このページは、ヴェジ・ギャングプランクのメルマガ「ヴィーガンレポート」のバックナンバーのページです。

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ヴィーガンレポート特別篇

聖書とヴィーガン
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ください。（PDFファイルです。）

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★ヴィーガン実践者の方へ調査のご協力
のお願い★

武蔵大学教授の古瀬公博先生が
「倫理的消費と対話」をテーマとして
調査を進めていらっしゃいます。

企業や消費者、政府、研究者などで
行われる対話を理解し、望ましい対話の
在り方を明らかにすることを最終的な
目標とし、ヴィーガニズムや化粧品などの
動物実験に関する対話の実態について
明らかにしたいとのお考えです。

そのため、ヴィーガン実践者の方に
調査したいそうです。

●質問内容：ヴィーガンになったきっかけ、
転向する際の問題への対処、周囲への説明・
反応、自分にとっての意義、
広く浸透させるために必要なこと、など。

●回答方法： 書面またはズームなどでの
インタビュー形式
調査にご協力いただける方は、古瀬先生に
直接メールでご連絡をお願いします。

●連絡先メールアドレス：
　　　　　　　　　kmfuruse@gmail.com

ヴィーガンを実践していくうえでの貴重な
体験や感じていることを研究に
役立てていただけたら嬉しいですね。

3月末日を目安にご回答ください。
（ただし，締め切り後も受け付けて
おります）

ぜひ多くの方々のご協力をお願いします。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
今日は朝、暖かったような気が
したんですが、昼は風が冷たく
なりました。

三寒四温

と言えば、１～２月に使うような気が
しましたが、もう４月なんですが、
そんな気分にさせます。

私の部屋はずっと七寒じゃないかと
考えているソーシャルコンサルタントの
ヴェジ・ギャングプランク尾崎です。

さて、今日は、
宮島のシカ問題に関わっていました
／ヴェジ・ギャングプランク
「ヴィーガンレポート」ＮＯ．１４５
https://mail.os7.biz/b/xpcn/1364972
の続きです。
（時間的には、ＮＯ．１４５の前に
話になります）

今日のテーマ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
宮島のシカって何が問題なのか？
動物愛護団体 V.S. 行政
シカは場外に出された現状とは
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が最初、声をかけられた時は
宮島まで行くつもりは全く
ありませんでした。

まずはチーム内のミーティングの
環境を整え、（スカイプを使用）
定期的にネットミーティングを
行っていました。

●当時の宮島の情報発信の現状

まずは、情報をネットから集めようと
「宮島」をキーワードで検索してみると

宮島観光協会のホームページ
廿日市市観光課のホームページ
大聖院のホームページ
廿日市市農林水産課の宮島地域のシカ対策

以外はすべて「宮島のシカ」についての
発信で、加えて、廿日市市の対応における
非難ばかりでした。

非難の内容は
シカが増えているので、廿日市市は
餌やり禁止でシカを餓死させて個体数を
減らそうとしている

→　やせ細ってきたので、給餌を
続けている

と。

これでは、正確な情報が全くわからないと
いうことで現地入りをすることにしました。

今は「宮島」と言えば、いろいろの方が
発信していますが、観光地でありながら、
観光情報もネットより紙のるるぶ
等の観光雑誌のほうが充実していました。

あの「厳島神社」も独自のホームページ
がありませんでした。

今はあります。
http://www.itsukushimajinja.jp/index.html
→これは総務の担当にお願いして、２年で
立ちあげてくださいました。

●私達ができる宮島のシカ対策のゴールとは？

さて、私が初めて、宮島に向かう時、
どんなところにゴールを設定するのか
をずっと考えていました。

基本は地域の問題なので、島外部の人が
とやかくいうものではありません。
地元の方々とシカだけで決着をつけて
欲しいと思っていました。

なので、廿日市市の宮島町合併の前に
宮島町のシカ対策協議会で大枠が
できていて欲しい話です。

※2005年（平成17年）11月3日
廿日市市に編入合併

私のメンバーの中で愛護団体の所属の人
がいましたので、この人に愛護団体の情報
収集をお願いしました。
当時、愛護団体の複数に分かれていました。

最初に現地入りしたメンバーは、地元住民との
接点と宮島の私設の諸団体とのコンタクトを
取ってくれました。

私は基本的に行政、公的団体、大学関係との
接点を持つことに努めました。

私自身は、地元の方々と関係諸団体、行政が
同じテーブルに立ってくれることを
望みました。（そうラウンドテーブルです）

＊＊シカの参加の限界
できたら、本当はシカの声も反映できたらと
思いました。

シカの声を反映するということはあまり現実
的でありませんが、一番の当事者です。

考えたことは、動物と話ができる人を数人
参加させるというものです。

残念ながら、新型コロナで他界されました
志村けんさんの冠番組の
「天才！志村どうぶつ園」で出演された
動物と話ができるハイジさんのような方です。

実は日本でもそのような人がいます。
アニマルコミュニケーターというポジション
の方です。

動物と話ができるということでは他にも
いらっしゃいますが、アニマルコミュニケーター
が一番ポピュラーです。

これは現実離れしているということで
理解が得られませんでしたが。
＊＊＊

具体的なゴールのイメージとして、
シカ対策協議会に地元民とこれら関係者の
声が確実に反映すると同時に、ここで理想の
ゴールを設定し、それで運営していくと
いうことです。

当時から、シカ対策協議会は、ゴミの管理
の徹底と餌やり禁止を掲げていましたが、
餌やり禁止に反対し、定期的に島外から
給餌するグループがいました。

どちらが良いかが問題ではなく、同じ
テーブルについていないことが問題だと
思いました。

時間をかける中でだんだんとそれぞれ
でコミュニケーションが取れるように
なってきましたが、どうしても
餌やりグループは独自で進んでいました。

分かれた団体や離れた地元民とは
コンタクトが取れるようになってきた
のですが。

・署名サイト

そんな中で、海外で３つほどの
餌やり禁止に反対する署名サイトが
立ち上げりました。

それらはどれかの愛護団体が代表して
広島県知事と廿日市市長の届けられた
と思います。

読者の中でもご記憶がある方も
いらしゃるかもしれません。

●ヴェジの人間観察

私はいろいろな人とコミュニケーションを
取って行く中でずっと相手の心の中を
観察してきました。

最初に、廿日市市の農林水産課に行った
時の宮島のシカ対策の担当者の形相
は今でも忘れません。

当時、本当にいろいろな餌やり禁止反対者
からの電話がひっきりなしに
かかっていたとのことです。

シカの関係のブログ等も確認しながら
状況把握に努めました。

その中でだんだんわかってきたこと。

行政関係の人・・・・
自分のポジションでより良い選択は何かを
考えてきていて行政というしがらみと
予算の限界に嘆息しつつ、反対派から
非難されているので精神的に厳しくなる

餌やりを含めた動物愛護側の人・・・
自分の感情の中で、「シカが可哀そう」と
いうところの心の囚われから解放されずに
必死で自身をささえている

地元民・・・・
解決の道のりが長すぎて（そもそも問題も
何かがわからなくなり）、諦め、口を
閉ざしている(最初は無関心なのかと
思いました）

この状態では本当にシカと
向き合えることはできない

と思いました。

宮島のシカの問題とは・・・
みんなで協力できず、当のシカや
生態系が場外棚上げになっていること

と理解しました。

動物の愛護の立場から本当にいろいろな
ことを検討されてきた先輩方が、
宮島の現状を把握され、次から次へと
この宮島から離脱されていきました。

今日は以上です。

あとがき
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以前も書きましたが動物愛護の人は
様々な理想をお持ちで、真逆の目標を
持った人が同じ活動をしていると
書きましたが、この「宮島」で
学びました。

本文では、動物愛護側の人は1人の
キャラクターを描きましたが、私が
見た代表の姿です。
そこに所属する人はヴィーガン以上に
多様化しています。

それでもゴールデンウィークに必ず
宮島桟橋の喫茶店で毎年ミーティングを
していたので凄いなって思いました。

メルマガについての感想・要望を
vegegangplank@gmail.com
までお願いします。


ヴェジ・ギャングプランク

※私の名前について
表記を尾崎時雄としています。
崎の旁の上は本当は”立”です。
環境依存文字のため、表示されない
場合がありますので、”大”にして
おります。