第31回　答えは子どもの中にある｜「浪人生の母」卒業されたあなたに贈るあれこれバックナンバー

第31回　答えは子どもの中にある

2020年10月19日

今日もがんばる浪人生とその母へ・・・

人間にとって最高の幸福は、
一年の終わりにおける自己を、
その一年の始めにおける自己よりも、
遥かに良くなったと感ずることである。

--- トルストイ（ロシアの小説家）

☆ 今日のポイント
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＊答えは相手の中にある
＊自分で決めなければ動けない
＊問題への向き合い方は必ずある
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◎本メールマガジンは、
自らも二人の浪人生と過ごした母である
コーチング・オフィスSmile-bloomの慧子が、
浪人生と母をサポートするために

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　□　浪人生へのサポートに悩む
　□　自分のメンタルを整えたい
　□　子育て終了・子離れに向かいたい
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というあなたに役立つ情報と方法を
お伝えしてまいります！

じっくり読むのも、かるく読み飛ばすのも、ご自由にどうぞ！

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「浪人生の母・応援団長＆サポートコーチ」の慧子です。

すっかり秋ですね。
読書の秋、芸術の秋、食欲の秋・・・
○○さんにとって、「秋といえば？」。

さて、浪人生の生活態度が気になるとき
愚痴やネガティブな話を聞かされるとき

思わずなにかひとこと言いたい！
ということがありますよね。
そんな時、どうしていますか？？

「もっと〇〇しなさい！」
「〇〇すればいいじゃない」

これ指示や命令、
もしくは強いアドバイスです。

または
「〇〇すべきよ！」
「ふつう、〇〇でしょ」

これは親の視点や価値観からの考えを
真正面から伝えています。

もちろん、
「なんとか現状を改善できるよう
手助けをしたい！」
という気持があってのこと。

親としてできるだけのことをしたいという
必死の思いからくるものです。

でもそういうとき、お子さんの反応はどうですか？

「そうだね。そうするよ！」と前向き？
「そうだったのか、考えもしなかった」と素直に受け取る？
それならいいですね。

一方
「わかってるよ！」と不機嫌になる
「わかっていてもできないよ・・・」と落ち込む
「わかるわけないだろ！」と反発する
「・・・・」無視する

これでは、事態が改善しそうにない。
そして親にはさらなるストレスがたまります。

子どもを親の思うように変えることは
なかなか難しい！

「上手に導く」なんて言葉もありますが、
もう18年も生きてきた一人前の人間を
そうそう簡単に導けるものではありません。

それでもがんばって言い続けるか、
それとも諦めるのか。

受験に限らず、永遠のテーマです・・・。

こんなとき、
目の前の相手をなんとかしようとするのではなく、
相手が自分から動けるようサポートする
そんな関わり方がコーチングです。

「話の聞き方」や
「質問のしかた」といった
テクニックももちろんあるのですが、
それとは別に大事な前提があります。

それは、
「答えは相手の中にある」
と信じること。

いま、受験勉強しているのは子どもです。

何のために進学するのか、大学生になってどうするのか。
その先の未来をどう描いているのか。
そこへ向かうために、春に悔いを残さないために
今何をどうするのか。

その答えはすべて子どもが持っています。

親の理想や願望もあるでしょう。
これが幸せ、こっちのほうが苦労せずにすむ
という「大人の正論」みたいなものも
あるでしょう。

しかし、すべての答えは子どもの中にあるのです。

目の前の「模試の結果」から次どうするか
今の生活サイクルがどうなったらよいのか

「この時代ならではの正解」や
「本人にとっての正解」が必ずあります。

「親の考える正解」が正しいとは限らない。

私たちの知識は30年前のものだったり
自分の経験によるものだったり
ネットで拾ってきた自分好みの情報だったりします。

あるいは、正解の一つには違いないが
うちの子にはあてはまらない
というものかもしれません。

私の知人にプロの家庭教師がいます。
教え子を東大や医学部に何人も合格させている人です！

その「教えるプロ」ですら、
自分のお子さんの受験や
入学後の留年問題に悩んでいました。

「勉強を教えてやることだってできるのに
親の言うことは聞きたくないみたいだし
いくら言っても本人のやる気がなくて・・・」

人間は、自分自身で
やろう！と決心したことでなければ
なかなかできないものです。

それが大変なこと、
辛いことであればなおさらです。

「大変だけど、辛いけれど
でも、自分はいまどうする？」
という自分への問から生まれる決心です。

「そうかもしれないけど、
本人に任せておいたら
望む結果に到達できるとは
限らないじゃないですか」

「それで成績が伸びなかったり
志望校に行けなかったりしたら
どうするんですか？」

こんな声も聞こえそうです。
経験があるだけに痛いほどわかります！

結果を求めるのが受験ですが、
結果だけを求めないのもまた受験です。

がんばっても思うように成績が伸びない
できる努力はすべてしたのに結果が伴わない
そんなこともあるかもしれません。

しかし、その事実をどう捉え、どう向き合うか
その答えは子どもの中に必ずあります。
人間には折り合いをつける力があり
人生は判断と折り合いの連続です。

自分で考えて出した答えには責任と覚悟が伴うもの。
いま悩んでいる子は、そこに向き合っているかもしれません。

判断して折り合いをつける作業は
受験が終わっても一生続いて行くことです。
そこを見守り応援するのも親の役目。

じゃあ、何もできずにただ見てるだけ？？？

いえいえ、そんなことはありません。
浪人生たちが、この状況の中で必死に
「自分で考え、結論を出す」ために
できるサポートはあります。

それについては来週お伝えしますね。

☆ 今日のポイント ☆
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＊答えは相手の中にある
＊自分で決めなければ動けない
＊問題への向き合い方は必ずある
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【卒母・慧子の近況】
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私にとって、秋は「食欲の秋」そして
「冬に備える秋」です。

春〜秋と楽しませてくれた、
植物たちを抜いたり刈ったりして
外に出していた植木鉢は家に取込む。

子どもが3人揃っていた頃は
冬用の滑らない靴はまだ履けるだろうか
手袋はあっただろうか？とチェック。

そろそろタイヤも替えなければ・・・

などなど、だんだんと冬に向かって
準備や心構えをする時期ですね。

北海道は、夏が終わると秋は一瞬で、
すぐ晩秋になり
すぐ冬になります。

先週から「雪虫」も飛び始めました。
この虫を見ると、まもなく初雪が降ると言われています。

受験生がいた年の秋は
「近づいてきたな〜」と一緒になって
気持が引き締まるというか
ちょっと緊張するというか
そんな気持で過ごしていました。

冬に向かって体力、気力どっちも
蓄えるぞ〜！とたくさん食べたり
ボーッとしたり。

↑　受験生がいなくても、あまり変わらないかも。

○○さんは、いかがでしょうか？
ちょっとしたモヤモヤなら、このメールに返信で
吐き出してくださいね。

よい1週間になりますように！

最後までお読み下さり、ありがとうございます！
今日も○○ ○○ さん親子を応援しています！

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　発行者：原林慧子
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