「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

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　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2019/12/11
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皆さま、こんにちは

今年も御堂筋のイルミネーションが灯る季節がやってきました。
みなさんにとって、今年はどんな一年でしたか？
あいだの力学のぼくらは、お互いそれぞれに忙しく、ある意味
「変革の一年」を過ごしたように感じます。今年の一年の変化が、
来年の一年に「どう」影響してくるのか…そんなことを思うと、
なんだか今からドキドキ／ワクワクしてきます。

2020年…いい年になるといいですねぇ。

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【今月の気になる間の話】

●「首里城」と「わたしたち」のあいだがら

今年は皆さんにとってどんな一年でしたか？
　　「ラグビー日本代表 ベスト８！」
　　「吉野彰さんがノーベル化学賞受賞！」
など嬉しいニュースがあった一方、
　　「台風災害」
　　「首里城火災」
最近では
　　「アフガニスタンで中村哲医師が死亡」
という悲しいニュースもたくさんありました。

さて…
2019年を終えるにあたり、首里城の火災について少し触れさせてください。


10月31日に正殿を含む7棟が焼失した首里城。
その日の早朝、わたし（和氣よりこ）は夫に「おぃ！おぃ！首里城が
燃えているってニュースでやっている！」と起こされて、火災の事実を
知りました。

あまりのショックに、起き上がってテレビのあるリビングに行く気力が
わかず、ただただ、布団の中でニュースをスマホで観ているしかあり
ませんでした。

焼失したことは、とても悲しいのですが、別れを惜しむように焼失の
様子を見ている、地元の子どもやお年寄りの姿。ニュースで観ていて、
本当に胸が苦しかったです。

首里城の近くには、住宅はもちろん、小学校も大学もあります。
あれだけの大きな火災で、死傷者がでなかったのは「不幸中の幸い」
なのですが…

　　「再建に何年かかるのだろうか…」
　　「わたしの親の世代は、再建された首里城の姿を、
　　　　　もう観られないのかもしれない…」
　　「再発防止のため出火原因が早く分かるといいな。
　　　　　でも放火だったら分断？対立？
　　　　　　　　　なんだかいやなことになるかも…」

しばらくは、そんなネガティブなことばかり考えていました。


そんな、とてもとても悲しい出来事から一か月が過ぎた現在。
ちょっとずつですが「悲しいことばかりではないな」とも感じ始めて
います。

　　「ちばりよー（※1）」

と連絡をくれた、沖縄県外の友人たち。

　　「沖縄に行ったことないのですが、
　　　　　首里城火災のニュースをみて悲しい気持ちになりました」

と心を砕いてくださる方。

　　「那覇市が募っているクラウドファンディング（※2）で、
　　　　集まった支援金が４億円を超えました！」

というニュース。今わたしは、首里城が、沖縄県民だけではなく、
日本全国の皆さんからも愛されている存在なんだな…と実感して
います。


…とはいえ、実際の再建には、多額の資金はもちろんのこと、木材や
赤瓦などの部材の調達や、伝統工法を扱える職人の確保など、色々と
難しい問題を解決していく必要があります。

地元紙の沖縄タイムスの社説にはこんなことが書かれていました。

　　県民が主体となって一つ一つ解決していく。そうできれば再建の
　　過程で、困難に負けない、しなやかな文化力を育むことができる
　　に違いない。（※3）

悲しい出来事ではあったけれども、「しなやかな文化力を育む機会」
ととらえると、ちょっと力が湧いてきます。


沖縄の友人達がフェイスブックで書き込みをしている様子を観ると、
沖縄が未来に向かって「一歩一歩すすんでいるな」と感じます。

ある企業は「いつの日か必ず、首里城でshowをしたい」と宣言して
いたり、首里城火災で影響を受けた事業者さん向けに、中小企業相談
窓口※4が設置されたりもしているようです。


焼失の様子をジッとみていた子どもたちがオトナになったころには、
首里城が再建されていてほしい。そしてオトナになった彼ら／彼女らと、
また一緒に首里城を眺めたいな。

そんな願いをもって、新しい年を迎えたいと思います。


（よーりー）


※1 　「ちばりよー 」　沖縄方言で「がんばって」という意味。
※2 　「クラウドファンディング」　群衆（crowd）と資金調達
　 　（funding）を組み合わせた造語で、インターネットを
　　　通して、資金の調達をしようとする組織やプロジェクトの
　　　企画に共感した個人から、資金を集めるしくみ。　
※3 　「沖縄タイムス社説［首里城火災１週間］課題整理し広く議論を」
　　　→ https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/494665
　　　・社説では再建が前提となっていますが、様々な問題から慎重論
　　　　もあります。わたしはそれらも含めて、県民が主体となって
　　　　一つ一つ、丁寧にこたえを出していけばよいと思います。
　　　・ちなみに、わたし自身は、時間がかかってもいいから、
　　　　環境負荷などがかからないカタチで再建して欲しいな、
　　　　と願っています。

※4 　沖縄県よろず支援拠点
　　　→ https://yorozu.ti-da.net/e11337115.html


（よーりー）


【今月のトピックス】

●和氣ひろゆき／和氣よりこ）が、来月(2020年1月)開催される
　「コーチング体験会inひろしま」にコーチとして参加します！

「コーチング」を手軽に体験してもらえるワークショップです。
専門のトレーニングを受けたスタッフ3名から、15分間のショート
コーチングを合計3回（45分間）受けることができます。
コーチングを受けてみての感想交換、スタッフによる質疑応答コーナー
もあります。

【日時】　　2020年1月18日(土)14時～17時（開場13時45分頃）
【場所】　　広島市文化財団　西区民文化センター
　　　　　　〒7733-0013 広島市西区横川新町6番1号
【参加費】　2,000円
【定員】　　20名（先着順）
【申し込み及び詳細情報】
　　　　　　お申し込み、および詳細はコチラをご覧ください
　　　　　　→ https://kokucheese.com/event/index/586688/
【主催】　　コーチングコミュニティひろしま コーチング体験会事務局

※「コーチング体験会inひろしま」は
　「あいだの力学」主催はありません。ご了承ください。


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「こういうのは無いかな？」とか、アイデアやリクエストがあれば、
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よろしくお願い申します。