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メルマガ「ヴィーガンレポート」

代替肉の動向、フードテックから見て/ヴェジ・ギャングプランク「ヴィーガンレポート」NO.612

2022年07月13日



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ヴィーガンレポート特別篇

聖書とヴィーガン
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〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
こんにちは!!

ソーシャルコンサルタントの
ヴェジ・ギャングプランク尾崎です。

さて、今日の記念日は以下の通りです。

・盆迎え火
・生命尊重の日
・日本標準時制定記念日
・ナイスの日
・もつ焼の日
・オカルト記念日
・水上バイクの日
・イーサン・ハントの日
・ナイススティックの日
・一汁三菜の日
・石井スポーツグループ 登山の日
・お父さんの日

雑学ネタ帳ー今日の記念日
https://zatsuneta.com/category/anniversary.html

今日のテーマ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
代替肉の動向
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
代替肉は世界的に注目されるように
なりました。

我が田舎でもドラッグストアやスーパー
にも見かけるようになりました。

現在、この「代替肉」の動向は
どうか?
また、今後、日本における「代替肉」普及の
可能性について言及している記事を
みつけましたのでご紹介します。

フードテックとは何か? 宮城大
石川伸一教授に聞く「食」の最新技術動向と
その可能性
https://www.sbbit.jp/article/cont1/90399

急激な人口増加、新興国の経済発展、
さらに直近ではロシアのウクライナ侵攻に
伴う小麦高騰などで、世界中で食料問題への
注目が集まっている。その解決策の1つと
して期待されているのが、テクノロジーで
食料問題に取り組む「フードテック」である。
「代替肉」や「培養肉」などの代替タンパク質源で
注目を集めるフードテックだが、それだけが
扱う領域ではない。国内フードテックの
第一人者と言われる宮城大学の石川 伸一 教授に
「フードテックとは何か」という基本から、
国内外の最新動向などについて話を聞いた。

執筆:井上健語、聞き手:編集部 松尾慎司、
構成:編集部 玉田萌


●フードテックとはいったい何なのか

食の生産から製造、卸売、小売を経て
消費者まで届き、調理して食べるという
食料供給の一連の流れを「フードシステム」と
呼びます。現在、この川上から川下への流れの
中に多様な技術が入ってきて、さまざまな変革が
起きています。その総称が「フードテック」だと
捉えています。

特に注目されているのが、新しい代替タンパク質源で
ある「代替肉」です。これは、大豆やエンドウ豆などの
植物性の素材で作られた肉状の食品です。
また、家畜や魚などの筋肉から少量の細胞を
取り出して培養した「培養肉」も開発されています。
さらに、肉だけでなく「代替卵」「代替乳」の
開発も進んでいます。

代替タンパクはフードテックの生産領域に
おける変革ですが、流通や調理の部分でも変革が
起きています。たとえば、調理の分野で
あればロボットによる自動化や初心者でも上手に
料理ができるスマート調理家電、
レシピを介してネットショッピングや調理が
できる「キッチンOS」など、数年前には
考えられなかった技術革新が起きています。

フードテックが注目されるようになったのは、
2010年代半ばにシリコンバレーで
活躍していたIT系の人たちが食の分野に
進出し、スタートアップ企業を
立ち上げてからでしょう。食の世界は、
“経験と勘“が重視される世界でしたが、
そこにIT系のデータ、エビデンスを
重視した手法を持ち込んだのです。

現在は、「インポッシブル・フーズ」、
「ビヨンド・ミート」など、さまざまな企業が
誕生し、農林水産省『令和2年度 フードテック振興に
係る委託調査事業 報告書』の中でも、
フードテックの市場規模は2050年までに
280兆円に達すると予想されています。


●Z世代も追い風に、広がるフードテック市場

フードテックが注目されている背景には、
世界的な人口増加により、慢性的に
食料不足が起きるという予測があります。
『世界人口予測2019年
(World Population Prospects 2019)』に
よれば、世界の人口は2019年時点の
77億人から2050年には97億人に
増加する見込みです。これに伴って、
FAO(国連食糧農業機関)は世界の食料生産を
増加させる必要性を訴えています。

もちろん、フードテックが
注目される背景はそれだけではありません。
気候変動対策もその1つです。たとえば、
牛を育てるにはトウモロコシなどの
大量の飼料が必要で、トウモロコシを
栽培するには大量の水も必要です。
つまり、現状の牛肉の生産は環境に
高い負荷がかっています。また、牛が
出す“げっぷ“に含まれるメタンガスが
地球温暖化の原因の1つと
考えられています。代用肉や培養肉を
使えば、その負荷を下げると
考えられています。

また、飲食業界の人手不足も深刻です。
働き手がなかなか集まらない以上、
ロボットなどを導入して効率化せざるを
えない現状があります。

植物性の食品が求められる背景には、
人々の健康意識の高まりもあります。
さらに、ユーロモニターインターナショナルに
よれば、世界的にヴィーガンや
ベジタリアンといった「採食主義者」が
増えているとの試算もあります。動物愛護、
アニマルウェルフェアの観点もあります。

1990年後半から2010年ごろに
かけて生まれた「Z世代」も追い風に
なっています。こうした若い世代は
ネットリテラシーが高く、環境問題に
強い関心があります。このため、環境負荷の
高い従来の肉よりも、植物性の代替肉を
好むとされています。したがって、彼らが
社会の中心になっていくにつれて、
代替肉の市場が広がっていくという見方も
あります。

さらに、代用肉や培養肉が
注目されたことで、大量の資金が
フードテックを後押ししている側面も
あります。

農林水産省によると、2019年時点での
フードテック分野への投資額は米国が9,574億円、
中国が3,522億円に上ると
試算しています。なお、同調査によると、
日本は97億円と試算されており、
ギャップがあるのも事実です。

このように、さまざまな要因が絡み合って、
現在のフードテックの流れができています。

ただ個人的には、少し消費者が置き去りに
されている印象を持っています。
消費者の価値観は多様です。消費者は
食べ物に対しておいしさ、安さ、健康、
利便性など、さまざまな価値を求めます。
こうした要求に応え、消費者のメリットを
追求するフードテックが主流であってほしいと
思います。


●消費者の本音は「おいしくないなら食べない」

シリコンバレーから始まったフードテックの
動きは、いまや世界中に波及しています。
ただし培養肉については、現時点で販売が
認められているのはシンガポールだけであり、
その他の国では、安全性や法的な対応を
検討している段階です。

ちょうど2022年6月には、厚生労働省が
規制の是非を検討するため、専門家の研究班を
年度内に設置する方針を決めたというニュースが
流れました。

国の動きという点では、2020年10月、
農林水産省が主導して「フードテック官民協議会」が
設立されています。これは、企業、大学などが
連携してフードテックを研究・啓蒙する組織です。
スタートアップへの助成金の仕組みも用意され、
いよいよ国も本気で後押しを始めたという印象です。
また、国内の大手食品会社も、ここ1年くらいで急速に
フードテックの市場に参入しつつあります。

ただし、代替肉が普及するかどうかは
分かりません。国が認めても、消費者が
求めているとは限らないからです。

実際に代替肉を食べたことがある方なら
分かると思いますが、現在はそんなに
安いわけでもないですし、従来の肉と
比べて特別おいしいわけでもありません。
環境にいいといわれても、今ひとつピンと
こないという人も少なくないでしょう。

結局、人はおいしくなければ食べないのです。
その意味では、消費者がどう受け入れていくのか、
まだまだ研究の余地はありますし、
もっと食べる側のメリットを追求する必要が
あると思っています。


●日本企業がフードテック市場で活躍するためには

一方、米国の代表的な代替肉メーカーの
インポッシブル・フーズとビヨンド・ミートの
2社の製品は広く市場に流通するように
なりました。たとえば、米国のバーガーキングは、
インポッシブル・フーズの代替肉を使用した
「インポッシブル・バーガー」を販売しています。

ただし、それが日本でも受け入れられるかと
いうと、そうとはかぎらないと思います。
もともと日本人は豆腐や納豆などの形で大豆を
食べてきました。だったら「わざわざ大豆由来の
代替肉を食べなくても、豆腐や納豆で十分だろう」と
考えても不思議ではありません。

このように、フードテックのベースには、
それぞれの国の食文化があります。それが
フードテックの特徴であり、やっかいなところでも
あると思います。

では、日本企業がフードテックで活躍できると
したら、どのような分野が考えられるでしょうか。

たとえば、日本には全国各地に酒蔵やみそ蔵があり、
伝統的に発酵系に強いという特長があります。
こうした企業は、発酵技術を使っていると
いう意味でフードテック企業と呼んでも
いいでしょう。こうした伝統的なフードテック企業と
現在の新しいフードテック企業が結びつくと面白いと
思います。

実際に米国では、日本の清酒で使われる麹(こうじ)を
活かしたビールを開発する会社、麹菌を独自に
開発して肉や魚の代替タンパク質を開発する企業も
登場しています。

日本企業は、培養肉のような単一の領域で
競争しても、マンパワーや資金の面で世界的な
企業と対抗するのは難しいでしょう。
しかし、発酵技術のような得意分野と
最新技術を組み合わせてニッチな分野に
注力すれば、新しい可能性が開けるのでは
ないでしょうか。

記事の内容は以上です。

この記事について、気づいた点を書きます。

●日本人は食べたいという欲求より栄養素を
先に考えるのか?

>「わざわざ大豆由来の代替肉を
食べなくても、豆腐や納豆で十分だろう」と
考えても不思議ではありません。

日本人は、代替肉を見た時に、栄養素を見て
食べるのでしょうか。
実際は、食べたいと思った肉を代替するのでは
ないでしょうか?


●海外の人達(Z世代も???)と日本人は
感覚が違うかも?

>実際に代替肉を食べたことがある方なら
分かると思いますが、現在はそんなに
安いわけでもないですし、従来の肉と
比べて特別おいしいわけでもありません。
環境にいいといわれても、今ひとつピンとこないと
いう人も少なくないでしょう。

これには同意します。

欧州の子供たちが地球温暖化を考えて
ヴィーガンになったというニュースを
見たことがあります。

好きでも(多分、美味しいと感じている)、
動物性のものを止める感覚は日本人には
理解できないでしょう。


●発酵技術と交わる新しい技術はどこから??

国内のフードテックと言えば、「不二製油」を
始め、まだまだ蓄積が足りません。

でなければ、海外勢と組む???

技術だけ盗まれませんか?

かなり心配です。

今日は以上です。

あとがき
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
テクノロジーの普及は、かつては
「新しい」、「便利」という理由だけで
進めてきました。
全てはメーカー側の都合です。

フードテックの起因が、シリコンバレーだと
いうことですが、不安しかありません。

しかし、世代が違うでしょうから、
エシカルな部分と共に消費者中心に
展開して欲しいと思います。

メルマガについての感想・要望を
vegegangplank@gmail.com
までお願いします。

ヴェジ・ギャングプランク

※私の名前について
表記を尾崎時雄としています。
崎の旁の上は本当は”立”です。
環境依存文字のため、表示されない
場合がありますので、”大”にして
おります。


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