第5回 心のうち、話してくれますか?
後になって償えないこと、
克服できないこと、
乗り越えることができないことは存在しない。
--- エラ・ウィーラー・ウィルコックス
☆ 今日のポイント
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* なんでも話せる=理想の姿?
* 誰かに話していればよし
* 「斜めの関係」の大人の手を借りる
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自らも二人の浪人生と過ごした母である
コーチング・オフィスSmile-bloomの慧子が、
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□ 自分のメンタルを整えたい
□ 子育て終了・子離れに向かいたい
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というあなたに役立つ情報と方法を
お伝えしてまいります!
じっくり読むのも、かるく読み飛ばすのも、
ご自由にどうぞ!
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○○ 様
「浪人生の母・応援団長&サポートコーチ」の慧子です。
” STAY HOME!”
非常事態宣言が出て初めての週末、
いかがお過ごしでしたか?
浪人生たちも逆境のなか、
少しずつ気持を切り換えて一歩踏み出そうとしているはず。
母も「応援モード」のギアを上げていきましょう!
さて、「こんな時だし・・・応援がんばるぞ!」
という母の気持ちとは裏腹に
息子・娘は自分の世界に入っており
あまり話してくれない・・・
そんなことはありませんか?
どちらかというと、うちの浪人生2人はそうでした。
友達みたいに何でも話してくれる子どもに
自分の経験談も交えながら親身に相談にのる親。
そういう親子関係が理想なんだ。
子どもが話してくれないのは自分が悪いからだ。
・・・長女が高校生の頃、私はそう思っていました。
長女は自分のことをほとんど話さない子でしたので。
浪人すると決まったときは
「一番辛いのは本人なのだから」
「あまり根掘り葉掘り聞かれたくないのでは?」
と気を遣って、私からあれこれ尋ねることはなく
静かに見ていました(自分では見守っていたつもり)。
もしかすると
「気持を吐き出していいんだよ」
「泣いてもいいんだよ」
という言葉をかけるべきだったのかも。
結果的に
「あー!何も話してくれない!」ということに。
それでも長女は
「薬剤師になりたい。どうしてもなる!」
が明確だったので、まだよかった。
しかし次男は
「なぜ 高3の秋に突然 農学部に志望を変えたのか」
「その大学を卒業して、どんな仕事に就きたいのか」
「将来、どんなふうに生きていきたいのか」
・・・わからないことだらけ。
こちらは聞きたいことがたくさんあるし、
悩んでいるなら精一杯相談にのってあげたい。
「さあ、どうぞ〜」とドアを開けて待っている状態です。
腹を割って話したいのですが、
「どう?」と聞けば
「まあまあ」「変わりなし」「いつもどおり」
程度の薄〜い反応しか返ってこない。
もっとも、浪人しなかった長男も
高校2年くらいまでは似たようなものでしたので
男子にありがちなことなのかもしれません。
そのとき思い当たったのは・・・
「親に話すこと」「親と話すこと」の内容(というか基準)が、
私と子どもとでは違うのかもしれない ということ。
つまり、私は「話してほしい」と思っているけれど
子どもは「そんなこと親には話さない」とか
「親と話すことではない」と思っているのかも。
話さない理由は
・自分で解決できる(自分で解決したい)
・こんなことを親に言ってもどうなるものでもない
(親が解決できることじゃない)
・言えば心配してあれこれ手や口を出すに違いない
(放っておいてほしい)
こんなところでしょうか。
親は、なんでも相談してね!
力になれることがあるかもよ!と
思っているわけですが
子どもとは温度差があるのかも。
あっても不思議ではありません。
だんだんと「親に対する期待」の
内容も比重も変わっていくものだから。
とはいえ・・・
親に自分の状況や心の中を
洗いざらい話さなかったとしても、
「本当に合格できるんだろうか」
「合格できなかったらどうしよう」
「大学に入れても、それからどうなるんだろう」
と考えない日はないと思います。
そして、ほぼ全ての浪人生は親に(無意識のうちに)
感謝しているに違いありません。
だって、そもそも浪人できるというのは
とても恵まれたことです。
予備校に通うともなれば、それ相応の金額が必要。
食事のお世話や洗濯も任せっきりでしょうから。
ここまで考えて、私はまず
「自分が聞きたいこと」を聞くのを諦めました。
私には聞きたいことがたくさんあったのです(今もあります)。
子どものことは何でも知っておきたいと思っていました。
でも、それはもう無理なんだと悟ったのです。
だったら私に話さなくてもいいか。
自分で考えているのならいいことにしよう!と
「知りたいことを教えてもらえない自分」や
「私が知りたいことを話さない子ども」に
イライラするのはやめようと決めました。
じっさい、次男はあらゆることを
予備校の担任の先生と話し合って決めてきました。
親には事後通告のみ。
受験に関することは専門家に聞くのが一番。
次男の判断はむしろ的確です。
その判断ができるのは自立に向かっている証拠ともいえます。
私が次男の疑問や迷いをすべて引き受けて
解決できるわけでもないですから。
相談すべき人をちゃんと見極めて、
自分で判断・決断してきたんだね ということです。
私たちは心のどこかで子どもに対して
「あなたにとってのNo.1でありたい」と
願っているところがあります。
もちろん、親はいつだってNo.1の応援者なのですが
子どもが抱える問題を解決したり、解決を手伝う人としては
もはやNo.1ではないということですよね。
一方で、次男は祖母や よそのおばさん(私の友人)など
「斜めの関係」の大人には案外すんなりと
自分の思いを話していました。
驚いたのは、家族ぐるみでお付き合いのある
親子総勢10名ほどで食事をしたとき。
私や夫には何も話さない次男が
「よそのおばさん」には、自分の志望大学や
浪人にかける意気込みを話していました。
「へえ〜〜〜!」の一言に尽きました。
親子はいわば「縦の関係」。
なんだかんだ言っても直接的で繋がりが強い。
一方で、祖父母や友達のお母さん、年上の従兄弟などは
親ほど強くなく、かといって全く知らない人ではない「斜めの関係」。
どうしても子どもの気持ちが聞きたいときは、
こういった「斜めの関係」の人に手伝ってもらうのも
一つの方法だな、と感じたできごとでした。
とくに子どもたちは、「おじいちゃん、おばあちゃん」には
本音をぽろっと漏らします。
あの世代は聞き出すのが上手ですしね〜。
誰に何を話すか、ちゃんと自分で考えている。
彼の人生は、彼のものだから。
今も自分にそう言い聞かせ、
次男を遠くから見守っております。
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【卒母・慧子の近況】
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緊急事態宣言が出る1か月以上も前
3月の初め頃から東京に住む元・浪人生の次男に
「しばらくの間、札幌に帰ってきたら?」と
呼びかけておりました。
彼がそれをずるずると拒否しているうちに
このような状況となり、今は一人暮らしの
アパートに籠もりっきりです。
昨日、自宅にいる夫、長男、私と3人で
ビデオ通話から次男を呼び出したところ
珍しくすぐに反応しました。
大学はまだオンライン授業が始まらず、
週に1度1時間だけ家庭教師に行く以外
ほぼアパートにいるそうです。
「ヒマだ」と何度も繰り返していました。
時間があるなら勉強しろよ、本でも読めよ!
と思いますが、あまりに時間があると
そんな気にもなれないのかも。
会話が弾んだわけでもなかったのですが
長男は画面越しに始めて弟の部屋を見ることができ
次男も私たちの足下で寝ている愛犬を見て
嬉しそうにしていました。
あまり内容のない通話に20分以上も付き合ってくれたところをみると
よほどすることがないのでしょう!!
学生たちにとって、貴重な時間がどんどん過ぎていきます。
長男は大学の最終学年ですが、部活の最後の大会が中止となりました。
まだまだガマンの時間は続きそうですが、
がんばっていきましょうね。
*前回ご案内した「メンタルサポート」、
キャンセルがあったので、あと1名承ります。
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今日も○○ ○○ さん親子を応援しています!
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