「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
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皆さま、こんにちは。

ゴールデンウィークが過ぎ、気温の変化が激しい気候が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。春に芽吹いた新芽の緑が、より鮮やかになるこの時期、近くの森のアチコチで山ツツジが花を咲かせている様子が見えます。
近所の田んぼでは、田起こしが始まったようです。ぼく(和氣ひろゆき)の場合、田んぼの土がひっくり返されたときの、湿った土の匂いを嗅ぐと、なんだかリラックスして、あくびが出てしまうんです。そんなときフト「自分は田舎者なんだなあ」と、つくづく感じるのです。皆さんにとってのリラックスする薫りって、どんな薫りですかね？今度教えて下さいな。

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【今月の気になる間の話】

●「苦手」と「楽しい」とのあいだがら

わたし(和氣より子)は３月から、小・中学生向けの学習補助の仕事をしています。授業ではなくプリント学習で生徒が自分のペースで学ぶスタイルの教室です。そこでのわたしの仕事は、プリント採点をしたり、生徒からの質問に応えたりといったものです。学習補助の求人を見た時に「子ども好きだけど、採用になったら、苦手な数学を毎日勉強しないといけなくなるだろうな。」と悩んだのですが、「先のことは考えずに、やりたい気持ち優先でいこう」と思い、応募しました。
無事採用になりましたが、やっぱり仕事を始めた一か月間は、睡眠時間を削って懸命に数学の勉強をしました。その一か月間で、数字アレルギーのわたしに変化がおこったのです。自分的には、とても興味深い体験だったので、皆さんにシェアしたく、記事にすることにしました。

本当に仕事を始めた当初は、アニメ巨人の星の矯正ギプスはめて、数学の勉強に励んだ日々でした。
一か月間で、問題集を4冊も買って、数学が得意なひろちゃんをつかまえては質問をしていました。やってもやってもなかなか勘所をつかめなくて、「応募したのは、身の程知らずだったかな。」と思う日もありました。

最初は、数字を見るのも嫌だったのですが、毎日勉強していくなかで、少しずつ数学の勘所をつかんで、正解率があがっていきました。
ただ正解率に関係なく、勉強楽しいと感じる場面も増えてきました。ちょっと分かりづらいと思うのですが、たとえるなら、「バレーボールのネットを超えてください」という課題をもらったとします。わたしはこの課題に対して、ネットを上から越えることしか思いつかず、「現実、無理よね」とギブアップしたとします。ネタバレ帳をみると「ネットの下をくぐる」と書いてある。「あ～この手があったか、盲点だった！」というような感じです。マジシャンのタネあかしを見て「なるほど！」という時の感覚と似ています。まあ、手品と同じで、数学も「分かる」と「できる」には差があるので、勉強はまだまだ続けないといけないんですけど(笑)。
このように、泣いたり笑ったりしながら数学の勉強をつづけ、あっというまに一カ月が過ぎました。

勉強を続けて良かったと思ったのは、学生さんからの数学の質問に、端的に応えることができるようになったことです。自分が苦手な数学を人に教えるなんて、ついこないだまで全く予想できませんでした。少し自信がつきました。

数学以外にも英語の音読チェックなど、業務内容が増えていって頑張らないといけないのですが、まずは一年間続けることを目標にがんばります。
去年、「より子おばちゃん、暗算できないの？わたしできるよ」とドヤ顔していた、姪っ子に、数学の楽しさを教えることができるくらい成長していたらいいな。
以上がわたしの体験談です。GW明けでお疲れの方も多いと思いますが、自分のペースでがんばっていきましょ～。


(よーりー)



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