【１００人いれば１００通りの正義がある】No.16｜ソーシャルスタイル（前S-style）メルマガバックナンバー

【１００人いれば１００通りの正義がある】No.16

2021年09月03日

人や世の中の動向を色々な視点で確認す
ることが大切だと感じています。

その中で今日は、モノの見方について
自分のことを振り返って考えてみます。

人のモノの見方は人それぞれ違います。

モノの見方を説明する際、ビジュアル化
するとわかりやすくなります。

円錐形は上や下から見ると円に見えます
が、横から見ると三角形に見えます。

実際に円錐形であることを知って
いて、相手がそれを知らない場合、

次のどちらかの言い方になります。

A．円も三角も正解（人それぞれだから）

B．円も三角も不正解（答えは円錐だから）

あなたは、
Aタイプでしょうか？
Bタイプでしょうか？

この例のように真実（円錐であること）を
知っている場合は、Aタイプのアプローチを
心掛けることでお互いに嫌な思いをせずに
済みます。

・相手の意見を尊重し、受け入れる。
（答えが円でも三角でも一旦受け入れる）

・その次に、丁寧に真実（円錐）を伝える。

というアプローチです。

でも実際には、全体像が見えないことが
多いため簡単にはいきません。

自分が円錐を円だと思っている場合は、
・三角は不正解

自分が円錐を三角だと思っている場合は、
・円は不正解

と相手を否定しまうことは自然です。
その結果、対立や言い争いになりがちです。

更に、自分の価値観と相手の価値観が完全
に一致することはまずありません。

自分の価値観が相手に受け入れられない
時、人は怒りや落胆や失望感を覚えます。

恥ずかしながら私が感情コントロールの
重要性を強く認識するようになったのは
５０歳を過ぎてからです。

それまでは、ついつい感情に振り回され
て、自分で止められないことがしばしば
ありました。

転機は、１００人いれば１００通りの正義
があるということを聞いたときでした。

キーワードは、”正義”という言葉でした。

怒りの感情は、相手だけでなく自分の心と
身体を傷つけるということも、心に響きま
した。

また、もうひとつ重要なことは怒りのコン
トロールです。

怒りの感情は「大脳辺縁系」で生まれ、
それを「前頭葉」で抑える構図になって
おり、理性が働くまで６秒程度かかると
言われています。
ですから怒りの感情は最初の６秒間は、
コントロールそうです。

まず、このことを理解し、怒りを感じたら
６秒間、心の中でカウントダウンすると少
しは落ち着くそうです。

また、怒りが爆発しそうになったら、その
場を離れることも有効だと言われています。

円滑なコミュニケーションは非常に重要で、
生産性を高めるためには必要不可欠である
ことは言わずもがなです。

自分が思う”正義”は、相手の”正義”とは
異なること、怒りのコントロールの２つを
意識し今日も楽しく過ごしたいと思います。