「あいだの力学」の月刊メールマガジンです。 毎月11日に発行されます。

　　　　　「あいだの力学」の気になる間の話
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皆さま、こんにちは！

秋も深まり、木々の色づきが日に日に変わるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
朝晩に寒さを感じるため、リビングにホットカーペットを敷いているのですが、昨シーズンまで使っていたホットカーペットカバー、寿命なのか座面のアチコチに穴が開いたため、今シーズンから思い切って新しいものに替えました。
使い始めて早2週間。いやぁ～…新しいものは肌触りが良くって、電源を入れなくても暖かで、正直困っています(笑)。
カーペットに寝転んでテレビを観ると…大体そのまま寝ちゃうんです(笑)。特に夕食後なんてヤバイです。ほぼ寝落ちします。おかげで最近はテレビを最後まで観られないんです(笑)。

まあ…余分な情報にあふれている昨今、夕食後に寝落ちするぐらいが「丁度いい」のかもしれませんね。

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【今月の気になる間の話】

●「わたし」と「お寺体験」のあいだがら

わたし（和氣よりこ）は約2年前から「コーチングに関連する領域を勉強する」という目標を持って、亀の歩みで学びつづけています。臨床心理学を学んだり、河合隼雄先生の文献を読んだりしています。河合先生の本中に仏教の話がでたり、先輩コーチで仏教に詳しい方がいたりといったことから、「仏教について勉強しようかな。」とぼんやり思っていました。


今年の夏のこと、「久々にお好み焼き食べたいから、広島に行こう～」とヒロちゃんに言われて、夫婦で旅行することになりました。広島在住のコーチ（以後、Aさん）に連絡をとると「会わせたい住職がいるので、お寺に一緒に行きませんか。」と誘っていただき、Aさんご夫婦と寺にいくことになったのです。
仏教のことを学びたいと思っていた矢先にこんなお誘いがきてラッキーと思う反面、寺と神社の違いもあやふやな自分が行ってもいいのかなという不安もありました。そんな時にヒロちゃんから「ご住職ってやらないといけないことが色々あるはずだから、30分くらいしかお話できないかもね」と言われ、わたしは「わざわざ時間とってもらって、やっぱり、私が気軽にお会いしてはマズイのでは…」とますます不安になりました。
しかし、誘ってくれた方の「ご住職は誰でもウェルカムしてくれる人だから」という言葉を信じて、お寺に伺いました。住職が「ようこそ」と、お茶の用意がされているテーブルに案内してくださいました。


皆でお茶をいただいているとき、わたしは、ご住職とAさんご夫婦が再会を喜んでいる様子をみたり、庭を眺めたりして、ゆったりとした時間を過ごしました。
お茶をのみおえると、ご住職が「この寺には、井戸があるんですよ。あとでご案内しますね。せっかくなので、井戸水でコーヒーをいれますよ。」とおっしゃって、コーヒーをいれてくださいました。わたしたちは住職が淹れたコーヒーをいただきながら、ご住職が大切にされている本や物を色々見せてもらいました。
コーヒーを飲み終えるころ「見るもの聞くもの興味深いんだけど…こんなに長い時間居ていいのかしら??」と少し気になったのですが、「そこはAさんにお任せしたらいいか」と思い、その後もゆったりと、お寺時間を楽しみました。
あっというまに数時間経ち、ご住職に感謝を伝え、ホテルに戻りました。

特に印象に残ったご住職の話は、「宗教者が偉いのではない。わたしは、宗教者は自分の身体をとおして、木や森といった自然界のメッセージを伝えているだけと考えているんです」と庭を眺めながらおっしゃったことでした。
確かにお寺の庭は、自然を活かしたつくりになっていました。「見る人によっては、雑然とした庭と思うかもしれないけど、これを良しとしているのは、ご住職のこだわりなんだろうな」と思ったのです。


秋になって、お寺で体験したことを言葉にすることができるようになりました。それは、※自分が住んでいる家の他に、もう一つの家がある感覚※というものです。

たぶんそう感じたのは、ご住職とのお茶タイムが、わたしの幼少期の体験と重なったからだと思います。子どもの頃、親戚の家に行くと、おばさんや従妹とお茶を飲みながらいっぱい話をして、気づいたら数時間経っていたということが多々ありました。私は従妹のなかで一番年下なので、親戚に可愛がってもらっていたのです。
ご住職が、親戚のおじさんのようにというのは言い過ぎですが(笑)、あたたかく接してくださり、また大切なことを教えてくださったことに感謝しかありません。

自分の家以外にも安心できる場があるということは、疲れたり落ち込んだりしても、復活できる場、エネルギーがチャージできる場が家以外にもあるということ。自分が提供するコーチングも、クライアントにとって「安心して自分の話ができたおかげで元気がでた。また明日から、自分のペースでがんばっていこう」と思ってもらえる場でありたいと思うのです。


(よーりー)


【今月のトピックス】
先月、環太平洋大学(IPU)で特任教授を務めている佐藤典子コーチのゼミにおじゃましました。3年生ゼミと4年生ゼミで、グループエンカウンターをさせてもらいました。

生徒さん皆さんすばらしく、「日本の将来は、明るい☆」と感じました！
佐藤先生＆ゼミ生のみなさん、ありがとうございました～♪


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