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今日のタイトルは
動物を使った宗教行事
です。

宗教行事、伝統行事で動物に絡む
ものの取り扱いはなかなか難しいです。

今日のテーマ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
伝統となっている宗教行事の変更は
どうするか？
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
蛙狩神事並御占神事（上社）をご存知
でしょうか？

1月1日
本宮前の御手洗川の氷を砕いて蛙を捕え、
神前で小弓を以て射通し矢串のまま
お供えしますが、どんなに寒い年でも
蛙が捕れ、七不思議の一つです。
続いて宮司が神占を行い、当年の諸祭儀に
奉仕する地区、御頭郷を選定する御占神事が
行われます。

http://www.suwataisha.or.jp/i/gyouji.html

生きた蛙の串刺しです。

これについて全国の動物の愛護の人達や
アニマルライツセンターが声を上げています。

https://arcj.org/issues/entertainment/event794/

なかなか理解が得られていないようです。

これは、以前、

私の目指すヴィーガンのゴール ビジネスにおける
理解 Part２／ヴェジ・ギャングプランク
「ヴィーガンレポート」ＮＯ．４３

の内容です。

神事ですのでビジネスではありませんが、
同じ形態です。

伝統を前にすれば、奉賛会の役員や宮司さん
でも変更が簡単ではありません。

ビジネスではないので、
「こちらのほうが儲かりますよ！！」
はお門違いです。

アニマルライツセンターは法を盾に
訴えていますが、宗教、伝統とは
もともとかみ合いません。


神事であれば何をやっても
許されるのか？

と書いていますが、伝統であれば
何でもできるわけではなく、それ
しかできないのです。

これでは全く差し違えしているので、
相手は聞き入れません。

伝統は伝統的価値を失わずに変更を
かけなければなりません。

面倒な！！って思った人
それも差し違えです。

この伝統は中世に既にありました。
つまり長い伝統の土台の上で継承されて
きたものです。
早急な対応は無理なんです。

ただ、ヴェジのようにずっと宗教的生活
（仏教、神道、キリスト教すべて
やってます）やってきて、伝統行事に
携わってきた人間ではなかなか声を
上げられません。

宗教に全く関係ない共産主義の人を
宮司と奉賛会役員に送り込み、
一気に改革してもらうか？

な～んて、無理ですね。

実は、この蛙狩神事は神占を通して、
御頭郷（おんとうきょう）を
選定するのが目的となっています。

その条件を満たすものを蛙狩神事以外で
探すのです。

伝統を鑑みつつ、神事の内容を変更させる
のです。

さて、御頭郷とは４月の
御頭祭（おんとうさい）や、
８月のお舟祭りなどに奉仕する地域のこと
です。

この御頭祭は
https://yatsu-genjin.jp/suwataisya/sinji/ontou.htm

鹿の頭と雉をお供えします。
鹿の頭は剥製です。雉は
神事後放してやります。

実はこの鹿の頭、昔は毎年、
本物の鹿の首をお供えしていたと
聞いています。

これが本当ならば、どのような経緯で
剥製を用いるようになったのか？

これがヒントになりそうです。

つまり本物ではなくても、
象徴を使うことで条件が
満たせないでしょうか？

伝統は伝統として尊重し、
伝統の中身を変更してもらうことが
重要です。

皆さんも考えていただけませんか？


今日は以上です。


あとがき
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
長年の伝統があるものを法律でぶった切る
ことはほぼ不可能です。

そもそもこれでは関係者も同じテーブル
についてくれません。
「かわいそう」より続けることが重要だから
です。

この場合の囲い込みは、周りで反対の声を
あげながら、別動隊で、関係者には
伝統的条件を満たし、中身を変遷させていく
ことを共に考える。

時間はかかるかもしれませんが、諦めずに
説得していく必要があります。

ヴェジもいずれ、音楽に復帰したら、伝統の
創造、変遷にも力を入れていきたいと
思っています。


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ヴェジ・ギャングプランク

※私の名前について
表記を尾崎時雄としています。
崎の旁の上は本当は”立”です。
環境依存文字のため、表示されない
場合がありますので、”大”にして
おります。