あの記事を読んでいなかった。 登録前の記事も読んでみたい。 そんな方のために・・・。

今日もがんばる浪人生とその母へ・・・


弱くたっていい。
そういう自分のまま、貫き通すんだ、
と覚悟を決めるのよ

--- 岡本敏子
（画家・岡本太郎の秘書）





☆ 今日のポイント
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＊伝え方に一工夫
＊Iメッセージだと受け取りやすい
＊事実＋親の思いをフィードバック
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◎本メールマガジンは、
自らも二人の浪人生と過ごした母である
コーチング・オフィスSmile-bloomの慧子が、

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　□　浪人生へのサポートに悩む
　□　自分のメンタルを整えたい
　□　子育て終了・子離れに向かいたい
------------------------------------------------
というあなたに役立つ情報と方法を
お伝えしてまいります！

じっくり読むのも、かるく読み飛ばすのも、
ご自由にどうぞ！

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○○ 様

「浪人生の母・応援団長＆サポートコーチ」の慧子です。

全国で豪雨、洪水の被害に遭われた皆さまには
不安な時間をお過ごしのことと思います。

そこに、浪人生もいるかもしれない・・・。
心からお見舞い申し上げます。

1日もはやく、日常が取り戻せますように。



さて、前回は浪人生の母特有のの辛さについて書きました。

しかし、辛い辛いと言っているだけでは先へ進めません。


「勉強させる」「成績を上げる」「合格させる」・・・

受験に関わるさまざまな「〇〇させる」。
残念ながら、そこに親の力は及ばない。
不安や無力感の根本はここにありました。

「どうしたらいいんだろう。何もできることがない」という無力感。

受験は子どもがするものだから当たり前といえば当たり前。

それでも「何かできることがないか」と考えるのが親心です。


そもそも模試の結果とか合格は、
受験する本人の努力はもちろんですが、
努力で解消しきれない得手不得手や
競合する受験生がどんな人たちか、
また当日のコンディションがどうかといった
不確実な要素を含むものです。

だから「絶対」や「100%」はありえません！

さらに、もう一度言いますが
「親が子どもの成績や受験結果に
決定的な影響を与えることはできません」。


例外といえるのは中学受験。

経験者、とりわけ希望する学校に進学できたご家庭では
「母が一緒に受験を乗り越えて来た」という
強い自負と成功体験があると思います。


受験に必要な情報収集、学校研究、手続き、体調管理にスケジュール管理、そして勉強。

小学生の子どもがすべて自力でできるとは思えません。

中学受験を「母と子が一心同体で乗り越えた」ことは貴重で強烈な成功体験でしょう。
私には経験がないし、たぶんできないので尊敬します。


そして、これを大学受験でも同じようにやり遂げるご家庭があります。

徹底的に母が先回りして情報収集し、手伝えることは何でも手伝う！

それに対してお子さんが母の言うことや指示を
信じて従える子だと、
世間が「すごーい！」という大学に
あっさり合格してしまうことがあるのです。
（もちろん、試験をクリアするだけの「処理能力」が必要ですが）

そうやって現役合格を勝ち取った友達が身近にいませんか？
自分を責めたくなったことはありませんか？


でも、大学受験において これはレアケースだと思ってください。

そして、長い目で見たとき
その子のその後の人生においても
母はいつも先回りして情報収集し
手を差し伸べ続けるのでしょうか。

それこそが親の務めでしょ！
と思う方もいらっしゃるでしょう。

子どもが少なく不安定な時代だからこそ
そういう母が増えているともいえます。

ただ、子どもが「個体」としての
自立に向かって成長する過程で
親が手を出しすぎることの弊害はどこかしらあると思います。

それは、いつ・どこで目に見えて現れるかわかりません。



ちょっと話がそれました・・・
ここで言いたいのは、母はむしろ、徹底的に無力感を味わっていいということ。

この無力感は子どもの自立、子離れに通じるものだからです。

「私の出番はここまでなんだ」と母が思い知ることは
健全な子離れのステップではないでしょうか。

だからといって、母が無用なわけではありません。
役割が少し変わるだけです。
親の願いはいつだって「子どもの自立」のはず。
そのゴールに向かって親子関係が新しいステージに進むのです！


無力感を感じて味わい尽くすのは
次へ進むための大事な一歩。

無力＝無用ではない。
だから新しい役割をさがしに行こう。
私自身、今もこの言葉を自分に言い聞かせています。


では 経済的支援や、お弁当作り以外に
親にできることは本当に何もないのか？

そんなことはありません。
親として、子どもに教えられることも
手助けできることも存在します。

ただし、その方法はこれまでとは違います。


一つは伝え方。

(1)　「〇〇しなさい」
(2)　「こっちのほうがいいよ」
(3)　「〇〇しなければ ××になるよ」

ではなく

(1)　「〇〇するのはどう？」と提案する
(2)　「AとBがあるよ。Cというのもある。」
　　　と情報提供する
(3)　「お母さんにもこんな経験があって・・・」
　　　と体験談（失敗談）として伝える

どの伝え方も、親が方向を決めていません。

提案を受け入れるか、与えた情報を使うか
「あとは、どうするか自分で決めてね」
という態度です。

選択の結果がどうであれ、子どもの考えを尊重します。


そして、親の思いは「I（アイ）メッセージ」で
伝えてください。

Iメッセージとは「主語がI（わたし）」である
メッセージのことです。
「私は〇〇だと思う」
「私は〇〇であってほしい」

日本語って、主語があいまいです。
たとえば「ダメね！」というのは
「（あなたは）ダメね！」という意味です。

これは相手を評価していることになり、
言われた方は自己肯定感が下がります。

これをIメッセージで言い換えるとしたら
「お母さんはダメだと思うよ」
さらに「ダメ」という否定語を使わず
「お母さんはあまり感心しないな」
だと、なお いいですね。

あくまでも「お母さんの意見、感想」なので
ただの「ダメね！」よりも
受け取りやすいのです。



もう一つは子どもに何か指摘するときの方法。

(1)　「またゲームしているのね」
(2)　「いつまでダラダラしているつもり？」
(3)　「やる気ないの？」

こんなこと、言いたくなりませんか？

「もちろん言いたいけど我慢して言わない！」
という方もいらっしゃるでしょう。
でも、態度に出ていませんか？
知らないうちにトゲトゲ・ピリピリした空気を醸していませんか？


何か指摘したいときは、
「怒る」「叱る」「態度で示す」よりも
「フィードバック」という方法を使うと効果的です。

フィードバックとは、自分に見えたこと
聞こえたこと、感じたことを
すぐに、率直に相手に伝えることです。

「もう1時間もゲームが続いてるんだね。
寝るのが遅くならない？」

「さっきからずっと動けないみたいね。
すごく疲れているように見えるけど大丈夫？」

「なんだか調子が悪そう・・・。
ちょっと心配だわ。」

ゲームが続いている、動けない、テンションが低い
という「事実」を伝えた後、Iメッセージで気になることを伝えます。

くれぐれも 声がとげとげしくならないよう
フラットに言ってみてください。

フィードバックの効果は
「あ、そういうふうに見えているんだ」と
客観的に自分の状態に気付くこと。

責めるのではなく、あくまでも
「こう見えてるよ」と伝えることで
子ども自身に気づいてもらうわけです。


上手に親の思いを伝え、
指摘することは指摘して
成長を楽しみに見守りましょう！




☆ 今日のポイント
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＊伝え方に一工夫
＊Iメッセージだと受け取りやすい
＊事実＋親の思いをフィードバック
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【卒母・慧子の近況】
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コロナウイルスの感染拡大が気になりますが
大阪にいる長女と東京にいる次男も
夏休みには帰ってくるようです。

長女は社会人なので、自分で仕事のスケジュールに合わせて飛行機を予約します。
なぜか学生時代よりも社会人になってからの方が帰省の日数が長い！

次男はまだ父親任せ。また 父もこれだけは自分の出番！と張り切ります。

例年なら「飛行機を予約するから日程を知らせなさい」
「その日だと予約が取りづらい！」などと
夫がイライラするのですが・・・
今年はあっさり日程が決まり飛行機もとれました。

次男がこちらの要望を理解し、バイトや部活の予定を調整してくれたからです。

これまでは、絶対に部活は休めないだの
バイトのスケジュールは動かせないだのと
自分の努力はなしに「できない」の一点張り。
電話しても不機嫌そうだから、こっちが面倒くさくて折れてしまう。

ところが、この度は 電話口ではハキハキ話し
（自分の子にハキハキという表現も変ですか゛）
日程を1日ずらしてくれると予約が取りやすいと言うと
あっさり「じゃあ、〇時以降なら大丈夫だから」と応じました。

これって成長？？？？？？
中3から始まった長い長い反抗期が終わったのだろうか・・・
（来月にはもう22歳だもの！）

期待に胸の膨らむ私でした。


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最後までお読み下さり、ありがとうございます！
今日も○○ さんとお子さんを応援しています！


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