あいだの力学」に対する応援、
よろしくお願い申します。