「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
　　　　　　----------------------------　　2020/08/11

皆さま、こんにちは！

長かった梅雨が明け、ようやく夏が「来た！」…と思ったの
もつかの間、もうツクツクボウシの鳴き声が。立秋も過ぎて
いるのですから、さもありなんではあるんですが。

ふと外から「キャッキャ、キャッキャ」と楽し気な声…
どうやら、近所で子どもたちが水遊びをしているようです。

そうそう。水遊びをする子どもたちのように、暑ければ
暑いなりに、生活のスタイルを合わせれば良いんだよな。
その方がシンプルだし、自然な生き方なんだよな…と、
とかく頭で考えがちな自分を反省した次第。

あなたはどうですか？気候に合った生活をしていますか？

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【今月の気になる間の話】

●「わたし」と「遠隔授業」のあいだがら

今年の夏は、コロナにも熱中症にも気をつけなければいけないという、
ナカナカ難儀な感じですが、楽しく過ごしたいですね。

大学講師であるわたし（和氣より子）は、半年間の大学遠隔授業を終え
一息ついています。せっかくなので、わたしの遠隔授業ドタバタ劇を
書いてみようと思います。ちょっと箸休め的な話です（笑）

わたしは、1年と2年のキャリアの授業を担当しています。4月にはいってから、
春学期は5/11から遠隔授業を開始。遠隔授業はオンデマンド授業とオンライン
授業の２種類でやる―ということが決定。わたしが担当する授業は、1年生が
オンデマンド授業、2年生がzoomをつかってのオンライン授業というのが決まり、
授業開始までの約１か月間、キャリアの授業を担当している先生たちと、
土日返上で、zoomの使い方や授業の動画撮影についてなどなど…勉強する
日々を過ごしました。いや～自画自賛ですが、IT音痴のわたしが、あの一か月、
本当によくがんばったと思います（笑）


ゴールデンウイークが明け授業初日。
　「『授業動画が再生できない！』というメールが、大量にきたらどうしよう！」
とか
　「『zoomに入室できない』という学生が大量に発生したらどうしよう！」
などなど、わたしの不安は山盛りでしたが、

予想以上にインターネットをつかいこなせる学生が多く、
　「このまま順調に半年間いけたらいいな…」
とわたしは思っていました。しかし、わたしの考えは甘かったのです（笑）。

わたしがオンデマンド授業でむずかしぃ～と感じた点は、
　「短い言葉で学生に確実に伝わる日本語をつかわないといけない！」
ということです。対面授業では学生の反応を見ながら、自分がつかう言葉を
選ぶことができますが、オンデマンド授業では、それができません。
学生に確実に伝わる言葉、しかも長々説明すると理解できない学生もいるので、
簡潔で明確に表現することに苦労しました。

また2年生のzoom授業では、ふと見ると歯磨きしている学生がいたり、落書きを
している学生がいたりして、何度も注意をしなければいけませんでした。
対面授業より緊張感が薄れるのか、授業への集中力を保つことに苦労しました。


半年間の遠隔授業をふりかえって「よかったな」とか「ここ気をつけないとな」
と思うことも色々あります。

「良かったな」と思ったことは、遠隔授業を始めて２カ月目ごろから
　「先生に頼らず、自分たちでやらないければいけないんだ」
という意識をもった学生が現れたことです。

毎回のzoom授業では、グループワークの課題をわたしが説明した後に、学生を
ブレイクアウトルームに移動させ、学生同士で話し合いをさせようとして
いました。

zoom授業の1カ月目までは、ブレイクアウトルームに様子をみにいくと、話し
合いをやっているように見えないグループがチラホラあり、
　「間違いはないから、とりあえず思っていることを口にだしてみて」
と、わたしが発言を促すことも度々ありました。

それが2か月目ごろから、自ら進んで司会をやってくれる学生が現れはじめ、
話し合いもスムーズに進むようになったのです。

教室でやるグループワークの場合、学生は教室内にいる教員に依存しがちですが、
ブレイクアウトルームにはルームに教員がいないので、「自分たちでやらなきゃ」
という意識が芽生えやすいのかもしれません。

また「気を付けないといけないな」と感じたのは、対面授業の時以上に関係部署
と、こまめに連絡をとる必要があるということです。

ある学生に何度かメールを送っても返信がなかったため、改めて教務課に状況を
確認をすると、
　「その学生は体調不良なので、教務課で対応しています」
とのこと。事情を知らなかったとはいえ、体調不良のときに何度もメールして
悪かったなと反省するとともに、学生の変化が把握しづらくなるため、遠隔授業
では特に関係部署と、こまめに連絡をとる必要があるなと痛感しました。


先日、春学期の最後の授業で、
・自分の半年間の授業態度について自己評価をして発表する。
・発表に対して、他の学生はコメントをする
というワークをやりました。

すると、大人しい女子学生に対して、ある男子学生が
　「○○さんが自分で思っているより、発表とかちゃんとやっていたと僕は思う」
とコメントして、それを聞いた女子学生がニコッとしていました。

皆の前で相手を褒めるというのはチョッピリ勇気がいることだと思います。
遠隔授業は学生の変化が分かりづらいものですが、自分が思っているよりも、
学生たちは成長しているのかも…と感じました。

秋学期が遠隔授業なのか対面授業なのか、まだ決まっていませんが、
「学生にとってよい授業」という軸を大切にして、これからもやって
いきたいと思います。


（よーりー）


【今月のトピックス】

●あいだの力学の和氣ひろゆき／より子が、カウンセリングの自主勉強会
　である「木曜会」に登場します！

「ポストコロナ」の9月に、改めてリアルな場の意義について、みんなで
考えていけたらなあ…と思います。

・予定日
　9月3日(木)18時半～(Zoomによるリモート開催です)
　※日程が変更されるかもしれませんので、事前にお問い合わせください

・申込
　※下記のHPを通じて事前に申し込みをしてください
　→ https://www.facebook.com/jaico.kansai.mokuyokai/


●和氣ひろゆき／和氣よりこ）が、来月(9月)開催される
　「コーチング体験会inひろしま」にコーチとして参加します！

「コーチング」を手軽に体験してもらえるワークショップです。
専門のトレーニングを受けたスタッフ3名から、15分間のショート
コーチングを合計3回（45分間）受けることができます。
コーチングを受けてみての感想交換、スタッフによる質疑応答コーナー
もあります。

【日時】　　2020年9月5日(土)14時～17時(Zoomによるリモート開催です)
【参加費】　無料
【申し込み及び詳細情報】
　　　　　　お申し込み、および詳細はコチラをご覧ください
　　　　　　→ https://www.kokuchpro.com/event/20200905/
【主催】　　コーチングコミュニティひろしま コーチング体験会事務局

※「コーチング体験会inひろしま」は
　「あいだの力学」主催はありません。ご了承ください。


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「こういうのは無いかな？」とか、アイデアやリクエストがあれば、
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　　連絡して頂ければ、わたしたちに伝わります。
　→ http://www.aidano-rikigaku.jp/

よろしくお願いしますね♪

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よろしくお願い申します。