このメルマガの説明はありません。

昭和の昔。

まだ家庭用のビデオが
普及していないころ
1970年代なかばから70年代後半

僕が小学生から
中学生のころです。

そのころは
映画がブームでした。

外国映画の話題作が
続々と公開されていました。



衝撃的な恐怖映画
『エクソシスト』が
登場したときには
世間は大騒ぎでした。

前売り券を買おうと
今はなき
渋谷の東急文化会館の階段に
長蛇の列ができたと
記憶しています。

上映ではなく
前売券を買うだけで
列ができたのです。

まさに社会現象
といえるでしょう。



当時
人気映画の劇場は満席でしたが
入れ替え制ではなかったため

まだ上映中の劇場に
次の回を見ようとする観客が
詰めかけて、ドアを開けてしまい

外からの光でスクリーンが白くなって
クライマックスがよく見えない
ということがありました。


今では考えられない
ことですよね？

だって、映画一番の見所で
よく見えなくなってしまうんですから（笑）


おそらく当時は
劇場側にそうしたことに対する
ケアもなければ

観客も観客で
「満員だから仕方ない」
と思っていたのではないかと
推測します。

中には
よく見えずに激怒していた観客が
いたのかもしれませんが（笑）

小学生の僕は
とにかく映画を観るのに
夢中だったので
わかりませんでした。


僕はそのころから
大の映画好きでした。


普段は小心者のくせに
自分にとっての聖地である
「映画館」では
人が変わりました。

上映中に後の人がうるさいと
振り返って
「静かにしてください」
と注意するほどの
こましゃくれた小学生だったのです（笑）


そもそも
僕の母が映画好きだったので
よく連れて行ってもらったのですが

ある時母に聞かれました。
「今度の日曜は何が観たい？」

僕は映画の名前を言いました。

すると母が
「誰の映画？」
と言ったので

僕は出演者の名前を
答えました。

母は
「いや、出演者じゃなくて
監督は誰なの？」
と聞いてきたのです。



え？監督？

そんなの知らないや。
なんでそんなこと聞くんだろう？

と僕は思いました。


当時の小学生なんて
映画の監督が誰かなんて気にしないし
そもそも知らなかったでしょう。

少なくとも僕はそうでした。

監督って
演技などを指導する人のことだよね？
そのぐらいの認識しかありません。


すると母は言ったのです。
「映画は
誰が監督するかで
変わってくるんだよ」


え・・・
そうなんだ・・・

映画って
監督によって変わるんだ。

ちょっとした驚きでした。


そこから
僕の映画に対する見方が
少し変わったと思います。


そのころ
観客を沸き立たせていた監督は

フランシス・フォード・コッポラ
ドン・シーゲル
スティーブン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス
たちだったのです。


覚えているでしょうか？

海藻が揺らめく薄暗い海の中を
潜航するカメラ。

不安を煽るような音楽が
次第に大きくなっていく・・・

水中に何かがいるようだが
何だかわからない

怖い！

『ジョーズ』です。

この衝撃的な映画を
僕は劇場で3回ぐらい観たと思います。

まだビデオがなかったので
劇場で観るしかなかったのです。


いや、というよりも
劇場に行って
薄暗い空間で手に汗握り

他の観客と一緒に
ドキドキしたり
笑ったり
恐怖に引きつったり
したかったのです。


さて、時代は現在。

そのころ興奮をくれた
スピルバーグの動画を作りました。

当時の映画の舞台裏や苦労談
スピルバーグの生い立ちなどを
まるで映画のようにまとめてみました(^^)

27分ですが
ゆっくりご覧ください。

音大きめで観るのが
おすすめです（笑）


こちらです。
https://youtu.be/B_qtngZJN0c



ではまた
次の動画をお待ちください！



このメルマガは、レポートページや
レポートファイルを見ていただい方
これまで名刺交換をさせていただいた方
などへ送信しています。


メルマガの配信停止はこちらからお願いします。
解除専用ページURL

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2025年1月25日　第074号発行

「わかるWeb」運営事務局
発行責任者：国府田 誠
https://wakaru-web.com/


メルマガについてのお問い合わせは
このメールをそのまま返信してお送りください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■