障害年金業務研修会のメールマガジンのバックナンバーです

みなさん、こんにちは。村崎です。
7月27日開催予定の「障害年金制度改正を前
に進めるための懇談会」は、社会保障審議会
年金部会の委員を務める百瀬優先生（流通経
済大学教授）を招いて、障害年金制度改正を
めぐる議論に、社労士の声を届けるために企
画しました。

申込時に、改正の必要性を裏付けるような事
例や意見を求めていますが、これまでに申し
込んできた仲間から寄せられた事例や意見を
紹介しながら、懇談会の魅力をお伝えしま
す。

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次期改正の論点を裏付ける事例や意見
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社会保障審議会年金部会は昨年末、次期改正
の論議における障害年金制度改正の主要な論
点を整理しました。

この論点整理において、部会で議論をリード
し、改正論議では、当事者や障害年金業務に
携わる社労士ら支援者からの意見聴取が必要
だと繰り返し訴えていたのが百瀬先生です。

★当会で作成した主要な論点整理の概要は、
下記URLからご覧になれます。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/file-www-event-form/user/2232/files/%E8%AB%96%E7%82%B9%E6%95%B4%E7%90%86%E3%81%AE%E8%A1%A8_00.jpg

懇談会申込時に仲間から寄せられた事例や意
見は、まさにその論点を裏付け、改正の必要
性を事実で示すものばかりです。

たとえば、初診日をめぐって、関東地方の仲
間は「厚生年金期間と国民年金期間が近接し
ている時期の初診日認定が運や偶然に左右さ
れすぎる」と指摘しています。

慢性疲労症候群の事例を寄せた東北地方の仲
間は「厚生年金期間中から同じ症状で病院を
転々としていたが、退職後の国民年金期間中
に『慢性疲労症候群かもしれない』と診断さ
れた日を初診日とされた。不服申立てをした
が棄却された」と、難病のケースでの初診日
認定への疑問を呈しています。

また、診断書について、沖縄県の仲間は「が
んに適した診断書がなく、一般状態区分が症
状に馴染まない。抗がん剤の副作用や痛み・
倦怠感を適切に反映できない」と診断書の改
善を求める意見を寄せています。

そのほか、保険料納付要件をめぐって、要件
確認作業の事務負担軽減のために直近1年要
件での統一を求める意見や、「本人死亡後に
障害年金の受給権が認められたが、遺族が未
支給年金を受給できても、その内容に不服が
あっても遺族に審査請求権がない」など制度
間調整の問題点を指摘する声も届いていま
す。

懇談会では、事前に寄せられたこうした事例
や意見も踏まえて、百瀬先生が次期改正の議
論にどう臨むかについてお話をされ、参加者
と意見交換を行います。

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“現場の声"を制度改正を前に進める力に
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みなさんが日々の業務で感じている疑問、経
験している不合理、そして「こうあってほし
い」という思い。それらすべてが、制度改正
を前に進める力になります。

20人限定の懇談会ですが、ここでの議論は、
百瀬先生を介して、年金部会での制度改正の
議論にも反映されます。

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懇談会の概要
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◎日時：7月27日（日）13:00～16:30
◎会場：東京・千代田区　連合会館401会議
室
◎参加費：8,000円（税込）
◎定員：20人
※ただし、今回は、通常の勉強会と性格が
異なるため、参加要件があります。申込サ
イトでご確認ください。
◎詳細確認・申し込み：下記URLの申し込み
サイトから↓
https://e-ve.event-form.jp/event/101926/HQZjXfVwWw23

先着20人で、オンライン配信もありません。
百瀬先生や仲間たちと、障害年金制度の未来
について徹底的に話し合ってみませんか。
ご参加、お待ちしています。

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今号はここまでとなります。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。