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卒母（子育て卒業した母）に向かうみなさんへ・・・



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◎本メールマガジンは、
すでに子育てを卒業して
ちょっと先輩の卒母である
コーチング・オフィスSmile-bloomの慧子が、

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　□　子育て終了・子離れに向かう
　□　もう一度「私」を生きる
　□　自分と周りの人のこれからを考える
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そんなあなたお届けしたい情報と
一緒に考えたいテーマを
お伝えしてまいります！

じっくり読むも、かる〜く読み飛ばすも
ご自由にどうぞ！

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○○ さん


このメルマガ、いつもは第一水曜日に配信していますが
読んでくださっているのは全員女性だから
ひなまつりの日にしよう〜！ということで
3月3日の配信です！


○○さんは、お片付け 好きですか？お得意ですか？

私はまったくのダメダメ。

散らかっている場所が落ち着く、というわけじゃなく
綺麗に片付いたおうちに住みたい！と
ずっと願っています。

子どもが小さい頃は狭くてぐちゃぐちゃだった我が家も
気づけば、うちに最後まで留まっていた
長男が就職で独立して2年が経過。

老夫婦と老犬の暮らしにもすっかり慣れました。

よーし！子どもの使っていた部屋を片付けるぞ！
食器も古いのは捨てて、「いつか使おう」と
しまっていたものを出して普段使いにしよう！

・・・と繰り返し、さんざん言ってきたものの
どこか「そのうちね〜」という気分でいました。


ところが、昨年11月末に実家の母が突然亡くなり
急遽 実家の整理をすることに。
いやでも「片付け」に向き合うことになりました。

私は「数年かけてゆっくりやればいいや〜」と
のんびり構えていたのですが、昭和中期の古家です。

不動産の仕事をしていた妹が
「人の住まない家は傷むの。この家は、次の冬は耐えられない」と。

たしかに冷静に考えればそのとおり。
空き家を維持していくのは大変なことです。

実際、1月末の寒波では室内が−５℃まで下がり
母の大事にしていた植木のほとんどが凍死しました。

そんなわけで、昨年12月から週に一度
実家の整理に通っています。

ところが、私一人ではさっぱり進まない。

持ち帰って自分の家で使うようなモノではない。
母がずっと愛用してきたモノでもない。
リサイクルに出して喜ばれるようなモノでもない。

そんなものでも、手に取ると
「あ〜、これ おばあちゃんがいた頃使ってたな」とか
「これで子どもの頃、アイスクリーム食べたな」とか
いろんなことを思い出して、さっさとゴミ袋に入れることができないのです。

最初の2週間は
「これじゃ家全体片付けるのに何年かかるかわからない！」
と絶望的な気持でした。

毎回、義妹がいっしょに
手際よく 燃えるモノ、燃えないモノ、リサイクルに出せそうなモノ
と仕訳してくれます。

ときどき
「お義姉さん、これは捨ててもいいですか？」
と確認してくれるのですが、たいしたものではないのに
「ちょっと待って！」という思いが湧いてくる。

でも、そこは「義姉」としての外面というか
冷静にテキパキ片付ける自分を見せたいのか
「いいよ、捨てちゃって」と答えるわけです。

それで、ちょっとモヤモヤする。

あー、簡単に捨てちゃっていいのかな
そんなに機械的にさっさと急いでやらなくたっていいのに
なんて考える。

これじゃ、進みません。

そのうち、四十九日に東京から妹が帰ってきて
一緒に台所の片付けをしてくれました。

妹とは
「これ、お正月につかってたよね」
「これでケーキを焼いていたね」なんて
思い出を一瞬共有できる時間があります。

不思議なことに、その時間があると
捨てることを辛いと感じずにすんで
片付けは驚くほどサクサク進みました。


どうしてそうなったのかな、と
不思議に思っていたのですが、どうやら私は
「片付ける＝けりをつける」というイメージを持っていて
やるならキッパリやらねば！と思っている。

一方で、モノよりも そこに付随する思い出に執着する。

だから、思い出を充分に記憶に止めるとか
味わい尽くすとか、ようするに「自分の気が済む」
ところに達しないと捨てられないようです。

自分のキッチンや子ども部屋も
たぶん同じ理由で片付かないのでしょう。

妹と片付けるのは、私にとっては
忘れていたような思い出にもう一度光を当てて
味わうことだったのでしょうね。

たかが片付け、されど片付け。
お片付けができない理由はいろいろあれど
私は今になってようやく自分の「理由」が
わかったと感じます。

だとしたら、どうすれば「自分の気が済む」かを
考えて、なにか方法を見つければいいわけね・・・。

○○さんが、もし お片付けが苦手だとしたら
「片付け」が自分にとってどんなもので
何が「片付けること」を妨げているのか
いちど考えてみてくださいね。


あ、これ「大人の学び場」でみんなで話してみたら
おもしろいかも・・・！
え、私とは全然ちがう！という発見がありそうです。
（それ、いいね！と思ったらこのメールに返信ください
　実現させます）

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★　お片付け強化月間となったため、
　　今月の「学び場」はお休みです。

次回は「人間関係をラクにする　〜自分を守る壁と距離」
をテーマに考えています。
日程が決まったら「増刊号」でお知らせしますね。


それでは 女の子のいらっしゃるおうちも
男子だけのおうちも、
ひなまつりを楽しんでくださいね〜。


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最後までお読み下さり、
ありがとうございました。

どうぞ素適な1日を。
近況報告もお待ちしています。


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　発行者：原林 慧子
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