○○さん、TR通信です!【前後ブレーキの配分割合の正しい解釈と練習法】
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Vol.502
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○○さん
ツーリングライダーズです。
バイクライフを楽しんでいますか?
前回レポートをご覧いただいたTRの1Dayレッスン会ですが、
必ずいつも一番最初にブレーキング練習から行います。
それは、ライディングの技術の中では最も重要だからです!
いつでも思い通りに減速・停止できる技術と自信は、
ライディングのリスクを最小限にしてくれ流だけでなく、
バイクらしいメリハリのあるライディングや
マシンコントロールには不可欠なものです。
停まれる、減速できる技術があってこそ、
アクセルを開けていけることができるし、
精神論的にアクセルを開けようとしたり、早く走ろうとしても、
それはマージンを削り、リスクを増大するだけであり、
けして上手くなったわけではありません。
逆にレッスン会などで、ほんの30分ほどブレーキング練習で、
参加者たちは見違えるようにマシンコントロール性が高まり
メリハリ持って走れるようになるのは毎度実証済みです。
今回は、ブレーキング技術を100%使い切るための方法を紹介します。
■前後ブレーキの配分割合の正しい解釈と練習法
二輪車の特徴として、
制動能力はフロントの方が高いのはお分かりですね。
よって例えば急制動時には、
圧倒的にフロントブレーキに制動力能を頼ります。
制動能力だけで言えば、速度域にもよりますが、
フロントブレーキはリアの3倍はあるでしょうか。
これがよく前70(80)%:後30(20)%なんて表現するわけです。
でもこれは機械としての制動能力の比率であって、
これを間違って解釈したライダーが
操作入力の強さ・力加減をこの比率で行ってしまうことが多く、
話が複雑になってくるのです。
そもそもフロントに比べ
30%以下しかないリアブレーキの制動能力を、
30%の力加減で操作するわけですから、
全く制動能力を発揮できなくなるわけです。
よって多くのライダーはフロントブレーキに限らず、
リアブレーキを使えていないのです。
たとえ前後70%:30%の制動能力でも、その能力をフルに
100%使えるようにするのが理想だということです。
そのためには練習においてロックや、
ABS装着車であればその作動を経験しなければ、
当然100%の限界点が解りません。
100%のロックの瞬間をあらかじめ知っておくこと、
それに平常心で対処できるようになっておくことで、
日頃の安全マージンが約束されるわけです。
このロック体験に危険伴う高速域で行う必要はありません。
できれば20km/h以下の遅い安全速度域でいいので、
急制動で意識的にブレーキをロックさせてみてください。
その瞬間の車体の挙動変化を身体で覚え、
それに対処できるようにしておくことが、
とっさの時の危険回避に役立つのです。
舗装状況がよく周囲に車両のない安全な公道や広場で、
まずはリアブレーキだけで急制動してみてください。
思い切りペダルを踏み込むと、前述の遅い速度でも
簡単にロック状態を感じることができるでしょう。
ロックした後もそのままペダルを踏んでいても、
大きく車体挙動を乱すことなく、
やがて停止しますので慌てなくても大丈夫。
ただ思ったより制動距離が必要なのがわかります。
減速にリアブレーキやエンジンブレーキを多用される方は、
フロントブレーキの使用負荷割合を増やすことです。
次にフロントブレーキだけを使って急制動を行います。
強力な制動力で荷重が前輪方向に集中し、
フロントフォークが大きく沈み込み、前のめりになります。
ここで大切なのは、ハンドルに極力体重をかけず、
大きくなった前輪荷重をさらに増やさないことです。
そのためにニーグリップを強力にして、
下半身で慣性力に対抗し身体が前方に行くのに対抗します。
ここでも遅い速度でいいので、思い切りよくレバーを握り込み、
フロントタイヤの限界点、ロック or ABS作動状態を体感します。
ロック時の対処方法としては、
瞬間少しレバーを緩め、タイヤグリップが回復したら
またレバーを握りこむのを連続的に繰り返します。
ABS装着車は、リア同様握りこんだままで構いません。
リアに比べてフロントは車体挙動を乱しやすいので、
バイクを路面に垂直に立てて、
ニーグリップを十分に、遅い速度でおこなってください。
リア、フロントとも安心して限界点を確認できるようになったら、
仕上げに、前後を同時に使って同じことを行なってみてください。
今まで以上にブレーキングがやさしく、
マシンコントロールもできていることに気がつくはずです!
■Uターン克服法(第三段階:バンクUターン)
前号、前々号では「Uターン克服法」第一段階、第二段階として、
「両足着きUターン」「垂直Uターン」の練習方法を紹介しました。
※両足着きUターン: https://youtu.be/nW5cMESZ-sc
※垂直Uターン: https://youtu.be/8slyOXfZ9Ok
垂直Uターンをおさらいすると・・・
・車体を路面に対し垂直にする。
・ステアリングをフルロックで、
ステアリングが解放されないようにする。
・旋回方向に頭を90度捻転、目線を固定。
・そのまま、上体の捻転、目線方向を固定し発進、
両足をステップにおいてバランスを取る。
・アクセルを開け回転数をアイドリングの約1.5~2倍で固定。
(アイドリング1000回転/分の場合、1500~2000回転/分)
・リアブレーキ操作および必要に応じて半クラッチ操作で速度調整。
・できる限りステアリングフルロックが解放されないようにする。
これらが、エンストすることなく、
平常心で安定持続しながら旋回できるようになったら、
今度はバイクを傾けて旋回する
第三段階:「バンクUターン」に進みます。
第二段階:垂直Uターンが完成していたら、
この第三段階:バンクUターンはそれほど難しいことはないです。
逆に第二段階:垂直Uターンができないうちに、
この第三段階:バンクUターンを行うと、
転倒の可能性が大きく高まりますのでご注意を!
旋回を開始したら、上体、腕の力を抜き、
セルフステアリングを有効に機能させ、
特に旋回前半に多く向きを変えてしまうと、
旋回半径を小さくすることができます。
ここで最も大切なのは目線であり、
これから向きを変えようとする旋回方向に
目線だけでなくしっかりと顔を向けます。
目線を意識的に高く、視野を広く確保し、
視野全体で先の路面情報を認識します。
このバンクUターンが確実に出来るようになると、
設計最小回転半径よりさらに小さく旋回できるようになります。
そして以上3つのUターンが完成したら、
ぜひ停止状態からのUターンを挑戦しましょう!
停止状態からのUターンで重要なことは、
発進する車体に対し、ライダーの身体が
置いていかれる状況にならないようにすること、
つまり荷重移動が遅れないようにすることです。
対策として、発進する車体に先行して
ライダーの上体を旋回方向、斜め前に傾斜させて荷重移動を行い、
さらに目線をすばやく旋回方向に移動させ向けておくことで、
コントロールしやすい状況を作り出します。
旋回方向の脇を締めて
フルロックが緩まぬように注意しながら、
発進したら一気に向きを変えてしまうのが秘訣です。
※バンクUターン: https://youtu.be/yBkFj5lru_w
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