ジビエの謎／ヴェジ・ギャングプランク「ヴィーガンレポート」ＮＯ．３４｜メルマガ「ヴィーガンレポート」バックナンバー

ジビエの謎／ヴェジ・ギャングプランク「ヴィーガンレポート」ＮＯ．３４

2020年12月12日

○○○○様

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今日のタイトルは
ジビエの謎

です。

家畜以上にジビエはよくわかりません。
食肉産業から観光産業まで来ています。

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今日はこのことについて書きます。

今日のテーマ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジビエはいつの間にか観光産業化？
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジビエのwikipediaをご覧ください。
https://w.wiki/qCC

ジビエはこのWikipediaの「日本の
ジビエ」の中段に

日本国内の多くの都道府県では、
イノシシやシカなどによる農作物や
樹木の食害に悩まされていることから、
生息密度をコントロールするために、
鳥獣被害対策実施隊を組織すると共に
地元猟友会の協力を得て毎年一定量の
「有害鳥獣駆除」を行っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
特産物として地域振興に
つなげようという動きも多い。

有害鳥獣の駆除自体も違和感はありますが
百歩譲って、それを是としても

その対策が、どうして特産品となる
のだろうか？

気になったのは、もし、特産品とする
ならば、ある程度の量が必要です。

有害鳥獣の駆除だけで、その量を確保
できるのか？

これが最大の謎です。

有害鳥獣の駆除で確保できる量はかなり
少なく、希少価値があるかもしれません。

しかし、特産物として地域振興となれば
ある程度の量が必要です。
とすると有害鳥獣の駆除以上の確保が
必要です。

そうなれば、意識的に数を取りに行く
ことになります。

そうなれば、当初の目的から逸脱して、
いずれ、生態系まで影響を与えることに
なるのではないでしょうか？

また、Wikipediaには、安全確保の項目で
ジビエの危険性を指摘しています。

危険とは知りながら、どうして食肉を
推進するのでしょうか？

これでは、GO TO ～と同じですよね。

平成２０年２月に施行された『鳥獣による
農林水産業等に係る被害防止のための
特別措置に関する法律』を見ると
浮彫になります。

第１条の目的のところに
鳥獣による農林水産業等に係る
被害の防止のために

捕獲等をした対象鳥獣の適正な処理
及び食品としての利用等のための措置

となっています。

適正な処理とはどういうことなのか？
食品としての利用が鳥獣被害防止に
繋がるのか？

鳥獣が罠にはまり、食肉にされることを
通して、他の鳥獣は里に近づくと
罠にかからないようにしようと鳥獣たち
は思うのでしょうか？

法律がおかしいですよね。

もう一つ関連する法律で
『鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の
適正化に関する法律』
があります。

第１条の目的を見ると
この法律は、鳥獣の保護及び管理を
図るための事業を実施するとともに、
猟具の使用に係る危険を予防することに
より、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の
適正化を図り、もって生物の多様性の
確保（生態系の保護を含む。以下同じ。）、
生活環境の保全及び農林水産業の健全な
発展に寄与することを通じて、自然環境の
恵沢を享受できる国民生活の確保及び
地域社会の健全な発展に資することを
目的とする。

・鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の
適正化を図り、

ここで、鳥獣の保護と狩猟の適正化が
並列になっていること自体が矛盾して
います。

これも百歩譲って、狩猟の適正化を
もって生物多様性の確保、生態系の
保護をするということですが、

食品としての利用等のための措置が
有効な方法なんでしょうか？

つまり、根拠となる法律自体が
矛盾だらけなんですね。

それが謎を呼ぶことになったんだと
理解しました。

今日は以上です。

あとがき
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
私がヴィーガンを知る前からこの
ジビエについては謎でした。

まずは、野生動物と共存を図るために
そして法律にもあったように生物多様性と
生態系の保護のために狩猟に変わる
方法を模索していきたいと思います。

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ヴェジ・ギャングプランク

※私の名前について
表記を尾崎時雄としています。
崎の旁の上は本当は”立”です。
環境依存文字のため、表示されない
場合がありますので、”大”にして
おります。