○○さん、タシロです!【静止・極低速でのUターンと右小旋回の苦手意識克服法】
※このメールは、ライディングマニュアル
“ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法”
ご購入のお客様にお送りさせて頂いております。
“迷惑メールでは決してありません”のでご安心ください。※
Vol.214
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○○さん
ツーリングライダーズのタシロです。
バイクライフを楽しんでいますか?
昨日タシロは車検に行ってきました。
私はいつも検査場に持ち込みなんですが
(いわゆるユーザー車検というやつです)、
書類作成から通検まで、30分もかからず終了です。
もっともこの車検の度に行う点検整備は、
一通り愛車の気になる個所をチェックし、
消耗部品、油脂、冷却類の交換を含め、
しっかり整備する良い機会になっています。
夏の厳しい環境で酷使したバイクを、
今一度、点検整備してみてはいかがでしょうか。
さて話は変わり・・・、
先週は夏の北海道ツーリング以来2カ月ぶりになる
今やサポーターズリーダーのユウさん企画
“山梨・昇仙峡ツーリング”に行ってまいりました。
この企画、6月から悪天候で2度にわたり順延された企画です。
比較的、テクニカルな山梨の林道や、
一部悪路を安全に走行することを目的とした、
まさに“ツーリングで上手くなる”実践的な企画です。
しかし、前日の天気予報の晴れマークとはうって変わり、
当日朝はいきなりの雨模様。
しかし好天に向かう予報を信じ、全員が雨の中集まりました。
午前中はテクニカル&一部悪路に加え、
ウェットコンディションでしたが、
それも上手くなるための良い機会に変えてしまった
頼もしき参加者たち・・・。
ツーリング企画が始まって以来、
はじめて集合に遅れたタシロの大失態に始まり、
雨の中のツーリングスタートと、
温かさが身体にしみるほうとう定食、
途中ルートには、リスやニワトリに加え、
イノシシまで現れたワイルドルートとそのトラップを
逞しくも切り抜け、乗り越えるメンバーたち。
今回は再参加の方がほとんどだったのですが、
少し前までライディングに苦戦されていた方らが、
このテク二カルなワイルドルートを、
スムーズかつ余裕を持って走る姿を目にして、
ほんとみなさん上手くなっていると、
タシロはヘルメットの中で目を細めておりました。
そんな、“上手くなるツーリング企画”シリーズ、
↓↓“山梨・昇仙峡ツーリング”のレポートはこちら!↓↓
http://happyriding.blog62.fc2.com/blog-entry-170.html
■シフトダウンの方法と手順について
特に初心者の方に多くいただく質問で、
シフトダウンの方法がよくわからない、
またはシフトダウンの手順がわからない
というメールを結構いただきます。
うまく回転数が合わないで、
後輪がロック、またははねてしまったり、
アクセルを煽りすぎて加速してしまったりする・・・。
ご本人は丁寧にクラッチをつないでいるようなのですが、
なかなかうまくいかない・・・、
そして方法も、1速ずつシフトダウンするべきか、
それとも停止するまでクラッチを切って止まってから
一気にギアを落としたらいいのかなど。
思うに、シフトダウンに際して、
速度に比べ低すぎるギアを選択されているように思います。
丁寧なクラッチ操作を心がけていても、
それでもギクシャクしてしまうと言うのは、
恐らくそれが原因と思われます。
スムーズなライディングにおけるギアチェンジは、
加速時にはひとつ低めのギアを使うこと、
減速時にはひとつ高めのギアを使うこと。
そうすれば減速時に、必要以上にアクセルを煽ったり、
クラッチに神経をとがらせる必要はありません。
ツーリングライダーズでは、後輪荷重を高めるために、
ひとつ低めのギア選択をお勧めしていますが、
これは減速時以外に後輪荷重を高めるために、
低めのギアで駆動力を引き出すのであって、
減速時には、ブレーキングで荷重を高められるため、
無理に低いギアを使う必要はないのです。
この点、お間違いなく・・・。
■静止・極低速でのUターンと右小旋回の苦手意識克服法
DVDマニュアル「低速バランス編」
http://www.youtube.com/watch?v=hOnel7wvsjM
“バイクは速く走るより、遅く走る方が難しい・・・”
のテーマにもあるように、
低速域での速度コントロールやバランス、
そして旋回のきっかけは、
重量のある大型車ほど難しいものです。
特に静止状態または、極低速からの
右左折やUターンはもちろんのこと、
右ターンにしっくりいってない方も多いようです。
今回そんなメールサポートのひとつを代表して、
解説していきましょう!
> 静止状態でハンドルフルロックからのUターンがうまくいきません。
>
> 一度動き出せば、小旋回(定常円・8の字)も出来るのですが、
>
> ハンドルフルロックにはなかなかなりません。
>
> たまたまフルロックが出来た時にも
>
> 失速を解除するためアクセルを開けてしまい、
>
> 一気に膨らんでしまいます。
>
> この時も左回転のときは左のお尻に荷重を感じれますが、
>
> 右回転のときは右お尻に荷重を感じていません。
>
> 体を横に倒し、肩を回しさらに顔を後ろに向けていてもです。
発進直後のUターンが苦手と言うことは、
つまり、発進直後の極低速の速度保持と、
バランス技術が足りないということです。
まずは、バイクを傾けない小旋回を目指してみてください。
この時のチェックポイントは速度をできるだけ落とし、
その速度をコントロール、保持すること。
そして、ステアリングをできるだけ切って、
バンク角ではなくステアリングで曲がること。
このとき、フルロックができればいいのですが、
これは速度を極低速で保持できる技術がないと
なかなか難しいので無理は禁物です。
あくまでフルロックは小さく曲がるための結果であって、
それを目的にする必要はありません。
このバイクを傾けないで小さく曲がる方法の利点は、
仮にエンスト、失速しても、転倒リスクが少ないことです。
この技術を身につけないで、
バイクを傾けバンク角で曲がろうとするから、
恐怖心が先立ち、苦手意識が抜けなくなってしまうのです。
歩くような極低速を保持するには、
丁寧なアクセルワーク、クラッチワーク、
そしてリアブレーキを駆使します。
教習所でやった一本橋の要領ですね。
ニーグリップは、下半身の全てを使い
(特につま先、くるぶしは重要)、
ふらついても、出来る限り緩めず、
足を付くのを我慢してください。
そして、バイクは傾けずに、上体を斜め前方に傾斜させ、
肩のラインをハンドルに平行に回していきます。
この時、正しい車体と上体の位置関係を保つために、
外側の腕を十分に伸ばし、内側のヒジを引いていきます。
しっかり上体の移動&回転を行うことで、
セルフステアリングを誘発させ、
つまりハンドルを切らせることで、
バイクを傾けることなく小さく曲がることが可能となります。
これがおおよそ出来るようになってから、
バイクを傾けてさらに小さく曲がる小旋回を
覚えてみても遅くはありません。
この順番で小旋回を身につけると、
とてもらくにUターンなどが出来るはずです。
右ターンでのシート荷重が感じられないのは、
荷重移動が無意識に下半身主導になっているからです。
右ターンに苦手意識があるから、
上体を残し、下半身を右に移動させ、
なんとなく右に荷重移動させたと思っているだけで、
実際は上体は残ってしまっているのです。
よって荷重移動が上手くできず、
結果的にステアリングも切れてくれないはずです。
基本、荷重移動は上体主導であるべきで、
チェックポイントは、頭が右ミラーの後方、
または右ハンドルグリップの真上に来ているかです。
頭や肩など上体の高い部分を移動させるイメージでいると、
上体が自然に傾斜、移動し、荷重移動が効率的にできます。
腰で荷重移動させるのではなく、
頭・肩を素直に倒しこんでいくイメージを試してみてください。
■編集後記
秋も深まりつつ、本当に走っていて気持ちよい季節になりました。
でもこの良いシーズンもあっという間に終わってしまうんです。
11月のツーリング企画は、そんな晩秋を楽しむツーリング、
日光&赤城山という関東屈指のツーリングルートを、
贅沢にも一気に走ってしまおうという企画です。
1年に1度や2度くらい、紅葉や新緑を楽しみ、
季節を感じてみたいもの、しかも最高の仲間たちと!
“11/11 日光・赤城山晩秋ツーリング”
申し込み開始は次回10月20日(土)
19:00配信のメールをお楽しみに・・・
それから、2週間後の10/27、28開催の“九州ツーリング”、
1名キャンセルが出ました!
九州のツーリングに最高のルートを2日間にわたって走りぬける、
なんとも贅沢なルートと、熱き仲間たちの集い、
気になっていた方はチャンスです!
↓↓10/27、28 “九州ツーリング TRKT2012”申込はこちら!↓↓
http://happyriding.blog62.fc2.com/blog-entry-169.html
“上手くなりたきゃ、ツーリングライダーズに行こう!”
このメールについて、ご意見ご感想を是非お聞かせ下さい。
また、バイクについての疑問・質問がありましたら、こちらにメールください。
⇒ support@happy-riding.com
最後までお読みいただきありがとうございました。
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