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卒母（子育て卒業した母）に向かうみなさんへ・・・



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◎本メールマガジンは、
すでに子育てを卒業して
ちょっと先輩の卒母である
コーチング・オフィスSmile-bloomの慧子が、

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　□　もう一度「私」を生きる
　□　自分と周りの人のこれからを考える
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そんなあなたお届けしたい情報と
一緒に考えたいテーマを
お伝えしてまいります！

じっくり読むも、かる〜く読み飛ばすも
ご自由にどうぞ！

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○○さん

本州エリアは、梅雨にはいったところもありますね。
こちらは青空。ひさしぶりに暖かい一日です。

札幌ではすずらんが満開！
日に日に木々の緑が濃くなる中、
爽やかな香りを漂わせています。


私がすずらんを初めて見たのは
小学1年生のとき。

当時の担任の先生はピアノが上手で
教室にはグランドピアノがありました！

そのピアノの上に、花瓶に挿した数本のすずらんがあり、
「あ！これが すずらんだ！！」
と嬉しくなったのを覚えています。


家で本を読むのが好きな子どもだった私は
本で見たり読んだりしたものを目のあたりにすると
「わ！これがそうなんだ！」と
いちいち驚いたり感動したりしていました。

「三つ子の魂百まで」なんて言いますが
今でもそういうところはあります。

なぜ、こんなことを書いたかというと
先日、「自分のテロワールを探る」という
イベント？に参加したのです。

「テロワール」というのは、たとえばワインなら
原料となったブドウ畑を取り巻く自然環境のこと。

その土地の気候や土壌の性質や天気、地形や標高など。

同じ品種でも産地が違うとワインの味わいが
違ってくるように、人もそれぞれ どんな環境で
どんなふうに育ってきたかで、「いろいろな人」に
なっていきます。

それが「多様性」というやつですね。

小さい頃何を考えていたり、
どんなことをしていたか。

思い出せる印象的なエピソードをひもとくと
いまでも同じようなことを大事にしているな、とか
当時こだわっていたことが今につながっているな、と
不思議な納得感がありました。

しかも、これが一人一人まったく違っている！

たとえ、同じ家庭で同じ親に育てられたとしても
全然違ってくる。

そう考えると、人間っておもしろい。

夫婦でもまったく理解不能な部分があったり
きょうだいでも全然似ていない部分があったりします。

育った環境だけでなく、
育つ過程で自ら選んだものの違いも
テロワールになっているんだろうなぁ。


これが 子どもの世代ともなると、
なおのこと 私たちとは違っています。

時代によって、受け取ってきた情報や
文化の背景が違うところへ
ここ数年のコロナ禍です。

私たちと若者たちは、味も香りも風味も
かなり違うワインにできあがっています。

私たちの「ふつう」と彼らの「ふつう」は
もはや大きく違っているようです。

だから、浪人生活を終えた子どもたちが
これから先、何を言い出すか 何をするか
まったく想像つきません。


だとすると、何が出てきても どんなことが起こっても
どんなに驚いたりショックを受けたりしても
まずは「そうか、そうなんだ・・・」と
受け取るしかありません。


この春から成人年齢は18歳になりました。
成人ということは、人生のほとんどのことを
自分で決めてよいということです。

ここ3か月の間に私自身、
自分の子どもに驚かされる出来事がありました。
それも３人のうち、２人に！

出来事そのものに驚いたのはもちろんですが
「全部事後報告なんだ・・・」ということにも
衝撃を受けました。


もともと うちの子どもは親を信用していないのか
話せば大騒ぎするとでも思っているのか
あまり途中経過を詳細に報告してきません。

もう決定して、すでに動き出そうという段階で
「じつはね・・・」みたいな感じで言ってくる。


この時の感情を何と表現したものか・・・
驚き・軽く困惑・何でもっと早く・・・という軽い責め

そして
そうなんだ、という しみじみ感と
自分で決めるんだなぁ、もう私の意見はいらないんだなぁ
という寂寥感

その後に
大きくなったんだなぁ、一人前だなぁという
満足感とも達成感ともつかない感覚。

これらが絡み合って一気に押し寄せる感じです。

それは、熟成されたワインの
味や風味、香りみたいに複雑で深くて。

人もワインもテロワールが違うから奥が深い。
だから、選ぶときも味わうときも
悩ましくて面白い、そんなところでしょうか。


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最後までお読み下さり、
ありがとうございました。

どうぞ素適な1日を。
近況報告もお待ちしています。


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