【 愛は思考か、感情か？～脳科学の観点からは？～】No.837
「愛は感情だ」―あなたは
そう考えていませんか。
今日は脳科学の観点から
「愛」を考えてみましょう。
例えば、あなたが子育て中
だったとします。
お子さんに対して
「ちゃんと挨拶しましょう」
「ありがとうを言いましょう」
と教えますよね。
一見、単なるしつけに見えますが
実は子どもの脳に「愛の回路」を
作り出しています。
こんな事例があります。
ある会社で働く22歳の女性。
愛情不足の環境で育った彼女が、
男性社員の「誠実さ」に惹かれて
いきました。
幼少期に十分な愛情表現を
学べなかった彼女の脳は、
「誠実さ」という安全な特質に
反応したのです。
もう一度、子育ての場面を
頭に描いてみてください。
子どもが転んで泣いているとき、
あなたは「痛かったね」と声をかけ、
優しく抱きしめるでしょう。
この何気ない行動が、子どもの脳に
「愛は安全」というメッセージを
刻み込んでいくのです。
年末年始は親戚付き合いがあります。
面倒くさいと思われる方も多いでしょう。
例えば３歳、４歳の子どもが、
普段会わないおばあちゃんと過ごす時間。
最初は警戒していたものの、
おばあちゃんの優しい言葉かけや
お手玉など知らない遊びを通じて、
少しずつ心を開いていく。
この過程も、愛の学習といえます。
かつて、オオカミに育てられた少女が
見つかったことがありました。
人間社会から離れて育った子どもは、
人との関係を築く方法を学ぶ機会が
ありませんでした。
愛は思考か、感情か？
愛は、日々の関わりの中で
育まれる思考だと捉えます。
「ありがとう」の習慣も
スキンシップも、
家族団らんの時間も、
すべてが脳に愛の回路を
築いていきます。
あなたの何気ない子育て
奥様やご主人への接し方が
愛の思考を育んでいくという
ことをもっと強く明確に
意識してみませんか？
言葉がけ
表情
すべてが伝わります。
「愛は育むもの」
という言葉があります。
この言葉は
愛は感情ではなく
愛は思考であることを
言い表しています。
愛を育てましょう。
あなたの幸せのために
ではでは
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