「あいだの力学」の気になる間の話
---------------------------- 2022/4/11
皆さま、こんにちは。
日差しが心地よい季節になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先週のこと。まん延防止等重点措置が解除されたこともあり、ぼくたち(和氣ひろゆき/より子)は、久々に名古屋まで遠出をしました。ちょうど名古屋城の桜が見ごろを迎えており、二人とも2年ぶりのお花見を心から楽しむことができました。もちろん「名古屋めし」も堪能しましたよ!きしめんは、やっぱし最高ですねぇ!
あと2週間もするとゴールデンウィークですね!皆さんはどんな予定を立てていますでしょうか?
暗い話が多い昨今、太陽の日差しを思いっきり浴びて、ネガティブに負けないココロとカラダを取り戻したいものですね。
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【今月の気になる間の話】
●「ルーツ」と「わたし」のあいだがら(第3回)
こんにちは!和氣より子です。
あっという間に、このシリーズも今回で3回目になりました。昨年11月の第1回では、「自分のルーツを調べることをやってみての気づき」に
ついて、先月の第2回では、「父の生い立ち」について書きました。今回は大学教員だった父が、日本復帰に伴い、どのような影響をうけたのかという話を書いてみます。今年は沖縄の日本復帰50年目なので、いいテーマだと自分では思っています(自画自賛?笑)。
父は沖縄国際大学の教員として、自身のキャリアを終えました。
沖縄国際大学(以下、沖国大)は、沖縄県宜野湾市にある私立大学です。東京オリンピックで金メダルを獲得した喜友名諒(きうな りょう)選手、ロックバンドMONGOL800の上江洌清作(うえず きよさく)さんなどなど、沖国大は数多くの有名人を輩出している大学でもあります。有名人ではありませんが、実はわたしも卒業生です。
わたしが初めて沖国大に行ったのは、たしか小学生のときでした。父に学園祭に連れて行ってもらったことが最初だったように思います。わたしにとっての沖国大は、母校であり、父の職場だったところであり、とても大切な場所なんです。
沖国大設立の経緯についても紹介させてください。大学ホームページ内の「本学の歴史(沿革)」には、以下のように書かれています。
---ここから---
沖縄国際大学※1は、昭和47年2月24日に当時の琉球政府の認可を得て翌2月25日に設置され、同年4月23日に地域に開かれた大学として、開学を宣言しました。
次いで、昭和47年5月15日沖縄の本土復帰に伴い、「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年12月31日法律第129号)」第94条第1項、「沖縄の復帰に伴う文部省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年4月28日政令第106号)」第1条第2項により学校教育法に規定する大学となりました。
アメリカの施政権下にあった沖縄には私立大学として沖縄大学と国際大学が設置されておりましたが、沖縄大学と国際大学の両校は大学設置基準の上でいろいろと困難な問題があるということから統合へ向けて復帰前に両校の理事会で話し合いがすすめられました。
その結果、両校の理事会で統合整備の計画が成立しました。これに基づき、統合が決議推進され、昭和47年2月24日、琉球政府私立大学委員会によって新設沖縄国際大学が認可されました。
(以下省略)
---ここまで---
父は元々は国際大学の教員でしたが、大学HPに書かれている沖縄大学(以下、沖大)との統合作業をするメンバーの一人となり、さまざまな活動を行ったようです。子どものときに父から「統合へ向けての作業は大変だった」と聞いた記憶がありますが、そのときは「大学の先生って、研究活動や授業をやるだけじゃなくて、そんなこともやるんだ」という程度にしか理解していませんでした。
父が亡くなったことを知らせる広告を出す※2ときのこと。広告担当者の方と打ち合わせで、「故人は、沖縄国際大学設立メンバーのお一人でいらっしゃいますよね。もしかすると社会面に訃報記事が載るかもしれません」と言われたのです。わたしはそのとき、父が関わった仕事が沖縄全体にとって意味のあることだったのだ…と初めて認識したのでした。結局は訃報記事はでなかったのですが、わたしにとっては、父が行ったことに対する見方を改めるきっかけとなりました。
もう少し沖縄国際大学の歴史について知りたくなったので、本棚に眠っていた「沖縄国際大学十年史」を読んでみようと思います。また、母に父の大学教員時代のことをもっと聞いてみようと思います。このシリーズは、次回で最終回の予定です。次回もお楽しみに!!
(よーりー)
※1 沖縄国際大学ホームページ
→ https://www.okiu.ac.jp/
※2 沖縄では地元紙に死亡広告をだすのが通例です。
【あいだの力学に対するリクエスト募集!】
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→ http://www.aidano-rikigaku.jp/
よろしくお願いしますね♪
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これからもわたしたち「あいだの力学」に対する応援、
よろしくお願い申します。
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